観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

カイトオプティック スマートフォンアダプター

2024-10-16 19:50:00 | 観察機材

藤前干潟

今日の干潮時間10時57分 潮位 43cm

今日の満潮時間17時12分 潮位257cm

今日は第三水曜日の為、野鳥観察館は昨日に引き続き休館しています。

10月14日、昨年9月にkowaより発売された66mmフローライトレンズを使用したTSN-66Sのスコープを持った方が野鳥観察館にお越しになりました。

このスコープはまだ覗いたことが無かったので、他のスタッフも交え色々触らせてもらいました。

最近は新しい機種のスコープが販売されても近くに買う人がいなくて、デモ機が来ないと覗く機会が無く、良い経験をさせていただきました。

TSNー66SはすでにあったTSN-664と違い、77mmや88mm99mmと同じワイドズームアイピースが使える事が良いと思いました。

kowaさんのスコープもノーマルレンズやEDレンズの機種が減って、フローライトレンズ推しになり、価格も上昇して簡単に手に入れられなくなってしまいましたね。

そして、このTSN-66Sをお持ちの来館者の方が、スマスコ用のKite Optics Partsスマートフォンアダプターをご希望され、運よく前日に届いた2個の内1個をお譲り出来ました。(14日現在在庫は無くなりました。)

このスマートフォンアダプターの良いところはスマートフォンの装着の時間が短いところです。

メーカー(Kite Optics)はアダプターを事前に付けていれば1秒でスマートフォンをスコープに装着できると言っています。

ちなみに私は3秒くらいかかりますが、、、

事前に光軸調整をしておけば、アダプターのスコープの装着を含めても10秒ぐらいでスマスコ撮影を行えると思います。

色々ななスマートフォンアダプターを無駄遣いましたが、今のところ一番使いやすいのがこのKite Opticsのアダプターです。

最近の野鳥観察館のX(旧Twitter)での野鳥動画でケラレの無いものはこのアダプターを使用しています。

またこのアダプターは特に接眼レンズの口径が大きなスワロフスキーのスコープSTX・ATXにも対応します。

<bdi>このKite Opticsのスマートフォンアダプターを本国ベルギーから直接購入すると、海外送料を含めて1つで93.51ユーロ、さらに輸入関税・消費税が約10%がかかって、今日のレートで16,720円になってしまいます。</bdi>

<bdi>今回はたまたま1個余っていましたが、普通は欲しがる人が少ないので取り置きが有りません。
</bdi><bdi>事前に予約いただき、1週間ぐらい時間をくだされば、野鳥観察館ではもう少しお安くお分けできると思います。</bdi>

国内でも、こんな使いやすいスマートフォンアダプターをスコープメーカーが販売してくれれば、デジスコブームの後は家にしまったままのフィールドスコープを再び野外に持ち出す人が増えるかもしれません。<bdi></bdi>

Kite Optics Partsスマートフォンアダプター関連日記リンク

新しいスマスコアダプターその1

新しいスマスコアダプターその2

春の嵐、そしてスマスコアダプター総括

観察館からは鳥が遠いから

<bdi>また同じKite Optics社のスコープバックパックVIATOについては、現在2個の在庫があります。まだ円がユーロに対しそこまで安くない頃に輸入したので、今輸入するよりもお安くお分けできます。</bdi>

Kite Optics Partsスマートフォンアダプター関連日記リンク

新しいスコープバックパック

カイトオプティック社 Viato トライポッド バックパックを再度輸入します。

KITE OPTICS Viato が戻って来た。

明日の満潮時間 5時28分 潮位264cm

明日の干潮時間11時37分 潮位 48cm

 

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届きました。

2024-07-16 08:46:08 | 観察機材

今日、明日は振替・第三水曜日の為、野鳥観察館は休館日しています。

もうすぐ名古屋も梅雨が明けそうです。観察館周辺も鳥たちの姿は留鳥や夏鳥主体で少し寂しい状況ですが、
後ニ週間もすれば繁殖を終えたキアシシギやソリハシシギに続き、シギ・チドリの秋の渡りが徐々に始まります。

先週しばらく欠品が続いていた、Mr Jan Gearレンズキャリアシステムのカモ柄が届きました。

R06.09.06 現在MR JAN GEAR レンズキャリアシステム 現在カモ柄2個、黒色は残り在庫切れ。
 

そして、あんまり欲しがる人が少ないけど個人的には一番気に入っている、KITE OPTICS スマートフォンアダプターも少しだけ。

スマートフォンアダプターは便利なそうな他社のアダプターも出てきましたが、スマートフォンを取り外すと光軸がズレてしまったり
スワロフスキーATX/STXのような接眼レンズ口径の大きな機種にも対応できなかったり、
マグネットで装着するタイプでも毎回光軸調整を行わなくてはいけない機種が多い中、
KITE OPTICS スマートフォンアダプターは双眼鏡のように小さな口径でも、出回っているスコープの中で一番大きな接眼レンズ口径のスワロのスコープまで
付属のバンドを交換する事で対応でき、以前購入された方は使っていたVEO PA-65 スマートフォンアダプターよりも使いやすいと好評でした。

円安で少し価格の張る商品ですがフィールドスコープをお持ちの方は、是非観察館でお試しください。

 

 

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ウミネコとカルガモたち

2024-07-06 18:07:16 | 観察機材

藤前干潟

今日の干潮時間12時17分 潮位 33cm

今日の満潮時間18時59分 潮位252cm

 

今日の名古屋は雲が多い時間帯もありましたが、非常に暑く、猛暑日となったようです。

干潟にいる野鳥も口を開けているものが多く、暑そうでした。

 

ウミネコが徐々に増え続けていて、今日は100羽を超えました。

ヘラサギ1羽、クロツラへサギ2羽は今日も観察できており、干潟が広がる先へと餌を探しに行っていました。

野鳥観察館前に干潟が現れると、ウミネコが飛来し、羽繕いをしていました。その中には、今年生まれの幼鳥の姿が今日もありました。

 

 

カルガモやマガモの数も増えており、野鳥観察館の前の干潟で餌を食べたり、羽繕いしているのを観察できました。

 

 

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ4、カワウ166、ダイサギ12、アオサギ25、ヘラサギ1、クロツラヘラサギ2、マガモ10、カルガモ38、オナガガモ1、ホシハジロ8、キンクロハジロ1、スズガモ7、ミサゴ7、ダイゼン2、ケリ1、アオアシシギ4、イソシギ3、ウミネコ101、コアジサシ6

シジュウカラ、スズメ、ムクドリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス

 

明日の満潮時間 6時04分 潮位239cm

明日の干潮時間12時57分 潮位 34cm

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観察館からは鳥が遠いから

2024-05-13 20:55:44 | 観察機材

藤前干潟

今日の満潮時間 8時03分 潮位196cm

今日の干潮時間15時24分 潮位 47cm

今日は野鳥観察館の休館日です。

野鳥観察館からは500m先の導流堤の干潟を見る事が多いため、鳥が遠いです
なので頑張って800mmを買っても遠さはあまり変わりません。

干潟の野鳥観察で必要なフィールドスコープ、スコープも最近価格も高くなって数万円から100万円と幅はありますがカメラの望遠レンズよりは、陳腐化せず安価に購入できます。

一時期みんな使ってたデジスコに代わり、最近はフィールドスコープの画像をスマートフォンで撮影するスマスコが地味に増えてきています。

デジスコの時は専用アダプターが高額だったり、デジカメの機種更新も早く結構お金がかかりました。
その為、観察館ではスコープの機種・スマホのメーカーに関係なく使える汎用アダプターをお勧めしています。

スマホでの撮影なら、イケてない写真でも納得して証拠写真として利用できますし動画撮影も簡単です。

 観察館内で来館されたお客様と一緒に使っているスマスコ用アダプター、色々な機種のスマホを使っても簡単に光軸調整が出来るので便利なのですが、装着脱着を繰り返すと少しだけ光軸がズレるので数秒ですが再度調整が必要となります。

自分だけが使うのなら、自分のスマホに合わせた光軸で使えるアダプターがやはり便利です。

先週、来館されたお客様より注文が有ったKITE OPTICS スマートフォンアダプター、立派な化粧箱に入れられてベルギーから届きました。

送料も馬鹿にならないのでもう一箱。

以前紹介したKITE OPTICS スマートフォンアダプターは標準で装着しているバンドではKOWAのアイピースには丁度良い長さですが、スワロのアイピースでは口径が大きすぎてバンドの長さが数mm短く、予備で付属しているバンドを装着しKOWAとスワロのどちらでも使えるようにしました。

ざっくりと長さを測り、はさみでバンドを切ります。

ゴムバンドですが繊維が入っていて接眼レンズに締め付けても伸びが無いバンドです。

少し長目ですが、締め付けには問題ありません。

アダプター本体左側の楕円部分がマグネットで、スマホに楕円ステンレスプレートを貼ってアダプターに装着します。

接合部分が楕円の為、一度調整すればスマホアダプターとスマートフォンがズレる事は有りません。

長いバンドと交換しましたが、締め付け長さを調整できるのでKOWAの接眼レンズにも装着できます。

接眼レンズに固定するバンドに伸びが無いのでズーム接眼レンズなら、一番高い倍率で光軸合わせをすれば、接眼レンズに固定するバンドに伸びが無いのでKOWAからスワロ、その逆でアダプターを装着しても、再度光軸合わせの必要の無いアダプターです。

接眼レンズに固定するバンドに伸びが無いのでズーム接眼レンズなら、一番高い倍率で光軸合わせをすれば、接眼レンズに固定するバンドに伸びが無いのでKOWAからスワロ、その逆でも再度光軸合わせの必要の無いアダプターになりました。

カイトオプティック スマートフォンアダプターについては、新しいスマスコアダプターその2 を参考にしてください。

5月12日(日)に観察できた主な野鳥
カンムリカイツブリ2、カワウ145、ササゴイ1、ダイサギ20、コサギ3、アオサギ7、カルガモ4、オナガガモ1、ホシハジロ1、キンクロハジロ5、スズガモ122、ミサゴ4、トビ1、コチドリ4、ダイゼン45、キョウジョシギ1、トウネン78、ハマシギ995、サルハマシギ2、オバシギ1、キリアイ1、アオアシシギ20、キアシシギ26、イソシギ3、ソリハシシギ6、オオソリハシシギ9、チュウシャクシギ20、コアジサシ114

明日の満潮時間 8時46分 潮位180cm

明日の干潮時間16時18分 潮位 64cm

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春の嵐、そしてスマスコアダプター総括

2024-03-20 16:59:55 | 観察機材

藤前干潟

今日の干潮時間10時17分 潮位133cm

今日の満潮時間15時20分 潮位173cm

 

今日は明け方から低い雲が立ち込めて薄暗く時折雨が降る天気で、午後からは北西の強風が吹き荒れ、みるみるうちに藤原岳が雪で白くなりました。

本当なら今日は中潮で観察に適した潮なので、観察館の開館時間前にゆっくり鳥を見ようと思っていましたが、黒い雲が立ち込め薄暗く今にも雨が降りそうな天気です。

干出し始めた干潟にはアオアシシギの鳴き声が聞こえ、コアオアシシギと共に水際で餌を探し回る姿が目立ちました。左岸にも300羽程のハマシギの群れが飛来し、暗くて見辛いものの干潟はとても賑やかです。

他のシギから離れたところに、くちばしの長いシギを見つけました。オオハシシギです。

オオハシシギはアオアシシギやコアオアシシギ、アカアシシギと共に、毎冬少数が藤前干潟で冬を越しています。

干潟が大きく広がると、導流堤の干潟には1,000羽を超えたハマシギやダイゼンの群れが次々と飛来してきました。

 

続いてスマスコアダプターについてです。

他のスマスコアダプターと同じころに発注したのに、3週間ほど経って送られてきました。

今日のスマスコアダプターは双眼鏡用です。正確にはフィールドスコープにも使えるかな?と思ってポチりましたがスコープには使えないと気づいてキャンセルしようとしたら発送済でした。

今回のスマホの固定はカイトオプティックと同じスマートフォンの裏面に金属プレートを貼り付け、アダプターのマグネットにより磁力で装着したり外したりが簡単な最近の海外製品では流行りの方法です。


カイトオプティックとは違い、装着面が広いため多少の光軸ズレが毎回発生します。

自分の44mmジェネシス(双眼鏡)は見口が大きくアダプターが装着できなかったので、コーワさんにお借りしている33mmジェネシスに装着(この製品はアイピース・ゴム見口径43mmまでしか対応できません)

 

 

観察館内から岸沿いを泳ぐスズガモを撮影。
双眼鏡を手持ちで使って撮影するのはお手軽ですが、スコープを三脚を使用するスマスコとは違い手振れが多めな点に注意が必要です。

今回その1その2と4機種のアダプターを使用しましたが、
小さく・軽く・嵩張らず・装着慣れれば1秒・スマホの装着取り外しを繰り返しても後軸のズレが少ない、カイトオプティックのスマスコアダプターが一番良いかなと思いました。(カイトも使用前にアダプターを装着し光軸調整は必要)
ただカイトの価格は一番高いですが、スワロのスマスコアダプターに比べれば1/2以下の価格です。

また多人数で使うならセレストロンXYZかムーブショットムーブtridaptorをお勧めします。

 

最後に、昨日、電話でお問い合わせのあった「レンズキャリアを装着しているときは足元が見えるのか?」への回答です。普段気にせず使用していましたが改めて確認しました。

真っ直ぐ立っているときは確かに靴の先は見えていませんが、注意して歩いているときは足元及び靴の先は見えています。

階段を上り下りする場合でも足先及び足元の階段は確認できました。

使用しているときは気にならなかったので、歩行中は足元は見えているのでよほどの岩場や梯子以外は問題ないと思います。ただ高額なカメラ・レンズを運んでいることには違いないのでお気をつけて使用してください。

またレンズキャリアはリュックのストラップに装着しやすいよう、キャリアストラップが簡単に取り外せるようになっています。カメラ・レンズ等の重量が掛かっているときは問題ないと思いますが、装着したまま座るなど無負荷状態の場合ストラップのフックが外れる場合があります。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ19、ハジロカイツブリ4、カワウ6、ダイサギ1、コサギ3、アオサギ6、ツクシガモ2、マガモ23、カルガモ66、コガモ49、ヒドリガモ9、オナガガモ182、ホシハジロ3、キンクロハジロ211、スズガモ1,151、ミサゴ4、チュウヒ1、トビ1、ハジロコチドリ2、シロチドリ6、ダイゼン48、ハマシギ1,131、コアオアシシギ2、アオアシシギ9、イソシギ4、オオハシシギ1、ユリカモメ228、セグロカモメ4、オオセグロカモメ1、カモメ98、ズグロカモメ18

 

明日の干潮時間10時40分 潮位133cm

明日の満潮時間16時09分 潮位191cm

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