藤前干潟
今日の満潮時間10時18分 潮位212cm
今日の干潮時間16時14分 潮位 99cm
今日は野鳥観察館の年内最後の開館日。
昨日より強くはありませんでしたが、昨日よりも冷たい風が吹いていました。
やはり強い年末寒波が来ているのでしょうか。
朝、満潮前後の時間の庄内川河口では、水面から出ている流木の枝の上で羽を乾かすカワウの姿が。
カンムリカイツブリは潜水を繰り返していました。
庄内川河口に広がるヨシ原は一面茶色、冬の色です。近くの水面では、たくさんカモが休んでいました。
ヨシ原の上には、下方を見ながら飛ぶチュウヒ↓。
チュウヒもカンムリカイツブリやカモなどと同様、藤前干潟の冬の顔です。
さらに下流へと飛んで行くチュウヒを見ていると、急に上空に物影が。
ミサゴでした。近すぎてフレームからはみ出しましたが、ミサゴはこちらをジッと見ていました。
この後、上空で向きを変えて・・・、
急降下。
ヨシ原のすぐ脇に飛び込みました。満潮前後の時間帯とは言え、そんなに水深が深くない場所だと思うので、底にぶつかったりしないのか少し心配になりましたが、
何度か羽ばたいて水面から浮上したミサゴのその足は魚を掴んでいました。狩り成功です。
魚を持ったまま、飛んで行くミサゴ。この後、どこかでこの魚を食べていたのでしょう。
(※今日の掲載写真は全てHさんに提供いただきました。)
この後、お昼過ぎ頃に干潟が出始めると、ハマシギがすぐに飛来し始めました。
2日前、3日前はほとんど観察できなかったハマシギでしたが、今日は昨日と同程度の742羽をカウントできました。
今後、鳥たちの飛来に年末寒波の影響はあるでしょうか。
さて、今日で野鳥観察館の2018年の開館は終了です。
今年、来館いただいた皆様、当ブログをご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
2019年も野鳥観察館をよろしくお願いします。
そして、2019年1月には早速目玉イベントがあります。
今日のブログで紹介したミサゴやチュウヒをはじめとする猛禽類をテーマにした「渡り鳥調査隊&ミサゴのペーパークラフト」と「サイエンスカフェ」です。
みなさんのご参加お待ちしています。
また、2019年は藤前干潟にとって大きな節目の年です。
1月は藤前干潟の埋め立てが断念されてから20周年、そして2月はそれを受けた「ごみ非常事態宣言」が出されてから20周年となります。
この20周年を記念して、2月2日と2月16日には、イベントが開催されることにもなっています。
埋め立てから守られて20年が経つ藤前干潟ですが、今年はペットボトルをはじめとするプラスチックごみなどの漂着ごみの問題があらわになり、保全活動の継続が必要なことが改めて認識されました。
来年のこの20周年の節目を機会として、野鳥などの生きものの魅力あふれる藤前干潟への興味関心はもちろんのこと、藤前干潟の保全活動への興味関心が広まり、深まると良いと思っています。
【1月19日(土) 藤前干潟サイエンスカフェ等のご案内】
1月19日は「1部:渡り鳥調査隊とミサゴのペーパークラフト」と「2部:藤前干潟サイエンスカフェ」の両方に参加して、藤前干潟で鳥をみて、知って、作って、藤前干潟を楽しく学びませんか?
詳細はこちらのチラシをご覧ください。→チラシ表面(PDF[5.6MB])、チラシ裏面(PDF[5.3MB])
☆藤前干潟で学ぼう 鳥をみる、知る、作る!☆
【1部 藤前干潟の渡り鳥調査隊とミサゴのペーパークラフト】
日時:2019年1月19日(土)10:00~12:00
場所:名古屋市野鳥観察館、稲永ビジターセンター(集合は名古屋市野鳥観察館)
講師:森井豊久(名古屋市野鳥観察館)、間部裕子氏(NPO法人藤前干潟を守る会)
定員:20名(先着順)
参加費:無料
持ち物:お持ちであれば双眼鏡、防寒着
(※2部とあわせて参加される方には昼食をお持ちになることをお勧めします。)
申込み・問い合わせ先:下記
【2部 藤前干潟サイエンスカフェ「藤前干潟のハンターたち~ミサゴとその他の猛禽類~」】
日時:2019年1月19日(土)13:30~15:30
場所:稲永ビジターセンター 2階 会議室
講師:先崎啓究(せんざきひらく)氏(道央鳥類調査グループ)
定員:30名
参加費:無料
申込み・問い合わせ先:下記
【1部、2部共通】
申込み・問い合わせ先:
環境省名古屋自然保護官事務所
〒455-0845名古屋市港区野跡4-11-2
(TEL)052-389-2877
(FAX)052-389-2878
メールアドレス:WB-NAGOYA@env.go.jp
※「参加者氏名」、「住所」、「電話番号」を記入の上、メール、はがき、またはFAXで上記へお申込みください。
※申込締切は2019年1月15日(火)【必着】です。
主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
共催:名古屋市野鳥観察館、稲永ビジターセンター
協賛:イオンスタイル名古屋茶屋
【2月2日(土)、2月16日(土) 藤前干潟保全およびごみ非常事態宣言20周年記念イベント】
☆2019年2月2日(土) 藤前干潟保全20周年シンポジウム「ごみ非常事態宣言20年とこれから」@今池ガスホール(主催:東海学園大学、「なごや環境大学」実行委員会)→詳細はこちら(なごや環境大学HP)
☆2019年2月16日(土)ごみ非常事態宣言20周年記念イベント「なごやのみらいOpen Together!」@みなとアクルス一帯(主催:「なごや環境大学」実行委員会)→詳細はこちら(名古屋市HP)、もしくはこちら(なごや環境大学HP)
【その他の藤前干潟に関するイベント等】
☆2019年1月13日(日)午前7時45分~午前8時00分(NHK総合)再放送 NHKテレビ番組「さわやか自然百景 ~愛知 藤前干潟~」
今年の1月に放送された「さわやか自然百景~愛知 藤前干潟~」が再放送される予定です。
主に2017年10~11月に撮影された渡り鳥をはじめとする藤前干潟の自然・生き物が紹介されます。
(4K放送(BS4K):2019年1月19日(土)午前9時30分~午前9時45分)
→詳細はこちら(NHKのHP)
☆2018年12月20日(木)~2019年1月25日(金)環境省レンジャー写真展2018「中部地方の生き物、風景」@㈱東邦ガス・ガスエネルギー館(主催:中部地方環境事務所)
国指定藤前干潟鳥獣保護区、伊勢志摩国立公園、白山国立公園で働く環境省職員「レンジャー」と「アクティブ・レンジャー」が撮影した写真が展示されています。
→詳細はこちら(中部地方環境事務所HP)
☆2019年1月26日(土)第8回ごみと水を考える集い@藤前会館(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦のHP)
今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ25、カワウ85、ダイサギ4、コサギ6、アオサギ38、マガモ6、カルガモ56、オナガガモ630、コガモ12、ヒドリガモ4、スズガモ159、ホオジロガモ2、ミサゴ11、ハヤブサ1、シロチドリ31、ダイゼン30、ハマシギ742、ダイシャクシギ3、ユリカモメ7、セグロカモメ3、オオセグロカモメ1、ウミネコ5、ズグロカモメ17
※ 年末・年始のお休み ※
明日(2018年12月29日(土))~2019年1月3日(木)は休館します。
明日の満潮時間11時08分 潮位202cm
明日の干潮時間17時31分 潮位 98cm
30日(日)の干潮時間 5時35分 潮位 77cm、19時01分 潮位 90cm
30日(日)の満潮時間12時05分 潮位194cm
31日(月)の干潮時間 6時48分 潮位 94cm
31日(月)の満潮時間13時09分 潮位191cm
1日(火)の干潮時間 8時06分 潮位 95cm
1日(火)の満潮時間14時14分 潮位183cm
2日(水)の干潮時間 9時13分 潮位 99cm
2日(水)の満潮時間15時08分 潮位189cm
3日(木)の干潮時間10時10分 潮位 97cm
3日(木)の満潮時間15時55分 潮位195cm
4日(金)の干潮時間10時56分 潮位 93cm
4日(金)の満潮時間16時34分 潮位200cm