観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

3月の渡り鳥調査隊を実施しました。

2020-03-21 23:45:22 | 春の藤前干潟

【臨時休館のお知らせ】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、

名古屋市野鳥観察館は3月2日(月)から3月31日(火)まで臨時休館します。

(※当初は3月16日(月)まででしたが、延長しました。)

臨時休館の期間は状況により再度変更することがあります。

ご理解いただきますようお願いいたします。

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藤前干潟

今日の干潮時間10時53分 潮位 91cm

今日の満潮時間16時35分 潮位196cm

※3月31日まで臨時休館中です。

 

今日は快晴でした。

潮も良くなってきたので、稲永公園の護岸にはバードウォッチャーや散策の方が多かったです。

 

そして、今日は3月の「藤前干潟の渡り鳥調査隊」を実施しました。

ただ、臨時休館中ですので、屋外のみの実施で、消毒やマスク、グループ毎の距離などにできるだけ留意しつつ実施しました。

護岸からはカンムリカイツブリ、スズガモ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、コサギ、ユリカモメ、カモメ、ミサゴ、トビ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、イソシギなどを観察してもらうことができました。

カンムリカイツブリの夏羽↓や、ヒドリガモが芝生の上で草を食べる様子を喜んでもらえていました。

カンムリカイツブリは、姿をみつけたと思ってもすぐに潜水してしまうので、じっくり観察してもらえるまで苦労しました。でもやっと見られた夏羽のカンムリカイツブリを、顔の周りの羽や冠羽がライオンみたいですね、と言っている方もいました。

そして、護岸のすぐ下には、小さな魚の群れも観察できました↓。群れが黒い塊のように見えました。魚たちは、岩についたものを食べているようでした。恐らくは、ボラの稚魚だと思われます。

臨時閉館中で、いつものように館内での見られた野鳥の振り返りなどはしっかりできませんでしたが、今日は良いお天気で、のんびりと初春の野鳥観察を楽しんでもらえたと思います。

参加いただいたみなさん、参加にあたっていろいろご協力をいただきまして、ありがとうございました。

次回の渡り鳥調査隊は【4月18日(土)】に実施予定です。

開催方法は今回同様配慮が必要になるかもしれませんが、その頃には春のシギ・チドリが渡ってきて、干潟の野鳥観察のベストシーズンにさしかかっているはずです。

 

今日の最後は稲永公園の咲き始めたボケの花に集まっていたメジロをご紹介。

紅白の花がおめでたい雰囲気です。

花の中に顔を突っ込んで、蜜を吸っていたようです。

くちばしや、くちばしの根本は花粉だらけになっていました。

(※カンムリカイツブリとメジロの写真は提供いただいたものです。)

 

今日の渡り鳥調査隊等で観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ15、カンムリカイツブリ240、カワウ1,430、ダイサギ6、コサギ43、アオサギ23、マガモ25、カルガモ11、コガモ75、オカヨシガモ3、ヒドリガモ30、オナガガモ2、キンクロハジロ4、スズガモ1,233、ミサゴ6、トビ2、ハマシギ55、イソシギ1、ダイシャクシギ1、ユリカモメ16、セグロカモメ25、オオセグロカモメ5、カモメ49、ウミネコ3、ズグロカモメ18

ハクセキレイ、スズメ、メジロ、ツグミ、ハシボソガラス、キジバト、ヒヨドリ、シジュウカラ など

※スタッフがイベント前後に確認したものも含んでいます。

 

 

明日の干潮時間11時22分 潮位 76cm

明日の満潮時間17時09分 潮位210cm

コメント
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