日露合作映画『ハチとパルマの物語』仕事帰りに観てきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/7b/345ca3b65d95bad94800d7425446658e.jpg?1623332445)
冒頭のセレモニーシーンにて、壇蜜が現れたのには、びっくり。
(without色気の女優配役を希望)
1977年旧ソ連での忠犬物語がベースになる。当時の党支配の社会で、党から権益を得たビジネスマンが、愛犬同伴で国外に出ようとするが、
手違いにて、犬を置き去りにしてしまう。
作品始めの15分、犬(パルマ)が離陸態勢の飛行機を全力疾走で追いかける。愛犬家はここで、既にして大きめタオルが必要だろう。
置き去りパルマを少年が世話をする。父親は国営アエロフロートの機長職。この父子に拭いきれない確執があり。
また航空会社社員たちが、この少年と空港で主人を待ち続けるパルマを支えていくのだが。体制にゴマを擦らなければ、生き延びること不可な国営企業内部でも、種々軋轢がある。
ハッピーエンディングでめでたしではあるが、犬まわりの人々の行いは、きれいきれいと言えない70年代後半のソ連のありようでした。
小学校1年の時、1ドルは360円で、まだ海外旅行に行く人など稀な時代。父が羽田からスカンジナ航空のプロペラ機でヨーロッパ視察に出かけた。羽田のデッキ、母と妹と3人で離陸した飛行機をいつまでも、見ていたなあ。