観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

2021年もありがとうございました。

2021-12-28 21:24:04 | 冬の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間 6時07分 潮位 83cm

今日の満潮時間12時34分 潮位197cm

 

日曜日から雪が降り、昨日の朝は藤前干潟周辺は15cmほどの積雪がありました。

そして、太陽があまり当たらない場所は、今日の朝もまだ雪が残っていました。

こんなに雪が降るのは本当に珍しいです。

今朝の稲永公園↓。

稲永ビジターセンター↓。

 

今日は2021年最後の開館日でした。

寒いこともあって、来館者の方は多くはありませんでしたが、ミサゴを見に来た小学生の親子連れなどのバードウォッチャーの方もいました。

そして、今日はクロツラヘラサギ1羽も観察できました。

ずっと寝ていましたし、陽炎がすごくて、こんな写真しか撮れませんでしたが・・・。

 

今年も来館いただいたみなさま、当ブログをご覧いただいたみなさま、ありがとうございました。

今年は藤前干潟のラムサール条約登録20周年のプレイヤーということで、スタンプラリーなどのイベントが開催されました。

来年は20周年本イヤー。さらに多くの関連イベントなどが企画されてきていますので、忙しくなりそうです。

また、今年、野鳥観察館として記録に残しておきたいのは、初めて出版社さんと共同で展示を行えたことです(文一総合出版とのコラボ企画展「今日からはじめる ばーどらいふ展!」は来年1月10日まで開催しています。)

こういった展示は初めてでしたので、最初は不安なこともありましたが、多くの方に展示を見ていただけたと思っています。

今年も昨年同様、新型コロナウイルス感染症の影響で予定どおりにイベントを開催できないこともありました。

しかしながら、コロナ禍だからこそ、身近な自然やバードウォッチングに興味を持ったという方もさらに増えたようで、藤前干潟に初めて来たとおっしゃる方も多くいました。

夏休みはSDGsを学ぶという宿題をきっかけとして、本当に多くの小学生が野鳥観察館や稲永ビジターセンター、藤前活動センターに来てくれたということもありました。

プラスチックごみをはじめとする海ごみ問題に興味を持つ方も増えていると実感もしています。

来年も新型コロナウイルス感染症の感染に留意しながらの生活が続くと思いますが、その中でも、野鳥観察の楽しみや藤前干潟の魅力を知ってもらえるような発信・イベント開催をしていくとともに、保全に向けた活動もしていきたいと思います。

来年も野鳥観察館と、ラムサール条約20周年を迎える藤前干潟をどうぞよろしくお願いします。

みなさま、寒さには気をつけて良い年をお迎えください。

 

12月25日(土)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ1、カンムリカイツブリ177、カワウ3,930、ダイサギ2、コサギ5、アオサギ32、マガモ27、カルガモ62、コガモ13、オカヨシガモ2、ヒドリガモ18、オナガガモ193、ホシハジロ1、キンクロハジロ155、スズガモ137、ホオジロガモ2、ミサゴ11、トビ1、チュウヒ2(♂)、ハイタカ1、シロチドリ2、ハマシギ446、コアオアシシギ2、アオアシシギ3、ダイシャクシギ2、ユリカモメ82、セグロカモメ5、オオセグロカモメ1、カモメ1、ズグロカモメ38

キジバト、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

 

明日干潮時間 7時24分 潮位 94cm

明日の満潮時間13時35分 潮位201cm

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年内は12月28日まで開館しています(27日は休館)。

2021-12-24 19:00:34 | 冬の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間 9時16分 潮位212cm

今日干潮時間14時47分 潮位109cm

 

今日から名古屋市内の小中学校は冬休み。

いよいよ年末が押し迫ってきたのを急に感じます。

 

名古屋市野鳥観察館は年内は12月28日(火)まで開館しています(27日(月)は休館日です)。

12月29日(水)~1月3日(月)はお休みし、新年は1月4日(火)より開館します。

 

寒い冬でも、野鳥観察館の中からは暖かく野鳥観察を楽しめます。

1月10日(月・祝)までは、総合出版とのコラボ企画展「今日からはじめる ばーどらいふ展!」も開催中です。

ご来館をお待ちしています。

 

【今後の藤前干潟のイベント等のご案内】※新型コロナウイルス感染症の拡大状況・天候によっては変更・中止することがあります。

★展示中~2022年1月10日(月・祝)文一総合出版とのコラボ企画展「今日からはじめる ばーどらいふ展!」@名古屋市野鳥観察館2階詳細はこちら

 

★展示中~2022年1月16日(日)レンジャー写真展2021「中部地方の生きもの、風景」@農業文化園・戸田川緑地 農業科学館1階(主催:中部地方環境事務所)

 

★2022年1月1日(土)「初日の出ウォッチング!」@藤前活動センター前(主催:NPO法人藤前干潟を守る会

【日 程】2022年1月1日(土)
【時 間】6:30~8:00
【場 所】藤前干潟の堤防(藤前活動センター前)
【定 員】なし、申込み不要
【持ち物】防寒着、帽子、手袋
    ※暖かい服装でお越し下さい。

 

2022年1月15日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊~1月~&カモの足の形を見てみよう」@名古屋市野鳥観察館・稲永ビジターセンター(主催:NPO法人藤前干潟を守る会、名古屋市野鳥観察館)

1月の渡り鳥調査隊も、NPO法人藤前干潟を守る会との共同開催です。

冬鳥であるカモやカモメの仲間などの観察と簡単な調査にチャレンジします。

さらに、カモの足の形に注目して観察などをしてみる予定です。

【日 時】 1月15日(土)10:00~12:00
【場 所】名古屋市野鳥観察館・稲永ビジターセンター
【定 員】 15名
【対 象】 幼児~大人
【参加費】 大人200円、小中学生100円、幼児無料(保険料、材料費として)
【持ち物】 マスク、防寒着、お持ちであれば双眼鏡
【申込み・問合せ先】名古屋市野鳥観察館 TEL:052-381-0160

 

2022年1月23日(土)「第10回ごみと水を考える集い」@藤前会館(呼びかけ団体:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会など)

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ172、カワウ407、ダイサギ3、コサギ2、アオサギ24、マガモ36、カルガモ50、コガモ32、オカヨシガモ2、ヒドリガモ22、オナガガモ389、キンクロハジロ232、スズガモ119、ホオジロガモ2、ミサゴ19、トビ1、チュウヒ1、シロチドリ10、ダイゼン29、ハマシギ13、アオアシシギ5、イソシギ1、ダイシャクシギ3、ユリカモメ86、セグロカモメ13、ウミネコ23、ズグロカモメ25

 

明日の満潮時間 9時57分 潮位206cm

明日干潮時間15時35分 潮位111cm

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ホオジロガモ飛来

2021-12-23 23:49:56 | 冬の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

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藤前干潟

今日の満潮時間 8時39分 潮位218cm

今日干潮時間14時08分 潮位107cm

 

今日は名古屋市内の小中学校は終業式だったようで、明日から冬休みのようです。

気づけばすっかり年末ですね・・・。

 

今日は、今季初めて、ホオジロガモが確認されました。

ただ、繁殖羽のオスではありませんでした。

 

また、今日はダイシャクシギが、庄内川の中央辺りに現れた干潟で、休んでいるのも観察できました。

後ろ向きだったのですが、羽繕い中は、その長いくちばしが見えました。

ダイシャクシギがいたよりも少し深い場所では、オナガガモが一斉に水に頭を突っ込んで逆さまになって採餌をしていました。

 

そして、今日の夕日↓。雲が無く、鈴鹿山脈の山並みがしっかり見えました。昨日が冬至だったそうなので、これから日が長くなっていきますね。

 

 

12月22日(水)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ1、カンムリカイツブリ169、カワウ563、ダイサギ2、コサギ1、アオサギ34、マガモ52、カルガモ44、コガモ35、オカヨシガモ4、ヒドリガモ25、オナガガモ413、ホシハジロ4、キンクロハジロ127、スズガモ203、ミサゴ13、トビ1、チュウヒ1(♂)、ハイタカ1、オオバン2、シロチドリ15、ハマシギ85、コアオアシシギ5、アオアシシギ3、イソシギ1、ダイシャクシギ2、ユリカモメ51、セグロカモメ15、オオセグロカモメ3、ズグロカモメ25

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ8、カンムリカイツブリ141、カワウ601、ダイサギ1、アオサギ11、マガモ11、カルガモ55、コガモ73、オカヨシガモ2、ヒドリガモ25、オナガガモ166、ハシビロガモ1、キンクロハジロ203、スズガモ86、ホオジロガモ2、ミサゴ9、トビ2、チュウヒ1(♂、J)、シロチドリ8、ハマシギ83、コアオアシシギ1、ダイシャクシギ3、ユリカモメ15、セグロカモメ5、オオセグロカモメ1、ズグロカモメ22

ハクセキレイ、ハシボソガラス、キジバト 他、タヌキ1

 

明日の満潮時間 9時16分 潮位212cm

明日干潮時間14時47分 潮位109cm

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ダイシャクシギが3羽に

2021-12-19 23:31:37 | 冬の藤前干潟

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名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

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藤前干潟

今日干潮時間12時00分 潮位104cm

今日の満潮時間17時36分 潮位218cm

 

今日の午前中は風はあまり吹きませんでしたが、冷え込みました。

12月の尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同の定例調査が、今日は行われました。

昨日、観察できたクロツラヘラサギ2羽は、今日は見られませんでしたが、3羽のダイシャクシギが確認されました。

近年、大型のシギの飛来数、飛来頻度が減っているので、3羽でも嬉しいです。

導流堤の前の干潟に飛来したダイシャクシギ↓。

 

さらに、今日は毎年恒例のカワザンショウガイ調査が稲永ビジターセンターで行われました(NPO法人藤前干潟を守る会主催、なごや環境大学共育講座)。

NPO法人藤前干潟を守る会では、毎年この時期にこの貝の調査をし、藤前干潟の環境を見守っています。→昨年の調査の様子はこちら

まずは講師の和田太一さんから、この調査の目的と昨年までの調査結果について報告がありました。

その後、今日の調査方法について説明があり、干潟へ出かけました。

干潟の表面にいるカワザンショウガイ(黄色の矢印の下)。

サンプリングする地点を決めているところ↓。

その後、カワザンショウガイを含む泥などをサンプリング↓。

採取されたサンプル↓。この袋全てをひとつひとつ濾して、カワザンショウガイを見つけ出します。

参加者みんな、カワザンショウガイを見逃すまいと目を凝らして作業しました。

中には、泥だけでなく、ヨシくずやごみが混じっている地点のサンプルもありました。

参加者みんなの力で、全てのサンプルからカワザンショウガイを取り出した後、講師の和田さんから、最後にも解説がありました。(※メーテレさんが取材に来ていました。)

参加されたみなさん、寒い中、お疲れ様でした。

カワザンショウガイ調査が開始されて10年以上が経ち、来年度は今までのカワザンショウガイ調査結果を振り返る機会が設けられるかもしれないとのことです。

野鳥についてもそうですが、こういった調査が継続されていくことはとても重要なことですし、カワザンショウガイの10年以上の調査結果から何を知ることができるのか、楽しみです。

 

今日の尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同の定例調査で観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ171、カワウ314、ダイサギ17、コサギ5、アオサギ43、マガモ170、カルガモ290、コガモ287、トモエガモ4、オカヨシガモ144、ヒドリガモ212、オナガガモ969、ホシハジロ47、キンクロハジロ494、スズガモ934、ミサゴ22、トビ3、オオタカ1、チュウヒ1、ハイタカ1、クイナ1、オオバン62、ハジロコチドリ3、シロチドリ14、ダイゼン43、ハマシギ961、コアオアシシギ6、アオアシシギ4、イソシギ7、ダイシャクシギ3、タシギ3、オオハシシギ4、ユリカモメ66、セグロカモメ15、オオセグロカモメ6、カモメ3、ズグロカモメ47 他、55種、5,770羽

 

明日の干潮時間12時32分 潮位103cm

明日の満潮時間18時05分 潮位218cm

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今日からはじめるバードウォッチング!

2021-12-18 23:57:51 | 冬の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日干潮時間11時27分 潮位105cm

今日の満潮時間17時06分 潮位216cm

 

今朝、港区には車や屋根にうっすら雪が積もっていました。

野鳥観察館の西に見える、多度山は白くなりました。鈴鹿山脈や伊吹山は雲で見えませんでしたが、真っ白になっていたと思われます。

そんな寒い日でしたが、今日は予定どおり、初心者向けの野鳥観察会「今日からはじめるバードウォッチング!」を開催しました。

年末に近く、さらに寒い冬に開催ということで、企画時は参加者が集まるか心配していたのですが、予想に反してとてもたくさんの方々に参加いただきました。

冬に藤前干潟に渡ってきて、初心者にも見やすいカモの紹介をした後、双眼鏡の使い方を確認して、寒かったですが、外へ野鳥観察に出かけました。

時折、雪が散らつきましたが、カモやカンムリカイツブリ、ミサゴ、クロツラヘラサギ2羽(小さかったですが)などを観察しました(寒くなった方は野鳥観察館に戻り、館内から野鳥観察をしていただくなどしました)。

観察を終え、館内に帰ってきてからは、今日見て一番気に入った野鳥を参加者の方から教えてもらいました。

オナガガモ、マガモ、ヒドリガモ、ミサゴ、カンムリカイツブリ、カワウなどが一番気に入った鳥にあがり、それぞれ気に入ったポイントも紹介してもらいました。みなさん、しっかり行動なども観察されていたことがわかって嬉しく思いました。

最後に、野鳥観察の今後の楽しみ方などを紹介して終了しました。

とても寒い日となりましたが、カモやミサゴなどを近くに観察してもらえ、喜んでいただけたので、開催して良かったと思いました。

遠くへ行かずとも思っている以上に野鳥は身近にいて野鳥観察をすることができます。

スズメやカラスもよくよく観察してみると、行動などがおもしろかったりします。

今後も生活の中で野鳥のことを気にかけてもらい、日々の生活の中に野鳥観察の楽しみを増やしていっていただければ良いなと思っています。

 

こちらは、干潟で羽繕いをしていたクロツラヘラサギ2羽↓。

開館直後には、野鳥観察館前の川でとても太いウナギを飲み込もうと悪戦苦闘しているカワウも観察できました。

 

明日の干潮時間12時00分 潮位104cm

明日の満潮時間17時36分 潮位218cm

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