組織の部品では生きられないし、そんなことを、考える意識も持たないアウトロー。
裏社会とも繋がりがあるが、ダーティーなギブアンドテイクで、微妙に共存共栄を保っている。
心の中には、優しさの核を持つけれど、そこは上手く表に出せない。
オダギリジョーは今作もそんな役だった。
年配者は、別個のものも、自分がよく知るものに寄せたがる。予告編を何度も見ているが、ポスター写真を初めて目にした時から、主役は二階堂ふみと思っていた。
重症な人見知りだが、霊と交信する能力を有すオカルト少女を演じたのは、池田エライザでした。
最後半まで、ニコリともしない無表情の中に、感情をよく表現していた。
池田エライザ改めて、エライゾ！