正月公開の作品が、川越スカラ座に来た。
スカラ座は4回足を運ぶと、5回目は無料鑑賞できる。その恩恵にあずかり。
ウチダ チカは脇で光る女優のひとり。沖田修一作品や、園子温作品、渋川清彦が主演を務めるような、自主制作テイストの作品、近くでは谷崎潤一郎原作の『神と人との間』にも顔を出している。
役の特徴は、静かに見えてエキセントリック。
最近のことばを使えば、沸点の予測がつかないこじらせ女子といったところか。
特に今作でのスピード感溢れる台詞回しは、一見の価値がある。いわゆるマシンガン。
ストーリーはブログの紙幅を以ってして、3行もあれば書けてしまうが、出演する役者、殆どが無名である中で、『菊とギロチン』で印象的だった山田真歩が出演していることを発見。
さて内田 慈であるが、演技力は30代半ばにしてベテランの域であるが、この作品は脇で存在感を放つ役者は主役も張れることの証左である。