“猫ひろしさん、五輪消滅 国際陸連、資格認めず
【プノンペン共同】昨年10月に国籍を取得したカンボジアでロンドン五輪男子マラソン代表に選ばれたタレントの猫ひろし(本名滝崎邦明)さん(34)について、国際陸上競技連盟が参加資格を満たしていないと判断し、同国陸連に通達したことが8日、分かった。カンボジア側は決定を受け入れる意向で、猫さんの五輪出場は消えた。
カンボジア・オリンピック委員会のワット・チョムラーン専務理事は「これ以上は抵抗しない。早急に人選をし、別の選手を派遣する」と述べた。
国籍変更選手の参加資格について、国際陸連は過去に国際競技会で代表経験がない選手についても新たな規定をことしから導入し、国籍取得後1年が経過していない場合は(1)連続した1年の居住実績(2)国際陸連理事会による特例承認-のいずれかが必要になった。
国際陸連の照会に対し、カンボジア側は猫さんが「2009年からカンボジアに住み、ビジネスをしている」などと主張したが受け入れられなかった。特例の申請も認められず、7日付の文書で「国際競技会にカンボジア代表で出場できるのはことし10月以降」との最終判断を下された。
猫さんの自己記録は2月の別府大分毎日マラソンで出した2時間30分26秒で、五輪の参加標準記録に届かない。しかしカンボジアに標準記録に達した陸上選手がいないため、3月に代表に選ばれた。
[ 共同通信 2012年5月8日 22:10 ]”
一応の決着はついた。大方の予想通りだったとは思う。
「マラソンを2時間30分で走れるお笑い芸人」
というのも、ひとつの個性だったとは思う。しかし、その「個性」を生かす方法を間違えたかもしれない。
来年のモスクワでの世界陸上、再来年の韓国・仁川でのアジア大会に、カンボジア代表として出場、という道も残されている。そのために、さらに記録の短縮に挑むか。
国内の大会に「ゲスト」と出場しても、これまでのような温かい声援を受けるかどうか。汚い野次を浴びせられる方が多いかもしれない。少なくとも、「ゲストランナー」としての商品価値は暴落していると思う。
やはり、最後は「哀しい」結末になってしまった。
【プノンペン共同】昨年10月に国籍を取得したカンボジアでロンドン五輪男子マラソン代表に選ばれたタレントの猫ひろし(本名滝崎邦明)さん(34)について、国際陸上競技連盟が参加資格を満たしていないと判断し、同国陸連に通達したことが8日、分かった。カンボジア側は決定を受け入れる意向で、猫さんの五輪出場は消えた。
カンボジア・オリンピック委員会のワット・チョムラーン専務理事は「これ以上は抵抗しない。早急に人選をし、別の選手を派遣する」と述べた。
国籍変更選手の参加資格について、国際陸連は過去に国際競技会で代表経験がない選手についても新たな規定をことしから導入し、国籍取得後1年が経過していない場合は(1)連続した1年の居住実績(2)国際陸連理事会による特例承認-のいずれかが必要になった。
国際陸連の照会に対し、カンボジア側は猫さんが「2009年からカンボジアに住み、ビジネスをしている」などと主張したが受け入れられなかった。特例の申請も認められず、7日付の文書で「国際競技会にカンボジア代表で出場できるのはことし10月以降」との最終判断を下された。
猫さんの自己記録は2月の別府大分毎日マラソンで出した2時間30分26秒で、五輪の参加標準記録に届かない。しかしカンボジアに標準記録に達した陸上選手がいないため、3月に代表に選ばれた。
[ 共同通信 2012年5月8日 22:10 ]”
一応の決着はついた。大方の予想通りだったとは思う。
「マラソンを2時間30分で走れるお笑い芸人」
というのも、ひとつの個性だったとは思う。しかし、その「個性」を生かす方法を間違えたかもしれない。
来年のモスクワでの世界陸上、再来年の韓国・仁川でのアジア大会に、カンボジア代表として出場、という道も残されている。そのために、さらに記録の短縮に挑むか。
国内の大会に「ゲスト」と出場しても、これまでのような温かい声援を受けるかどうか。汚い野次を浴びせられる方が多いかもしれない。少なくとも、「ゲストランナー」としての商品価値は暴落していると思う。
やはり、最後は「哀しい」結末になってしまった。
結果として、今回の結末は良かったと思います。「オリンピック人出たいが為に、自分の国籍を変える。」という事は他にも無い訳では無いけれど、今回の場合は(猫氏に群がる連中の)“利益追求”というのが余りに露骨だったし、こういう形で自国の代表を選ばれたカンボジア国民も、決して面白くは無いだろうし。
唯、猫氏を異常な迄にバッシングしていたネット住民達なのに、オリンピックのフィギュア種目に出たいが為に外国籍から日本国籍に変える意向を明らかにした外国人選手に対しては、問題視する声が殆ど上がっていなかった事には疑問を感じました。猫氏の場合とはケースがやや違うにしても、日本の利益に結び付くならばOKというスタンスならば、其れは余りに身勝手と感じるからです。
批判も高かったですが、しかし生き残りが厳しい芸能ビジネスにおいて本人なりの命がけのビジネス行為、サバイバル行為だったのだと解釈します。
むしろ今回の落選が今後の長い猫さんの芸能生活において、よかったと言われるような結果になってほしいです。
書き込みありがとうございました。
体操の塚原選手が国籍を変更して五輪に出場しようとしたことも、厳しい批判がありましたね。
フィギア・スケートという種目は、全くの門外漢なので、よく分からないのですが、まあ、きちんとした手続きを経て、国際ルール上問題無ければ、別にいいのではないかと思います。
ただ、フィギアというと、浅田真央選手がトリノ五輪に年齢制限のルールで出場出来なかった際、
「ルールを変更させろ!」
という声が多く挙がったのが僕には疑問を感じました。当時、
「自衛隊のマラソンランナーでさえ、自殺に追い込まれるほどの五輪の重圧を中学生に味合わせていいのか?」
と書いた覚えがあります。
フィギアのテレビ中継も多くなり、ファンも多いようですが、以前、検索していて見つけたフィギア・ファンと称する人のプログを見たら、ブックマークしているサイトが「嫌韓、反韓」方面ばかりで驚きました。そんな人ばかりではないのでしょうけど。
確かに、芸能界で生き抜くために、
「マラソンで五輪に出た芸人」
というステイタスを求めたのでしょうね。しかし、それが失敗してしまい、残ったのは「売名行為」、「国籍を金で買った」といった類の汚名だけです。その汚名をどうして返上していくのか、それを思えば、やはり「哀しい」話だと思います。