観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

エリマキシギ

2013-03-30 12:52:05 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  7時24分 潮位239cm

今日の干潮時間 13時12分 潮位 11cm

Misago

 稲永公園内のサクラも咲きそろってきて一週間前の公園に比べ華やかになってきました。

藤前干潟の鳥たちは多く観察できたオナガガモやヒドリガモ・コガモ達カモ類が北に移動して行き、少し寂しくなりました。替わって、1・2週間すると、順番に南で冬を越したシギチドリ達が飛来し干潟は賑わうことでしょう。

Photo 

干潮時間を2時間過ぎた頃、鳥達の様子を見てきました。水際で休息しているのはダイゼンです。みんなまだ白っぽい冬羽ですが、もうしばらくすると背中が黒っぽくなってきて藤前干潟で観察できます。

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すぐ足元には2羽のエリマキシギ(左♀右♂)、冬の間、近くの水田や上流部で見かけた固体だと思います。

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オスはエリマキ状のきれいな飾り羽の夏羽になります。ただ残念なことにこの地方ではきれいな夏羽を見ることはまれです。

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葦原ではオオジュリン、この個体は冬羽ですが他に頭の黒くなってきた夏羽の固体も見られました。

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コチドリは番なのか、2羽が一緒に泥の上を走り回っていました。

しばらく干潟でハマシギを待っていましたが、このところ藤前に飛来するのが遅い時間で今日は午前中観察できませんでした。

5月のイベントのお知らせです。
5月10日から16日は愛鳥週間です。それに合わせて5月11日(土)、12日(日)愛鳥週間行事を実施します。詳しくはこちらをご覧下さい。

5月12日午後からは藤前干潟の鳥たちを数える企画、「藤前干潟の鳥をみんなで調べよう」を行います。現在調査隊員募集中です。小学生から初心者、ベテランを問わず幅広く募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。

また4月27日~5月26日には野鳥写真展を行います。写真展にともない皆さんから写真を募集しています。今年のテーマは「渡り鳥たちの空」「名古屋の野鳥」(4月9日テーマ追加しました)です。どしどし、ご応募お待ちしています。(締め切りは4月21日まで。)詳しくは下記のアドレスからご覧下さい。
2013年写真展募集要項及び応募用紙

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ7+、カンムリカイツブリ27+、カワウ147+、ダイザギ5、コサギ2、アオサギ12、マガモ17+、カルガモ2、コガモ75+、ヒドリガモ139+、オナガガモ45+、ホシハジロ26、キンクロハジロ1,546、スズガモ3,039、ミサゴ2、チュウヒ3、シロチドリ13、コチドリ2、ダイゼン60、トウネン1、エリマキシギ2、オオソリハシシギ1、ダイシャクシギ1、ユリカモメ115、セグロカモメ49、オオセグロカモメ9、カモメ74、ズグロカモメ8

明日の満潮時間  7時56分 潮位230cm

明日の干潮時間 14時27分 潮位 19cm

コメント
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