落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

生きる

2007年08月17日 | 写真・絵


この暑さも今週までのようですね。
蝉も夏から秋の蝉に変わりつつあります。

そこで地上で夏を謳歌した蝉を描いてみました。
もう少し「生きたい」蝉の声が聞こえます。

えと文:元康さん


(クリックで拡大します)

盆すぎの墓参

2007年08月17日 | 日常・身辺
 Uターンラッシュのニュースが飛び交ったお盆もあっという間に過ぎた。相変わらず猛暑は居座り部屋の気温は朝から31度を指している。交通量も落ち着いていることだろうと能勢の妙見山北側にある本瀧寺に向かった。
 バイクの有り難いところで停滞もあまりなく風の中を涼しく走れた。田園の稲田はもう穂を垂れているもの見られた。

 お寺はセミの声だけで閑散としている。お花の売店も閉まっており、持参したお茶をお供えして近況報告した。
 納骨堂の脇にある坂を登ると鬱蒼とした杉木立の中に慶長年間建立といわれる本堂がある。ハリのある読経の声とお百度を踏む2,3人の姿が見られた。本堂奧に水行場がある。一度暑いときにやってみたいものとかねてから思っていたので実践することにした。寺務所に声をかけると「あ、どうぞ」と返事があった。滝の手前に更衣室がある。冬場用に石油ストーブも備えてあった。

 高さ20mぐらいあるだろうか竜の口から水が落下している。首筋に受けるとさすがに山の水、冷たい。しばらく受けると雑念が何処かへ行ってしまった。ビシビシと身体を打つ水を感じるのみの世界になった。般若心経を読み終える(情けないことに未だに覚えきらない)2,3分で冷えてくる。
 他にはだれもおらず、ド素人行者の自分は作法もわからなかったが2,3度繰り返しとにかく終わった。非常にスッキリしたいい気分だった。この余韻は忘れられないだろう。
 それにしても酷寒のなかおやりになる行者さんの強固な意志、信仰心は篤いものだとあらためて感心した。



 帰路、野間の大ケヤキに立ち寄った。4月に見たときはまだ葉がなかったが、今日は豊かに葉をつけ大きな緑陰を作っていた。(右:今年4月6日の写真)