観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

秋の色があちこちに

2019-10-31 17:48:49 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 8時00分 潮位249cm

今日の干潮時間13時40分 潮位 99cm

 

今日も日中は暖かで穏やかな日となりました。

でも、朝晩は冷えるようになって、こたつや暖房器具がちょっと恋しくなってきました。

深まり稲永公園では、様々な木が葉の色を変えたり、実をつけたりしています。

緑だった木々が、赤色や黄色、茶色の秋の色に変わっていくのを見ると秋の深まりを感じます。

白い実をつけたナンキンハゼ↓。葉はこれからもっと赤くなります。

赤い実をつけたアキグミとキカラスウリ↓。

また、冬を代表する小鳥であるジョウビタキを野鳥観察館周辺で頻繁に観察できるようになっています(声もよくしています)。

こちら↓はオスのジョウビタキですが、メスのジョウビタキも見かけました。

なお、稲永公園でのジョウビタキの今季の初認は10月23日でした。

 

また、今日も干潟が出るとシギ・チドリが飛来しました。

ただ、シギ・チドリの飛来総数は昨日より少し減ったようです。

干潟に降りるハマシギなど↓。

オオソリハシシギ↓。まだ、これから干潟になる浅瀬で餌を探していました。

うつむきながら餌を探して歩くコオバシギとオバシギ↓(後方に1羽写るのはハマシギ)。

ハマシギは泥の中から今日もゴカイのようなものを引っ張り出していました。

ハマシギの近くでは、コガモも干潟で採餌していました。

明日から11月です。

今年も残り2ヶ月と思うと少しぞっとしたりもしますが、体調に気を付けて過ごしていきたいですね。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ27、カワウ714、ダイサギ31、コサギ20、アオサギ32、マガモ37、カルガモ106、コガモ137、ヒドリガモ16、オナガガモ259、ホシハジロ15、キンクロハジロ77、スズガモ229、ミサゴ23、トビ2、チュウヒ1(♀)、シロチドリ3、ダイゼン22、ハマシギ138、コオバシギ3、オバシギ4、アオアシシギ8、イソシギ2、オグロシギ10、オオソリハシシギ14、ホウロクシギ1、ユリカモメ16、セグロカモメ32、ウミネコ46

ハクセキレイ、ジョウビタキ、ヒヨドリ、スズメ、キジバト、カワラヒワ、ハシボソガラス など 

 

明日の満潮時間 8時43分 潮位233cm 

明日の干潮時間14時14分 潮位116cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハマシギの飛翔

2019-10-30 18:35:47 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時18分 潮位261cm

今日の干潮時間13時06分 潮位 82cm

 

今日は気持ち良い晴れの日となり、バードウォッチャーやカメラマンも多く訪れていました。

昨日のブログで紹介したミサゴの木は今日もまだ流されずにありましたが、開館直後はミサゴがとまっていたものの、その後はアオサギが長い間とまっていました。

なお、今日観察できたミサゴは19羽でした。

 

そして、干潟が出ると、今日もハマシギなどのシギ・チドリをたくさん観察できました。

現れたばかりの干潟に降りるハマシギ↓。ハマシギが群れで飛ぶ姿はやはりきれいです。

干潟が出るとすぐに、オオソリハシシギも干潟にやってきていました↓。

まだ、夏羽の残るハマシギも観察できました。

ハマシギたちはゴカイなどを食べていました。

また、ハマシギの中にはトウネン↓(1羽)やコオバシギ(1羽)も観察できました。

 

今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ31、ダイゼン8、トウネン1、ハマシギ232、コオバシギ1、オバシギ6、イソシギ2、オグロシギ2、オオソリハシシギ27、ホウロクシギ1 でした。

残念ながら、今日はヘラサギは確認できていません。

 

明日の満潮時間 8時00分 潮位249cm

明日の干潮時間13時40分 潮位 99cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミサゴの木

2019-10-29 18:46:42 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 6時35分 潮位267cm

今日の干潮時間12時31分 潮位 67cm

 

昨日は気持ち良い秋晴れのお天気でしたが、今日はまた雨が長い時間降りました。

雨続きで台風や豪雨での被災地は、本当に大変なことと思います。

 

藤前干潟周辺では被害と言えるような被害はなかったようですが、潮の満ち引きの度に大雨で出たごみが行ったりきたりしているのをまだ見ます。

野鳥観察館前には大きな流木が流れてきていて、その木に今日はミサゴが2羽とまっているのが観察できました。

先にとまっていたミサゴが、後から飛んできたミサゴを警戒↓。

その後はこの2羽がしばらくここで休んでいました。

 

藤前干潟はミサゴが普段とまっている場所が護岸より遠く、なかなか近くで観察できませんが、この流木にとまると野鳥観察館からいつもより少し近くに見られます。

この流木、しばらくは流れずにミサゴの木としてここにあると良いな、と思っていますがどうでしょう・・・。

 

また、今日は、ハヤブサが水面にいるカモ(恐らくコガモ)を襲っている様子も観察できました。

カモは、ハヤブサが襲ってくる度に水面に何度も潜って逃げていたようですが、何十回も(もしかしたら100回以上も)ハヤブサが上空をかすめて襲ってくるので、だんだん息が続かなくなってきたようで、干潟に近い浅瀬に近づいていってしまい、その際、ハヤブサに足で捕まえられてしまいました。

今回はハヤブサの粘り勝ちだったようです。

 

そして、今日の最後は、10月26日(土)に実施した「渡り鳥調査隊」の報告です。

この日は藤前干潟クリーン大作戦が行われる日だったので、10月の渡り鳥調査隊は当初、10月12日(土)に予定していましたが、12日が台風19号の影響で臨時閉館となり、26日に延期していました。

26日の渡り鳥調査隊には、たまたま稲永ビジターセンターと野鳥観察館に訪れた名古屋市内にある動物関係の専門学校生さんなどがとても熱心に参加してくれました。

参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

11月の渡り鳥調査隊は、11月16日(土)午前中に開催します。→詳細はこちら(PDF) 

また、同日の11月16日(土)午後からは、藤前干潟音カフェ「音でえがく藤前干潟」がお隣の稲永ビジターセンターで開催されます。→詳細はこちら(藤前干潟ふれあい事業)

この音カフェでは、藤前干潟に飛来する渡り鳥をテーマに音楽を楽しめます。

午前の渡り鳥調査隊、午後の音カフェに合わせて参加すると、藤前干潟の渡り鳥についてより深く知ってもらえると思います。

ぜひ、両方のイベントへの参加、お待ちしています。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ3、カワウ522、ダイサギ32、コサギ5、アオサギ47、ヘラサギ1、マガモ15、カルガモ50、コガモ417、ヒドリガモ7、オナガガモ473、ホシハジロ8、キンクロハジロ22、スズガモ189、ミサゴ6、ハヤブサ1、シロチドリ14、ダイゼン27、ハマシギ281、オオソリハシシギ27、ホウロクシギ1、ユリカモメ15、セグロカモメ18、オオセグロカモメ3、ウミネコ72

 

明日の満潮時間 7時18分 潮位261cm

明日の干潮時間13時06分 潮位 82cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

葦の船に乗って

2019-10-27 16:59:58 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間11時13分 潮位 48cm

今日の満潮時間17時18分 潮位260cm

 

今日もお天気の良い、過ごしやすい日となりました。

導流堤だけで観察されていた頃の飛来したばかりのヘラサギはあまり見向きされませんでしたが、ここ数日左岸にも時々飛来することが知れ渡って、

今日は、秋の渡りのピーク時のようにカメラマンがとても多く集まりました。

今日のヘラサギは早朝に休息場所を離れてから、降りる場所を探して飛び回りました。

右へ左へと飛び回って、導流堤の上に降りようとしてもアオサギに怒られたり、ダイサギに怒られたりと降りたい場所が定まりません。

まだ何処の干潟も干出していないので安心して降りられる場所を探します。

こっち キタ―――(゚∀゚)―――― !!

だけどUターンT_T。

上流の23号線まで飛んでいきますが再び下流へUターン(ToT)。

再びこっち キタ―――(゚∀゚)―――― !!

まさか降りるの?

カルガモ邪魔だよね?

葦の浮き草で休息していたカルガモもびっくりして逃げ出します。

カルガモを蹴散らして、やっと着地。「フゥー、やっと落ち着いた。」

アオサギには負けるけど、カルガモには強いです。

干潮に向かっているので、引き潮で葦の船は下流に流れてきます。

葦の船に乗ったヘラサギは目の前を通り過ぎ、

河口に向かっていきます。

観察館も見えてきました。

ヘラシギを載せた葦船は引き潮に乗って、どんどん名古屋港へ流されていきました。

 

さようなら。

 

 

 

 

 

その後、ヘラサギの行方は観察館からは、所在が分からなくなりましたが、導流堤より西側に調査で出掛けたスタッフからヘラサギが餌を探していたと確認されています。

残念ながら観察館の施設からは死角になる場所です。

 

今日の河口は、金曜日(一昨日)の大雨の影響で葦の塊が多く流れていき、ヘラサギだけで無く他のサギやカモも葦の船に乗って河口まで流れていく光景が良く見られました。

また干潮時間を過ぎると葦の塊は再び上流に流れていき、オオバンを満載して川をさかのぼっていく光景も見られました。

 

今日のヘラサギは日中は庄内川河口では観察できませんでしたが、観察館閉館後に休息していた所から庄内川河口の導流堤へ再び戻ってきました。

藤前干潟に飛来して1週間を過ぎ、十分休息もとれた頃でしょう。

このところ行動範囲も広くなったので、もうそろそろ藤前から旅立つ日も近いはずです。

 

今日の干潟のシギ・チドリは、昨日と同じくこの時期にしてはは多く飛来しているオグロシギやオオソリハシシギ達、500羽を超えたハマシギで賑わいました。

コオバシも比較的近くで見られ、左岸で3羽を確認できました。

天気が良くなって数が減った冬鳥のユリカモメは1羽しか確認できていません。

また泥質の藤前干潟では珍しくミヤコドリも観察でき、今日の調査では昨日よりも多い17種類のシギ・チドリが観察されました。

トウネン・キアシシギ・ソリハシシギが見られないだけで秋の渡りのピークに比べても見劣りしない種数です。

やはりシギ・チドリの飛来数が増えてくるとハヤブサを何度も見かけ、導流堤の上で休息している姿を長い時間、観察できました。

 

今日の尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会実施 藤前干潟周辺鳥類調査で確認できた主な野鳥
カンムリカイツブリ11、カワウ5,370、ダイサギ39、コサギ30、アオサギ68、ヘラサギ1、マガモ96、カルガモ290、コガモ769、オカヨシガモ14、ヒドリガモ54、オナガガモ805、シマアジ1、ハシビロガモ9、ホシハジロ30、キンクロハジロ44、スズガモ700、ミサゴ27、トビ3、オオタカ1、ハヤブサ1、クイナ1、オオバン58、ミヤコドリ1、シロチドリ13、メダイチドリ6、ダイゼン34、ハマシギ593、コオバシギ3、オバシギ9、ツルシギ1、オオハシシギ4、コアオアシシギ2、アオアシシギ16、イソシギ12、オグロシギ9、オオソリハシシギ37、ホウロクシギ1、タシギ7、セイタカシギ2、ユリカモメ1、セグロカモメ21、オオセグロカモメ2、ウミネコ128 他   58種  9,759羽

 

※明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の満潮時間 5時51分 潮位265cm

月曜日の干潮時間11時54分 潮位 54cm

火曜日の満潮時間 6時35分 潮位267cm

火曜日の干潮時間12時31分 潮位 67cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藤前干潟クリーン大作戦への参加・協力ありがとうございました。

2019-10-26 19:37:39 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間10時29分 潮位 49cm

今日の満潮時間16時44分 潮位253cm

 

昨日の大雨の被害が各地で出ているようですね。 

庄内川も新川も昨日の夕方はかなり増水し、藤前干潟クリーン大作戦の中堤会場(集合場所と駐車場)が冠水してしまいました。このせいで会場に設置されていた仮設トイレが流されそうになり、ロープで流れないようにしたそうです↓。

しかし、今朝は水が引いて、藤前干潟クリーン大作戦を無事開催することができました。

それでも、中堤会場の駐車場等は水が残り、早朝から実行委員会のメンバーが一生懸命、水を除いていました↓。

昨日はあんなお天気でしたが、今日の藤前干潟クリーン大作戦には多くの方の参加・協力をいただきました。

中堤会場には約580名もの参加者が集まりました。

そして、川沿いの清掃活動が行われました。

集められたごみの一部↓。中堤会場では約1,000袋(30Lごみ袋で)のごみが回収されたそうです。

また、中堤会場では清掃活動だけでなく、水質調査、干潟観察会、ヨシ植栽を見守る会、上流の恵那市で行われた「えな環境フェア」とのライブ中継なども実施されました。

多治見市から参加してくれた笠原中学校、北陵中学校の生徒さんなどが行った水質調査↓。

ヨシ植栽を見守る会の活動では、春に植えたヨシの生育状況を調査しました↓。

上流の恵那市で行われた「えな環境フェア」とのライブ中継は初の試みでしたが、担当の中部大学の学生さんがしっかり対応してくれました。写真の矢印のタブレットで会場を撮影し、えな環境フェアの会場にスカイプで会場の様子を報告しました。えな環境フェアの会場ではスクリーンにこの様子が映し出されたそうです。

ライブ中継中は参加者の方などにインタビューに答えてもらったりもしました。写真↓でインタビューに答えてくれているのは、恵那市三郷町から清掃に参加された方です。

また、テレビ愛知と中日新聞の取材もありました。テレビ愛知の取材に答える坂野実行委員長↓。

そんなこんなで、清掃活動以外にも盛りだくさんの内容のクリーン大作戦となりましたが、無事、全てを終了することができました。

清掃やその他の活動に参加・協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。

次回の藤前干潟 クリーン大作戦は来年5月23日(土)を予定しています。

また次回もよろしくお願いいたします。

 

さて、藤前干潟クリーン大作戦に続いて、今日の藤前干潟の野鳥の様子の報告です。 

今日は9時頃から藤前干潟クリーン大作戦の手伝いに参加するので、朝から9時前まで、引き始めた干潟に行ってきました。

到着時はまだ干潟は現れていなかったので、今日も最初は、増えてきたオナガガモやコガモに混ざったシマアジ探しです。

どうしても観察館館内からは遠くて、シマアジは普段のカウントからは漏れてしまいますが、今日は9羽のシマアジを見つける事が出来ました↑。

眉斑がはっきり見えないと分かりにくいシマアジ↑ですが、シマアジと良く似た大きさのコガモに比べて嘴が少しつぶれたハシビロガモの嘴のような形であること、頭の頭頂部が平らな事からも識別が出来るかと思います。

今日は干潟が出始める前にダイゼンが飛来してきました↑。ただ干潟が干出していないので水面に降りた後すぐに飛び去ってしまいました。

次にハマシギの群れが↑。

そして続いてオグロシギもやって来ました↑。飛んでいるときは黒い尾羽が目立ちます。

そしてオオソリハシシギも飛来↑。秋の渡りのピークも終わった10月後半にしては珍しく、37羽ものオオソリハシシギをカウント出来ました。

干潟が干出し始めて次々とシギ・チドリの群れが干潟の餌を求めて飛来してきます↑。

すると、導流堤の中ほどで休んでいたヘラサギも飛来してきました↑。

木曜・金曜(一昨日・昨日)と左岸にも飛来するようになったヘラサギですが、週末の今日は護岸に人が多く、左岸の干潟に降りる事無く、導流堤の干潟に戻っていきました。

ヘラサギは先週の19日(土)に飛来して今日で一週間になるので、少し庄内川河口に慣れたのか左岸にも飛来するようになりましたが、やはり導流堤の干潟が定位置なようです。

オオソリハシシギやオグロシギの群れに付いて、セイタカシギの若い個体も飛来しました↑。昨日の大雨で避難して来たのでしょうか?

潮がさらに引いて新たに他の場所の干潟が干出すると、ハマシギ達は干出したばかりの干潟に移動していきます。

数は少なくなりましたが、オバシギも干潟にやって来ました↑。今日は5羽のオバシギが確認されています。

そして、きれいな声で鳴きながらアオアシシギも飛来し、盛んに餌を探し始めます。(↑写真のアオアシシギ2羽の右側はシマアジ)

その手前にはオオハシシギも。(↑写真の右がアオアシシギ・左がオオハシシギ)

そして、メダイチドリも現れました↑。

でも、9時が近くなってきましたので、「藤前干潟クリーン大作戦(中堤会場)」に行ってきます。

 

中堤会場に到着後は清掃活動に参加し、さらに午後からは干潟観察会のスタッフとして活動しました。 

干潟観察会では、70人あまりの参加者が干潟の生きもの観察や泥遊びを楽しんでいました。

干潟では、ヤマトシジミ、ソトオリガイ、トビハゼやヤマトオサガニなどの生きものがみつかったそうです。

そして、藤前干潟にしては珍しく、アミメノコギリガザミ(ワタリガニの仲間)がたくさんみつかりました↓。同じくスタッフとして参加していたカニの専門家によると、昨日の大雨で海水の塩分濃度と水中の酸素濃度がかなり薄まった可能性があり、このために弱って干潟に流れ着いたのではないかということでした。確かに弱っていそうな個体もいました。でも、ハサミがとっても立派です。

そして、こちらも大雨の影響か、細かい泥が干潟に積もっていて、ここ数年にしては珍しく、ドロドロになる参加者が続出。全身泥だらけの人も。洗うのが大変でした。 

(※中堤の干潟観察会は、藤前干潟クリーン大作戦のために管理者に許可を得て行っています。中堤は普段は入れませんし、中堤や中堤沿いの干潟にむやみに入るのは危険です。) 

そして、中堤会場からは野鳥も観察できました。

普段は立ち入らない導流堤(中堤)の干潟では、ここ数日で飛来数が増えてきたオオバンを見つけました。

昨日の大雨で流されてきた、流木にはミサゴの姿も↓。

遠くの下流部にはこの朝に見たヘラサギが首を振りながら餌を探しています。 

お昼を過ぎてカメラマンが居なくなった左岸にいたヘラサギ・・・↓。他のサギ達と一緒にヘラサギが移動してきていました。

ちゃんと人が居るか居ないか見ているようです。 

その後、潮が満ちて干潟が無くなると、再びサギ達と一緒に導流堤の上に戻って休息に入りました。

毎年、春と秋に行われる「藤前干潟クリーン大作戦」では、清掃終了後に毎回、導流堤(中堤)の干潟で観察会を行っています。

普段立ち入る事が出来ない導流堤に入って、普段見る事が出来ない景色も見る事が出来ます。

次回(来年の5月23日)も是非、清掃と干潟観察会にご参加ください。 

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ4、カワウ2,001、ダイサギ17、コサギ4、アオサギ34、ヘラサギ1、マガモ12、カルガモ29、コガモ206、ヒドリガモ68、オナガガモ629、シマアジ9、ハシビロガモ1、ホシハジロ11、キンクロハジロ31、スズガモ160、ミサゴ30、トビ1、チュウヒ1、ハイタカ1、オオタカ1、オオバン6、シロチドリ5、メダイチドリ1、ダイゼン27、ハマシギ126、コオバシギ1、オバシギ5、オオハシシギ1、アオアシシギ6、イソシギ5、オグロシギ11、オオソリハシシギ37、ホウロクシギ1、セイタカシギ1、ユリカモメ86、セグロカモメ10、オオセグロカモメ2、カモメ5、ウミネコ107

この時期としては13種類のシギ・チドリが観察できた良い日でした。ハマシギは、たぶんカウント漏れがあり400羽程が飛来している筈です。

明日には月例の藤前干潟周辺鳥類調査が行われるので詳細な飛来数が分かるはずです。

 

明日の干潮時間11時13分 潮位 48cm

明日の満潮時間17時18分 潮位260cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする