Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

長い一日(Neu Isenburg)

2008-08-28 19:01:25 | ドイツ
今日もじめじめ・・
暑くはないのだが・・じめじめも困ったもんだ。
考えて見たらにほんの国内にいて『本当に良いお天気』と思えるのは年間10日くらいしかないんじゃないかしらね。

今日のランチは近くで弁当を買って食べた。パキスタンカレーなのだが本日のは『サトイモ入り』のカレーでした。結構美味しかったですよ。考えて見たら、あちらでは煮物なんでしょうね。カレー味の。昨日胃の痛かったkおばちゃんがこんな過激な刺激物を・・とも思ったのだけれど、食べたかったんだもんね。

○6月29日(日)

演奏会が終わって、他のお客様とともに、演奏会場を後にしたkおばちゃん。
ああ、何処へ行きましょうね?今夜は『宿無し』!

でも、この時点でkおばちゃんの選択肢として残っているのは、『とにかくフランクフルトに戻る事』ということだった。だって8月17日のブログに書いた通り 、明日は午前中には飛行機に乗って移動しなければいけから、とにかく少しでも飛行場の側に今晩はいたほうが安全なんですよね。ここ、バート・キッシンゲンは150キロ近く離れているのでこんなところで今晩もたもたしてちゃいけない・・ということは分かっていたのだが・・

ということで、なんとかアストラ君の所に戻ったkおばちゃん。ああ、駐車場近くにしておいてよかった・・それにここは建物の地下駐車場。人の出入りも少ないので・・・ぱぱっと着替えをついでにしちゃいました。長距離にお洒落は不必要ですからね。それに・・

精算をすませ、車を出そうとアストラ君に乗り込もうとしたとき、何処からともなく『アーーーーア!!!』という叫びともため息ともつかない複数の声が聞こえてきた。
それを聞いてkおばちゃんの思った事・・『あ、ユーロカップ終わったのね。で。ドイツまけちゃったのね。』ってこと。時間的にはそんな時間でした。

案の定、アストラ君とこの町を出ようと走っていたときに通りかかったパブ(バー)の外では、フェイスペイントでドイツ国旗を顔につけていたお嬢さんたちが、憮然とした顔で・・・にらまれてしまいました。ま、ご機嫌悪かったんでしょうね。

あ、そうそう帰りつく前にアストラ君に燃料を補給しないと・・と入ったガソリンスタンドでも、お客さんは皆無。まあ、町のちいさなスタンドですけどね。
小さなスタンドでkおばちゃんには実は良かったのです。なぜかと言うとアストラ君のガソリンのタイプが分かってなかったんです。たしかドイツはディーゼルを除いて3段階くらいに分かれてたんだけど、ドレだったか・・聞いたけど忘れた・・じょうたいだたのです。
スタンドのレジにいたおじさんに聞いたら・・アストラ君のドアーを開けてそこの脇に書いてあった表を見て、種類を指定してくれました。

と言う事で無事に給油。でもリッター1.569ユーロ

このころ両替ベースで1ユーロ約170円ですから・・266円ですよ!!一リットルが!!
日本のガソリン高の議論がばかばかしくなります。

さあ、とりあえず目的地がないとね・・ということで当初の予定のDreieichに向かって・・というか何処かに目的地をセットしないとナビ様働いてくれませので・・出発です。

出発したころはまが明るさが残っていたけれど・・走るうちにさすがに暗くなってきました。暗くなってきた上に、宿の無いkおばちゃん。走っているうちに色々考えるのですが、なんだかいい方向に考えがもってけなくなる・・・

でも、いざとなったら・・・車中泊ってのもあるかな・・とか。季節は悪くないしね。
そうなると、問題は何処にアストラ君を止めるか・・あんまり人通りのあるところだと恥ずかしいし、人通りのないとこだと危ないし・・なんてもんもんと考えながらとにかくフランクフルト目指して走りました。

Offenbach方面への出口案内を過ぎ、A3(E42)を降りたころになるっても、車中泊しようかどうしようか・・ということに結論は出てませんでした。一般道に降りて・・さあどうしようかなーーと思いながら走っていて見かけたヘッドボードに『Neu Isenburg』の文字が・・ああ、ここだったらなんとなくkおばちゃんにも様子がわかるとこ・・と思い出したのだ。

そう、その昔、フランクフルトの飛行場で初めにレンタカーを借りて友だちの留守宅に向かう途中、道に迷って入り込んだところがある場所だからだ・・というへんな記憶だけれどもね・・そういえばいくつかホテルがあったような・・でも真っ暗で良くわからないし・・と思いながらアストラ君を運転していてあ、と思い出したのが・・ナビ様の機能。

kおばちゃんの使っているナビ様にはご近所検索機能があり、レストラン、駐車場、ガソリンスタンド・・などがあらかじめ数軒は登録してあってジャンル別に検索できるのだがそのなかに『ホテル』というジャンルがあったのです。

さっそくナビ様にお伺い・・すると200メートルもしないところにHoliday Inn があることを教えてくださいました。あっという間にその前に・・着いたのだけれど・・あまりの真新しさにケチナkおばちゃんの頭に最初に浮かんだのは『高そう・・』と言う言葉。
ナビ様の画面には数軒、そこからの距離別に表示が・・とにかく後数軒拝んでからなかったら・・と決めて次に向かう事に。

でも、次って言ったって距離もあるけど、なるたけ庶民的なところ・・なんておもって『~HOF』なんて名まえのついているところをセットしたのは良いのだが・・・ナビ様の仰る通りに進むと・・工事中の行き止まりに・・ああ・・ついてない。もうちょっとなのに・・とりあえず方向転換して・・なんてバックし始めたら突然『ドン!!』という音が!!??

ありゃ・・どこかにアストラ君がぶつかってしまったようです。でもあたりは暗くても見えないし・・見えてる範囲のポールは避けたんだけど何にぶつかったんだ??と恐る恐る後ろを見におりると・・・

角に立っていたポールの土台が物凄く大きくてそれにバンパーがごっつんこ!ちょうど高さがおなじでして・・ありゃりゃ・・困った・・でもぶつかっちゃったものはしょうがない・・安ホテルを探そうと思ったばかりに・・高いものにつくかな・・と・・
実はこのころにはkおばちゃんの集中力も限界に来てました。

そこからまた慎重に方向転換して・・ナビ様にはさっきの『~HOF』以外の一番近いホテルをセット・・・以外と近くにもう一軒ありました。
辿り着いたのは『Quality Hotel Isabella Frankfurt Airport』と言うホテル。
明かりはついているし・・外観はさっきのHoliday Inn よりも庶民的というか年月はたっているみたいで・・でも高層で部屋数はありそうだし・・なんて思って車よせにとりあえずアストラ君を止めてフロントへ・・すると、フロント前のロビーにはどこぞの航空会社のクルーの一団が・・ただしおっさんばっかりでしたけど・・そんな彼らを横目に見て、kおばちゃんフロントのお嬢さんに『今晩部屋空いてます?』 聞いて見た。
お答えは『空いてます』とのこと・・さて問題は値段!でも、疲労困憊してたkおばちゃんもう、3桁ユーロでもいいや・・なんても思ってたんですけど・・『54ユーロです』のお答えに。『ああよかった。チェックインします。』と即決!これで宿無しにならずにすんだ・・と一安心しました。

ロビーにいたクルーご一行様は、お迎えのシャトルバンに乗ってご出発!kおばちゃんはチェックインの手続きをして、荷物をおろして・・そういえばアストラ君の駐車場は??と再び聞くと、メダルのようなものがついたホテルの名前の入ったバーを渡され、『これで駐車場のバーをあげて入ってください。駐車場はこのホテルをもう少し過ぎたバス停の側・・』と言われてしまった。あらら・・敷地内にはないのね。まあここまで来たらどうでもいいや・・とばかり・・言われた通りに探すが見つからず・・結局戻ってもう一度聞きなおして(何のことはない向かい側のバス停だった)ようやくアストラ君もお休みに・・
kおばちゃんもやっとお部屋に落ち着く事ができました。

お部屋に落ち着くころにはもう日付がかわっておりました。
あーーなんと長い一日だったんでしょうね。ほんと、最初から遠い事はわかっていたけど・・まさか宿無し寸前になるなんて・・それに・・生まれて初めて車をぶつけたし・・なんて日だったんでしょうね。

でも、お部屋は結構広く、バスタブ付きのお風呂も完備!でも、昼間温泉に入ったのでバスタブは使いませんでした。

そのうえ、電気ポットもあったのでお湯が湧かせる・・と早速持参の食料で今日のお粗末なディナーを・・そして、お茶も飲むことが出来ました。

アーお疲れ様でした。

でもそういえば、明日は早いんだ・・と思い入らないものを整理・・そんないらないものの中に入れたのが冒頭の画像のパンフレット。

ガイドブックの無かったkおばちゃんが行きの機内で仕入れたパンフレットだったんですけど・・まあ、お世話になるようなところには行きませんでした。

やっとなんとかなったkおばちゃん。お疲れ様でした。ぐっすり休ませて頂きましょう。
でも、目覚ましのセットは忘れずに・・ね。




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2 コメント

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弱り目に祟り目 (torachan0303)
2008-08-29 10:40:11
変換をパソコンに任せたので字があっているかわかりませんけど、そんな感じです。同じような経験あります。迷って知らない場所で、ごんとぶつけたこと(私の場合はガードレールにこすった)。あの精神的ショックと疲労感。もう早く帰りたい・・・と思った事を覚えています。

車大したことないとよいですけど。最近の車は、ちょっとぶつけても大きく壊れるんですよね。
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禍福は糾える縄の如し (kおばちゃん)
2008-08-29 12:26:46
この言葉が頭をよぎりました。だって10-ユーロのチケットがあまりにもラッキーすぎましたからね。

その日は車の状況をはっきり確認する元気も無くって・・もう、ぶつけちゃったものはしょうがない・・と・・

まあ、とりあえず眠るところに辿り着いただけでも幸せだと思いました。
お部屋も実はものすごく広かったんです。
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