名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の干潮時間11時15分 潮位 60cm
今日の満潮時間17時35分 潮位247cm
今日は爽やかに晴れ、大潮で干潟も広がりました。
そんな今日は、南陽工場の煙突にのぼらせてもらい、高い場所から藤前干潟を見ることができたのでご紹介します。
※南陽工場の方の許可をいただき、職員の方の案内でのぼっています。
※今回は、環境省名古屋自然保護官事務所職員が藤前干潟普及啓発動画、画像を撮る目的で登ったのに同行させていただきました。
南陽工場の煙突は99.9mの高さがあるそうです。
その高さまで一歩ずつ、煙突の階段をのぼってたどり着いたのは、名古屋港が一望できる場所でした。
西側→南側→東側と写した写真です↓。
小さいですが野鳥観察館と稲永ビジターセンターが写っています↓。
野鳥観察館と稲永ビジターセンターを拡大↓。
こちらは北側↓。名古屋駅周辺のビルも見えます。
私たちが煙突の上にいる間、2回、チョウゲンボウが近くを飛びました。南陽工場の煙突には、チョウゲンボウやハヤブサがよくとまっています。もしかしたら、見慣れないものがいるので確認に来たのかもしれませんね。
真横の姿勢も見られました。
普段、チョウゲンボウやハヤブサはこういった景色を見ているのでしょうか。
確かにここからだと、藤前干潟のどこに鳥がいるか、鳥がどう動いているかが本当によく見えました。ハヤブサが鳥を狙うにはうってつけの場所でしょう。
ちなみに煙突の上には、鳥の骨もたくさんありました。ハヤブサが食べた鳥のものだと思われます。
ちょっとわかりにくいですが、干潟にいるカモ、ダイゼン、トウネンも見えました。ただ、この高さから人間の肉眼で探し出すのはかなり困難だと思います。
カワウの大群が狩りをしているのもよくわかりました。
狩りを終えて干潟で休むカワウ↓。
チョウゲンボウやハヤブサの気分に少しなることができて、貴重な体験でした。
また、改めて藤前干潟は名古屋という都会に近い場所にあり、名古屋港の一部なんだと、周辺の景色を見て感じました。
だからこその藤前干潟の重要性、魅力を伝えていけたら良いという思いを新たにすることができました。
案内してくださった南陽工場の職員の方、ありがとうございました。
最後は最近の野鳥観察館周辺で撮影された野鳥をご紹介。
毎日、野鳥観察館周辺で観察されているヤマガラ↓(9月27日撮影)。ニーニーと大きな鳴き声が聞こえます。
こちらはカワセミ↓(9月17日撮影)。小魚を狙っていたようです。
(※カワセミの写真は来館者の方に提供いただきました。)
今日観察できた主な野鳥 カワウ1,650、ダイサギ38、コサギ3、アオサギ22、マガモ14、カルガモ114、コガモ159、ヒドリガモ8、オナガガモ225、スズガモ4、ミサゴ12、チョウゲンボウ2、ハヤブサ1、シロチドリ1、ダイゼン24、トウネン91、ハマシギ1、アオアシシギ2、イソシギ1、ソリハシシギ9、オオソリハシシギ1、エリマキシギ2、ウミネコ21
明日の干潮時間11時45分 潮位 59cm
明日の満潮時間17時59分 潮位250cm