観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

10月最終日

2024-10-31 23:26:31 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間11時11分 潮位 88cm

今日の満潮時間17時05分 潮位244cm

 

今日は曇り空でしたが、穏やかな一日でした。

野鳥観察館の前を潜水ガモのスズガモとキンクロハジロの小さな群れが泳いでいました。採餌ではなく、羽繕い中のようでした。

よくよく見ると、その中にカモではない鳥が1羽。オオバンでした。

潜水ガモたちもまだ換羽中で、この後美しい繁殖羽になっていくと思われます。

また、上空でアオサギの大きな鳴き声が響いたと思って上を見上げたところ、魚をくわえたダイサギをアオサギが追っていました。

ダイサギはしばらく追われた後、干潟に降り立ち、急いで魚を飲み込みました。

今日は野鳥観察館の前辺りにも干潟が広がりました。干潟の周りには多くのオナガガモが集まり、採餌している様子を観察できました。オナガガモの逆立ち採餌も見られています。

 

さて、今日で10月も終わり。

明日からはメイカーズピアのMPギャラリーでの「藤前干潟野鳥写真展(藤前干潟ふれあい事業実行委員会主催)」がはじまるので、今日はその展示作業に行ってきました。

明日(11月1日)より11月27日(水)まで展示されています。

 

また、明日からはメイカーズピアでの藤前干潟写真展だけでなく、「藤前干潟スタンプラリー(藤前干潟ふれあい事業実行委員会主催)」や「名古屋ぐるっとツアー(公益財団法人名古屋観光コンベンションビューロー主催)」も始まります。

ぜひ、チェックして足を運んでみてくださいね。

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ1、カンムリカイツブリ41、カワウ357、ダイサギ12、コサギ2、アオサギ41、マガモ11、カルガモ15、コガモ222、ヒドリガモ112、オカヨシガモ4、オナガガモ631、ハシビロガモ55、ホシハジロ8、キンクロハジロ6、スズガモ380、ミサゴ22、トビ1、ノスリ1、シロチドリ13、メダイチドリ4、ダイゼン1、ハマシギ276、イソシギ1、セグロカモメ5、ユリカモメ10、ウミネコ29

カワラヒワ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ハシボソガラス

 

明日の干潮時間11時41分 潮位 92cm

明日の満潮時間17時27分 潮位247cm

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高校生による清掃活動が行われました。

2024-10-30 23:51:53 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間10時39分 潮位 87cm

今日の満潮時間16時43分 潮位239cm

 

今日はお天気は良かったものの、強い強い北西の風が吹きました。

稲永公園のイチョウの木も黄色く色づいてきています。

そんな今日は愛知県立惟信高等学校が藤前干潟で清掃活動を行っていました。

愛知県立惟信高等学校は名古屋市港区の藤前干潟の近くにある高校で、今年100周年を迎えるとのこと。

この100周年カウントダウン行事として藤前干潟の清掃活動を全校800人以上で行うことにしたそうです。

稲永公園と庄内川左岸では1年生と2年生が公園や護岸に落ちているごみを拾っていました。

南陽海岸(藤前海岸)では3年生が護岸のごみ(マイクロプラスチックも)を拾ったそうです。

10月19日(土)には藤前干潟クリーン大作戦が行われたばかりでしたが、クリーン大作戦などでは拾えなかった場所のごみも拾ってもらえて、たくさんのごみが集まりました。

参加されたみなさん、お疲れ様でした。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ13、カワウ2,628、ダイサギ8、コサギ1、アオサギ16、マガモ16、カルガモ8、コガモ260、オナガガモ307、ヒドリガモ187、オカヨシガモ2、ハシビロガモ14、スズガモ231、ミサゴ13、トビ2、シロチドリ7、ハマシギ305、アオアシシギ1、イソシギ3、セグロカモメ10、オオセグロカモメ1、ユリカモメ1、ウミネコ67

キジバト、ハシボソガラス、ハクセキレイ、ヒヨドリ

 

明日の干潮時間11時11分 潮位 88cm

明日の満潮時間17時05分 潮位244cm

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まだ募集しています。

2024-10-29 23:26:26 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間10時04分 潮位 89cm

今日の満潮時間16時20分 潮位233cm

 

今日は雨が強く降る時間帯もあり、藤前干潟の視界はよくありませんでした。

台風21号の影響で、今週末の3連休初日の11月2日(土)も天気は良くないようですが、11月の「藤前干潟の渡り鳥調査隊」を開催します。

雨が降っても館内で行います。野鳥は雨が降っても飛来します。

まだ参加者を募集していますので、雨の日でもゆっくりと落ち着いて野鳥観察をしてみたいという方がいましたら、ぜひご参加ください。

 

★11月2日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館

藤前干潟に飛来する野鳥を観察し、簡単な調査にチャレンジしてみませんか。

 

10月26日(土)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ21、カワウ3,383、ダイサギ21、コサギ7、アオサギ44、クロツラヘラサギ2、マガモ26、カルガモ15、コガモ630、ヒドリガモ191、オナガガモ277、オカヨシガモ56、ハシビロガモ192、ホシハジロ1、キンクロハジロ35、スズガモ242、ミサゴ14、シロチドリ1、ハマシギ3、アオアシシギ2、イソシギ2、オオソリハシシギ2、ホウロクシギ1、セグロカモメ3、ユリカモメ1、ウミネコ37

カワラヒワ、キジバト、スズメ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

 

10月27日(日)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ14、カワウ3,459、ダイサギ14、コサギ2、アオサギ30、マガモ7、カルガモ12、コガモ233、オナガガモ237、ヒドリガモ65、ハシビロガモ31、キンクロハジロ2、スズガモ134、オオバン10、ミサゴ20、シロチドリ7、ハマシギ103、アオアシシギ3、ホウロクシギ1、セイタカシギ1、セグロカモメ3、オオセグロカモメ1、ユリカモメ71、ウミネコ31

ヒヨドリ、ハシボソガラス、ドバト

 

明日の干潮時間10時39分 潮位 87cm

明日の満潮時間16時43分 潮位239cm

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秋のカモのカウントはつらいよ

2024-10-25 23:09:01 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 5時56分 潮位 98cm

今日の満潮時間13時38分 潮位194cm

 

9月からカモたちが続々と渡ってきています。

10月も下旬になってオナガガモ、スズガモは500羽を超える日も出てきました。

この後、さらに南へ移動するカモもたくさんいると思いますが、例年のこの時期の藤前干潟にしては、今秋はハシビロガモやヒドリガモの飛来数が多く、この一週間ほどはカウント(調査)が大変つらい状況になっています。

数が多いのももちろんつらいのですが、この時期のカモたちは一般に知られているオスの色鮮やかな羽衣ではなく、(水面採餌ガモは)一見全身が茶色の非繁殖羽(オスはエクリプスと呼ばれる)という羽衣をまとっているため、識別がしづらいのです。

からだの大きさやシルエット、さらには種ごとに特徴のあるくちばしの色や形、足の色などで種を見分けていますが、、、、頭を背中に隠してうずくまって寝ているとくちばしも足も見えず、さらには正面向きで胸の部分しか見えないと、非常にわかりづらいのです。

↓10月16日撮影。水面採餌ガモたちの群れは干潟の縁で休んでいることがあり、これが干潟に沿ってずーーっと続いて、1,000羽以上になることも。これを1羽1羽識別していくのはいつも以上に時間と集中力が必要です。

 

これから繁殖羽に換羽が進んで、識別がしやすくなっていきますが、まだしばらくは茶色のカモたちのカウントに苦戦する状況が続くのではないかと思います。

カモたちが完全な繁殖羽になり、美しい姿になるのは12月以降です。

その頃が待ち遠しいです。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ18、カワウ483、ダイサギ12、コサギ1、アオサギ32、マガモ4、カルガモ14、コガモ83、オナガガモ342+、ヒドリガモ157+、ハシビロガモ30+、ホシハジロ15、キンクロハジロ5、スズガモ131、ミサゴ15、ハマシギ71、アオアシシギ1、ホウロクシギ1、セグロカモメ3、ユリカモメ1、ウミネコ5

キジバト、スズメ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

 

明日の干潮時間 7時26分 潮位101cm

明日の満潮時間14時51分 潮位204cm

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色づく秋

2024-10-24 23:52:02 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間11時37分 潮位195cm

今日の干潮時間16時29分 潮位174cm

 

今日はハジロカイツブリを今季初めて観察することができました。

冬鳥たちが揃ってきました。

 

野鳥観察館周辺のピラカンサの実は、10月10日頃はうっすらと赤味があるだけでしたが、一気に熟してきました。

 

9月、10月もイベントが多かったですが、11月も藤前干潟に関連する様々な催しが予定されています。

11月は藤前干潟の日(11月18日)があり、ここ数年恒例となっている藤前干潟スタンプラリーも開催されます。

ぜひご参加ください。

【今後の藤前干潟に関連するイベント等】

★開催中~10月27日(日)秋の野鳥写真展「私の好きな秋・冬の鳥」&藤前干潟写真展「藤前干潟の魅力~風景・生き物~」@名古屋市野鳥観察館2階(主催:名古屋市野鳥観察館・藤前干潟ふれあい事業実行委員会)

 

★11月1日(金)~11月30日(土)「藤前干潟スタンプラリー」(※メイカーズピアMPギャラリーは11月27日(水)まで)(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)

藤前干潟に関する施設を回って景品をゲットしよう!

詳細はこちら(名古屋市ウェブサイト)をご覧ください。

 

★11月2日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館

藤前干潟に飛来する野鳥を観察し、簡単な調査にチャレンジしてみませんか。

 

★11月16日(土)「藤前干潟プロギング2024」@稲永公園(主催:名古屋市港区役所)

プロギングとは、ごみ拾いとジョギングを合わせたスポーツです。

藤前干潟を望む稲永公園とその周辺でプロギングしてみませんか?

稲永公園内では途中、専門ガイドによる干潟のミニミニ講座もあります。

詳細、申込はこちら(名古屋市港区のウェブサイト)をご覧ください。

 

★12月1日(日)藤前干潟ふれあい事業「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」@名古屋市野鳥観察館・稲永ビジターセンター(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)

野鳥観察をした後、カモのミニ模型へ色塗りをします!

詳細はこちら(名古屋市ウェブサイト)をご覧ください。

 

★12月8日(日)藤前干潟の釣りごみ清掃活動@新川右岸(名古屋市港区)(主催:WATERSIDE CONTROL・藤前干潟協議会)

年2回行ってきている藤前干潟の釣りごみ清掃を今回は藤前干潟の新川河口で行います。

詳細はこちらをご覧ください。

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ1、カンムリカイツブリ13、カワウ210、ダイサギ36、アオサギ25、マガモ5、カルガモ10、コガモ、ヒドリガモ243、オナガガモ237、ハシビロガモ86、ホシハジロ6、キンクロハジロ3、スズガモ326、ミサゴ25、トビ1、ハマシギ88、イソシギ1、オオソリハシシギ2、ホウロクシギ1、ウミネコ1

キジバト、ヒヨドリ、モズ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

 

明日の干潮時間 5時56分 潮位 98cm

明日の満潮時間13時38分 潮位194cm

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