観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

コアオアシシギの群れが観察出来ました。

2015-09-26 10:55:55 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 10時28分 潮位 49cm

今日の満潮時間 16時57分 潮位260cm

今日から大潮で、特に今日・明日は午前中の干潮時間のため、観察には適した日です。春の大潮に比べ潮位が高いので最大干潮時間になっても干潟が大きく広がることが無く同じ場所で長時間観察出来ます。

観察館にとっても、今日のような時間帯の干潮時間ですと、開館前に干潟を回ってこれるので一番好きな潮回りの日です。

 満潮時間が終わり潮が引き始めた頃、干潟に向かいました。
明け方は曇っていた他、夏に比べると日が昇る時間が遅くなって、暗い日です。手持ちで解放値の暗いレンズなので、ISO感度は昔なら驚きの5200いい時代です。

そおっと堤防から下を覗くとオオソリハシシギ・オバシギが休んでいました。オオソリハシシギの右となりには、すらっとした体つきで長い脚、尖った細い嘴のコアオアシシギが一緒に休んでいました。

しばらくするとシギの群れが飛んできます。コアオアシシシギです。 
全部で29羽!!

まだ干潟が出ていないのに、水面に飛び込み泳いでいます。

しばらくすると泳ぎ疲れたのか手前まで飛んできました。

左2羽のアオアシシギと比べると、コアオアシシギは体も小さく嘴も真っすぐ細く尖っているのが分かります。
主に淡水性のシギなので、藤前干潟では時々数羽が観察出来ていますが20羽を超える群れは久しぶりです。

干潟が引き始めると、干潟に向かって群れがやってきます。
(↑左からオアシシギ4羽、下にコアオアシシギ、そして一番右の地味なシギ解りますか?)答えは一番最後で。

次にオオソリハシシギの群れ。群れの中にはオバシギも混じっています。(↑写真では5羽写っています)

今日のオオソリハシシギは17羽、オバシギは27羽観察出来ました。

しばらくするとダイゼンの群れ、夏羽の個体は少なくなりました。

ダイゼンと一緒に干潟にやって来たのはエリマキシギ♀幼鳥です。昨日までの雨で、コアオアシシギと共に藤前干潟に避難して来たのでしょうか?

上の方の写真でアオアシ・コアオと共に飛んできた個体はオバシシギと一緒に干潟で餌を捕っていました。
先々週から藤前干潟で観察出来ている個体で、コオバシギの幼鳥で幼羽から第一回冬羽へ換羽中のようです。(写真右コオバシギ、左オバシギ)
地味すぎて、できれば赤い成鳥夏羽の時に見たい種類ですね。

コオバシギは、よくオバシギに追われていますが、オバシギの群れと一緒にいることが多いので、根気よく探してみてください。

今日観察出来た主な野鳥 カワウ1356、ダイサギ9、コサギ4、カラシラサギ1、アオサギ13、マガモ35、カルガモ35、コガモ367、オナガガモ6、ホシハジロ4、キンクロハジロ、スズガモ17、ミサゴ15、トビ1、ハヤブサ1、ダイゼン70、ケリ2、トウネン7、コオバシギ1、オバシギ27、エリマキシギ1、コアオアシシギ29、アオアシシギ39+、イソシギ1、ソリハシシギ25、オオソリハシシギ17、チュウシャクシギ3、ユリカモメ1、オオセグロカモメ2、ウミネコ127、ハクセキレイ

明日の干潮時間 11時14分 潮位 41cm

明日の満潮時間 17時33分 潮位271cm

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冬鳥のコガモが増えてきました。

2015-09-23 21:22:57 | 秋の藤前干潟

今日の干潮時間  5時33分 潮位 99cm

今日の満潮時間 14時38分 潮位205cm

 

今日は朝曇りで光線が悪くカウントがし辛い日でした。オグロシギとオオソリハシシギは満潮時の導流堤で休息する総数から引き算で決めました。

今日観察出来た主な野鳥 カワウ221、ダイサギ6、コサギ5、アオサギ23、マガモ108、カルガモ780、コガモ181、オナガガモ3、ホシハジロ4、キンクロハジロ2、スズガモ20、ミサゴ15、トビ1、ダイゼン23+、アオアシシギ14+、イソシギ1、ソリハシシギ6、オグロシギ11、オオソリハシシギ14、チュウシャクシギ2、オオセグロカモメ2、ウミネコ162

金曜日ぐらいから観察に適した日になって、土曜日曜は午前中のお昼頃に大潮を迎え秋のシギ・チドリの観察が出来ると思います。

 

今年の探鳥週間に行っている、写真展の作品を現在募集しています。

今回のテーマは「狩りをする鳥たち」と11月18日に藤前干潟がラムサール条約登録湿地に決まった藤前干潟の日に合わせて「みんなに魅せたい藤前干潟」のテーマで行います。
「狩りをする鳥達」は国内で撮影された、生態系の頂点である猛禽類をテーマに募集します。
また「みんなに魅せたい藤前干潟」は、皆さんだけが知っている藤前干潟の魅力を写真を通して紹介していただけるような写真をお願いします。撮影対象は風景・生き物等幅広く募集します。

 

 申込用紙は野鳥観察館に設置の他、明日中に野鳥観察館HPからもダウンロードが出来ます。
写真展作品募集チラシpdf直接リンク http://www.inae-bird-watching-place.org/2015photo_ta.pdf

 

明日24日(木)は野鳥観察館の休館日です。

木曜日の干潮時間  8時37分 潮位 79cm

木曜日の満潮時間 15時36分 潮位225cm

金曜日の干潮時間  9時38分 潮位 63cm

金曜日の満潮時間 16時19分 潮位244cm

土曜日の干潮時間 10時28分 潮位 49cm

土曜日の満潮時間 16時57分 潮位260cm

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連休3日目

2015-09-21 17:12:31 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間  4時07分 潮位 92cm
             
16時34分 潮位147cm

今日の満潮時間 11時07分 潮位194cm

 長潮の藤前干潟は観察館が開館した頃には、干潟が小さくなって鳥達も後背地や導流堤に散って、カウントでは全体の数が掴みづらい日でした。実際のカウント結果はシギ・チドリを中心に、もう少し数が多いと思われます。

明日になれば明け方の干潮時間も1時間遅くなるので、もう少し見やすくなると思いますが、最大干潮時間を過ぎた頃の鳥達は餌取りも済み、干潟に残っているシギチドリや他の水鳥も休憩モードに入っているようで、引きはじめの頃のような活発さはありません。

今週はあまり良い潮ではないですが、時間を気をつければ、まだまだ秋のシギ・チドリの観察は出来ます。

今日観察出来た主な野鳥 カワウ3023、ダイサギ22、カラシラサギ1、コサギ2、アオサギ27、マガモ125、カルガモ694、コガモ81、オナガガモ5、ホシハジロ5、キンクロハジロ3、スズガモ26、ミサゴ14、トビ1、ダイゼン23+、トウネン、オバシギ4、アオアシシギ15+、イソシギ1、ソリハシシギ12、オグロシギ5、オオソリハシシギ15、、チュウシャクシギ4、セグロカモメ1、オオセグロカモメ2、ウミネコ52、ハクセキレイ2

明日は今日と同じく早朝での観察をおすすめします。午後の干潮目当てだと15時前からとなります。

今年の探鳥週間に行っている、写真展の作品を現在募集しています。

今回のテーマは「狩りをする鳥たち」と11月18日に藤前干潟がラムサール条約登録湿地に決まった藤前干潟の日に合わせて「みんなに魅せたい藤前干潟」のテーマで行います。
「狩りをする鳥達」は国内で撮影された、生態系の頂点である猛禽類をテーマに募集します。
また「みんなに魅せたい藤前干潟」は、皆さんだけが知っている藤前干潟の魅力を写真を通して紹介していただけるような写真をお願いします。撮影対象は風景・生き物等幅広く募集します。

 申込用紙は野鳥観察館に設置の他、明日中に野鳥観察館HPからもダウンロードが出来ます。
写真展作品募集チラシpdf直接リンク http://www.inae-bird-watching-place.org/2015photo_ta.pdf

明日の干潮時間  5時33分 潮位 99cm
            18時45分 潮位152cm

明日の満潮時間 12時57分 潮位192cm

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少し早起きをしてお出かけください。

2015-09-20 08:54:41 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  9時57分 潮位205cm

今日の干潮時間 15時28分 潮位131cm

 秋の大型連休、シルバーウィーク二日目。土曜日を含めた5連休は(土)小潮・(日曜)小潮・(月曜)小潮・(火曜)長潮・(水曜)若潮で、後半最後の23日春分の日は何とか午前中の観察はできますが、前半中半・は藤前干潟では一番観察が辛い日が続きます。

干潮時間が深夜から明け方で、皆さんが藤前干潟にやってくる頃は日中は満潮時間です。ただ潮が悪い日なので潮位の変化が少なく満潮時間が終わって1~2時間すると少しづつ干潟が見え始めますがその頃には逆光の中の観察になってしまします。

そこで、少し早起きして来てみませんか?
潮の良い時は引き始めを狙ったほうが良いですが、潮が悪い今回のような干潟が小さくなって沈む寸前に運がいいと鳥達が集まってくる可能性があります。

今日の6時半ごろの干潟にはアオアシシギの姿ばかりでしたが、干潟が小さくなる7時過ぎにはチュウシャクシギが2羽観察出来ました。春には100羽近く観察できるチュウシャクシギですが秋は数が少なく、今現在藤前干潟では5羽しか観察出来ていません。

春には、岸近くで観察出来ていましたが、毎年秋は数が少なく毎回導流堤で毎回カウントされているので、干潟が無くなる時には近くで観察できる機会が増えます。

8時近くになって観察館に出勤しようと荷物を片付けると、オオソリハシシギが15羽、無くなりかけた干潟に降りてきました。
観察館を開けて、プロミナを覗くとすでに干潟は無く、オオソリハシシギの群れは導流堤の上で休んでいました。

午前中は満潮で観察館も来館者は少なかったですが、満潮時間が終わった午後からは再びシギの群れが左岸に入って来て、観察者やカメラマンの姿も増えてきました。

明日の午前中は明け方から9時前までがお勧めです。(晴れていれば7時には順光で干潟に日が入ります。)午後は逆光になりますが、13時過ぎからがお勧めです。

明日の満潮時間 11時07分 潮位194cm

明日の干潮時間  4時07分 潮位 92cm 
           16時34分 潮位147cm

 

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オオタカ

2015-09-19 14:26:06 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間    14時49分    潮位    115cm

今日の満潮時間     9時09分    潮位    218cm

Hさん提供

お昼ごろに、オオタカの幼鳥が現れたため、カモ達が一斉に飛び立ちました。

そのせいか、シギ・チドリが1時過ぎまでまったく姿を見せませんでしたが、2時頃になり少しずつ戻ってきました。

                                                                               明日の干潮時間    15時28分    潮位    131cm

明日の満潮時間     9時57分    潮位    205cm   

 

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