藤前干潟
今日の干潮時間 10時28分 潮位 49cm
今日の満潮時間 16時57分 潮位260cm
今日から大潮で、特に今日・明日は午前中の干潮時間のため、観察には適した日です。春の大潮に比べ潮位が高いので最大干潮時間になっても干潟が大きく広がることが無く同じ場所で長時間観察出来ます。
観察館にとっても、今日のような時間帯の干潮時間ですと、開館前に干潟を回ってこれるので一番好きな潮回りの日です。
満潮時間が終わり潮が引き始めた頃、干潟に向かいました。
明け方は曇っていた他、夏に比べると日が昇る時間が遅くなって、暗い日です。手持ちで解放値の暗いレンズなので、ISO感度は昔なら驚きの5200いい時代です。
そおっと堤防から下を覗くとオオソリハシシギ・オバシギが休んでいました。オオソリハシシギの右となりには、すらっとした体つきで長い脚、尖った細い嘴のコアオアシシギが一緒に休んでいました。
しばらくするとシギの群れが飛んできます。コアオアシシシギです。
全部で29羽!!
まだ干潟が出ていないのに、水面に飛び込み泳いでいます。
しばらくすると泳ぎ疲れたのか手前まで飛んできました。
左2羽のアオアシシギと比べると、コアオアシシギは体も小さく嘴も真っすぐ細く尖っているのが分かります。
主に淡水性のシギなので、藤前干潟では時々数羽が観察出来ていますが20羽を超える群れは久しぶりです。
干潟が引き始めると、干潟に向かって群れがやってきます。
(↑左からオアシシギ4羽、下にコアオアシシギ、そして一番右の地味なシギ解りますか?)答えは一番最後で。
次にオオソリハシシギの群れ。群れの中にはオバシギも混じっています。(↑写真では5羽写っています)
今日のオオソリハシシギは17羽、オバシギは27羽観察出来ました。
しばらくするとダイゼンの群れ、夏羽の個体は少なくなりました。
ダイゼンと一緒に干潟にやって来たのはエリマキシギ♀幼鳥です。昨日までの雨で、コアオアシシギと共に藤前干潟に避難して来たのでしょうか?
上の方の写真でアオアシ・コアオと共に飛んできた個体はオバシシギと一緒に干潟で餌を捕っていました。
先々週から藤前干潟で観察出来ている個体で、コオバシギの幼鳥で幼羽から第一回冬羽へ換羽中のようです。(写真右コオバシギ、左オバシギ)
地味すぎて、できれば赤い成鳥夏羽の時に見たい種類ですね。
コオバシギは、よくオバシギに追われていますが、オバシギの群れと一緒にいることが多いので、根気よく探してみてください。
今日観察出来た主な野鳥 カワウ1356、ダイサギ9、コサギ4、カラシラサギ1、アオサギ13、マガモ35、カルガモ35、コガモ367、オナガガモ6、ホシハジロ4、キンクロハジロ、スズガモ17、ミサゴ15、トビ1、ハヤブサ1、ダイゼン70、ケリ2、トウネン7、コオバシギ1、オバシギ27、エリマキシギ1、コアオアシシギ29、アオアシシギ39+、イソシギ1、ソリハシシギ25、オオソリハシシギ17、チュウシャクシギ3、ユリカモメ1、オオセグロカモメ2、ウミネコ127、ハクセキレイ
明日の干潮時間 11時14分 潮位 41cm
明日の満潮時間 17時33分 潮位271cm