観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

7月の渡り鳥調査隊を開催しました!

2023-07-29 18:05:34 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 8時52分 潮位 56cm

今日の満潮時間16時11分 潮位223cm

 

今日は、7月の渡り鳥調査隊を開催。

今回は中部地方環境事務所との共催で、野鳥観察と調査体験だけではなく、数が減っていて保全活動が各地で行われているコアジサシのデコイ(模型)の色付けも行いました。

最初は干潟の鳥を観察して、数を数えることをしました。

今回のテーマであるコアジサシは見られないと思っていましたが、遠~くに1羽だけ観察できました。

野鳥観察館から1.3kmほど離れた場所に浮いていた青色のごみの上にとまっていたコアジサシ↓。(心の目で見てください。)

その後、野鳥観察館に帰ってきて、見られた野鳥の種類と数を確認。今日は13種の野鳥を観察できました。

続いて、稲永ビジターセンターへ移動して1階で行われている「コアジサシ展」を見た後、コアジサシのデコイ塗りを実施。

みなさん、真剣に色を塗っていました。

本物のコアジサシの色に塗った参加者もいれば、好きな色、模様に色付けした参加者の方もいて、それぞれすてきなコアジサシができあがりました。

暑い中、参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

コアジサシのデコイ塗りを参加者みなさんで行うイベントの実施は初めてでしたが、みなさん、楽しそうに塗っていて嬉しく思いました。

絶滅が心配されているコアジサシのことを知り、身近に感じてもらえていると良いです。

 

さて、続いて、今朝の干潟の鳥たちの様子です。

暑い夏がやってきて、藤前干潟にはウミネコの飛来数が増えてきています。

繁殖を終えた成鳥や亜成鳥、そして早くも今年生まれの幼鳥の姿も目立つようになりました。

干潟を歩いているウミネコが大きなヤマトオサガニを捕まえました。

シギなどとは違って、ウミネコは大きなカニの肢を外さず、胴体を真っ二つに食いちぎり半分づつ飲み込んでいました。

梅雨が終わって徐々に飛来し始めたシギ・チドリも観察できています。

今日は新たに夏羽のダイゼンが飛来した他、オオソリハシシギが1羽増えて2羽を確認できました。

 

今日観察できたシギ・チドリ類 コチドリ2、ダイゼン4、ケリ2、アオアシシギ2、ソリハシシギ6、オオソリハシシギ2、チュウシャクシギ3、他ウミネコ258、コアジサシ3

 

明日の干潮時間 9時55分 潮位 56cm

明日の満潮時間17時05分 潮位242cm

コメント
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