藤前干潟
今日の満潮時間 5時40分 潮位212cm
今日の干潮時間11時26分 潮位 97cm
今日は小牧基地で航空祭が行われていたようで、上空を舞うC130や空中給油機KC-767が見ることが出来ました。
上空の飛行機を見ながら潮が引くのを待っていると、上流で休息していたシギが飛来して来ます。
藤前干潟で冬を越したアオアシシギとコアオアシシギです。今日の調査ではアオアシシギ26羽、コアオアシシギ6羽が観察された他、
新たにツルシギも4羽観察されました。ツルシギは飛来数は少なくなりましたが、昔から春、一番早く日本に飛来します。
冬場にはあまり目にすることのなかったコサギも数を増やしてきました。
今日、コサギは43羽を確認しています。
カンムリカイツブリは数を減らしましたが、582羽がカウントされ、赤褐色の目立つ夏羽に換羽した個体も目にするようになりました。所々でディスプレイも見られています。
3月になって、ズグロカモメの成鳥夏羽個体が増えて来ました。
月例の調査では12月31羽、1月31羽、2月51羽の飛来数でしたが、
今日の藤前干潟全体の調査では、ズグロカモメは今季最大数の90羽をカウントし、その内の42羽が成鳥夏羽個体でした。
藤前干潟で見られるズグロカモメの成鳥夏羽個体は例年は最大10〜20羽程度なので、今日の42羽というカウント数は藤前干潟ではかなり多い飛来数です。
成鳥夏羽の個体は繁殖地に向かう季節なので、藤前干潟より東で冬を越していたズグロカモメが飛来したのかも知れませんね。
ゴカイを食べるズグロカモメ(成鳥夏羽)↑。
成長夏羽(左)と若い個体↑。
頭が真っ黒です。
現在庄内川左岸堤防道路は国道23号線より稲永スポーツセンターまで堤防工事のため一般車両・歩行者共通行止めとなっています。
稲永公園側からですとズグロカモメ観察はフィールドスコープ必須な距離ですが、
今日の調査では稲永公園対岸の藤前地区や飛島地区でも30羽以上が確認されていて、近くで観察できる機会が増えています。
今日の名古屋鳥類調査会・尾張野鳥の会実施 藤前干潟周辺鳥類調査でカウントされた主な野鳥 ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ582、カワウ1,661、ダイサギ3、コサギ43、アオサギ58、マガモ58、カルガモ69、コガモ156、オカヨシガモ140、ヒドリガモ171、オナガガモ86、ホシハジロ255、キンクロハジロ400、スズガモ706、ホオジロガモ3、ミサゴ14、クイナ1、オオバン10、ハジロコチドリ2、シロチドリ9、ダイゼン33、ケリ1、ハマシギ625、ツルシギ4、アオアシシギ26、コアオアシシギ6、イソシギ8、ダイシャクシギ2、タシギ8、オオハシシギ4、ユリカモメ218、セグロカモメ42、オオセグロカモメ10、カモメ91、ウミネコ1、ズグロカモメ90 他 計60種、6,279羽
明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。
火曜日の満潮時間 6時26分 潮位217cm
火曜日の干潮時間12時17分 潮位 60cm