藤前干潟
今日の干潮時間 9時41分 潮位 51cm
今日の満潮時間16時01分 潮位228cm
今日も晴れましたが、風の強い一日でした。
今日の午前中は名古屋市港区にある中学校の約200名もの生徒さんが、
ラムサール条約に登録されている藤前干潟について学習するために稲永ビジターセンターと野鳥観察館を訪れ、
野鳥観察館ではカワウやマガモ、ダイサギ、ミサゴなどを観察しました。
中には、望遠鏡で鳥を観察しながら、熱心にスケッチしている生徒さんもいました。
さらには、夕方、授業終了後に数名の生徒さんが、再度、鳥を見るために野鳥観察館に来てくれて嬉しく思いました。
(今日の夕方は潮が満ちていた上に、逆光での観察はまぶしかったと思うので、
次回はぜひ、干潟の出ている午前中に来てくださいね。)
今日はたくさんの中学生の声で賑やかでしたが、
藤前干潟の継続的な保全を考えていく上で、将来の保全活動の担い手の育成は重要な課題となっています。
若い世代に藤前干潟を伝えていくため、昨日紹介した藤前干潟ふれあい事業や他団体が
子どもたちを対象としたプログラムを行っています。
野鳥観察館でも、主に若い世代に鳥類調査の魅力や重要性を知ってもらうために、
平成25年度から毎月1回、藤前干潟周辺の鳥類調査を体験してもらうイベント「渡り鳥調査隊」を実施しています。
(↑過去の渡り鳥調査隊の様子)
6月の「渡り鳥調査隊」は明後日(4日(土))に行います。
今の時期は渡り鳥が少なく、見られる鳥の数や種類は少ないかもしれませんが、
こういう時期だからこそじっくりと観察やカウントができるはずです。
野鳥観察初心者の方や、調査なんてちょっと難しそう、という方も歓迎です。
ぜひ、お気軽にご参加ください。
【6月の渡り鳥調査隊】
日時:6月4日(土)9:00~11:00
対象:小学生以上
場所:名古屋市野鳥観察館
参加費:無料
問い合わせ先:(TEL/FAX)052-381-0160、(MAIL)nagoya.kansatukan@car.ocn.ne.jp
4日は、運が良ければカモの雛が観察できるかもしれません。
小さくて分かりにくいですが、昨日、庄内川河口で見られたカルガモの親と雛たちです(↓)。
今日観察できた主な野鳥 カワウ951、ダイサギ9、コサギ1、アオサギ15、マガモ34(♂26、♀8)、カルガモ11、ヒドリガモ1、ホシハジロ3、スズガモ17、ミサゴ2
明日の干潮時間10時30分 潮位 31cm
明日の満潮時間16時57分 潮位244cm