観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

春のシギ・チドリの渡りが始まりました!

2020-03-22 15:54:13 | 春の藤前干潟

【臨時休館のお知らせ】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、

名古屋市野鳥観察館は3月2日(月)から3月31日(火)まで臨時休館しています。

(※当初は3月16日(月)まででしたが、延長しました。)

臨時休館の期間は状況により再度変更することがあります。

ご理解いただきますようお願いいたします。

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藤前干潟

今日の干潮時間11時22分 潮位 76cm

今日の満潮時間17時09分 潮位210cm

※3月31日まで臨時休館中です。

 

今日は雲の多い天気でしたが、お昼過ぎまでは風がほとんどなく穏やかな日でした。

昨日同様、稲永公園を訪れる人たちが多い日となりました。

そして、名古屋の開花宣言も今日出されたようですが、稲永公園のソメイヨシノが開花しました。

まだ一部の枝にポツリポツリとしか花は開いていませんが、いよいよ春本番を感じます。

ヤマザクラ(先日紹介したのとは別の木)も花が開き始めています。

 

今日は昨日の渡り鳥調査隊に続いて、尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同の藤前干潟周辺鳥類調査が行われました。

春になって鳥たちの移動が始まり、カンムリカイツブリやズグロカモメ・ミサゴの飛来数が大きく減少しました。

多いときは40羽以上観察できていたズグロカモメは、今日は14羽しかカウントできませんでした。

頭が黒くなった夏羽へと換羽した成鳥が藤前干潟から抜け始めているようです。

頭が黒くない若いズグロカモメはもうしばらく観察できますが、夏羽に換羽した成鳥が観察できるのはあと数日だと思われます。

ユリカモメも夏羽に換羽しはじめた個体を観るようになりました。
4月中頃には夏羽に換羽したユリカモメを見ることができます。

春の干潟で一番最初に囀るシギ・チドリの仲間である、コチドリも干潟に姿を見せ始めました。

今日は藤前干潟全体で5羽のコチドリがカウントされています。

コチドリと一緒に干潟に飛来したのはハジロコチドリです。

冬の間はコチドリと共に、田んぼなどで観察されていましたが、今日はコチドリと一緒に3羽のハジロコチドリを観察できました。

他には3月20日に観察されていたオグロシギ1羽や、今春初のオオソリハシシギ1羽が観察できました。

オオソリハシシギの飛来(初認)は例年通りですが、この時期のオグロシギの飛来は初めてです。
いつもよりかなり早いので、何処かで越冬していた個体なのでしょうか。

オグロシギ(↑)の周りに集まったコチドリやハマシギの姿を見ると、もう1か月先のシギ・チドリの渡りのベストシーズンが楽しみになります。

 

今日の尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同の藤前干潟周辺鳥類調査でカウントされた主な野鳥 ハジロカイツブリ12、カンムリカイツブリ333、カワウ856、ダイサギ13、コサギ50、アオサギ34、マガモ92、カルガモ161、コガモ293、オカヨシガモ33、ヒドリガモ167、オナガガモ29、シマアジ8、ハシビロガモ2、ホシハジロ30、キンクロハジロ177、スズガモ1,152、ミサゴ7、オオバン16、ハジロコチドリ3、コチドリ5、シロチドリ9、ダイゼン36、ハマシギ109、ツルシギ1、アオアシシギ4、イソシギ16、オグロシギ1オオソリハシシギ1、ダイシャクシギ1、タシギ3、オオハシシギ4、ユリカモメ290、セグロカモメ33、オオセグロカモメ6、カモメ204、ウミネコ2、ズグロカモメ14

 


明日の干潮時間11時50分 潮位 62cm

明日の満潮時間17時41分 潮位220cm


24日(火)の干潮時間12時17分 潮位 51cm

24日(火)の満潮時間18時12分 潮位227cm

コメント
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