常識を学べない生徒や父兄の精神的苦痛はどこへ持っていいのやら・・・
教育委員会とやら、文科省は何をしているのかな、他人事ながらお気の毒な話。
教育委員会とやら、文科省は何をしているのかな、他人事ながらお気の毒な話。
【産経抄】3月16日 2009.3.16 02:10
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090316/edc0903160210000-n1.htm
日本初の本格的長編カラー劇映画「カルメン故郷に帰る」は、東京・浅草のストリッパーが、故郷の村に帰って混乱を巻き起こすコメディーだ。「わしが自分で裸で踊るより恥ずかしい」。娘が村でストリップをやると聞いて泣く父親に、笠智衆演じる小学校の校長先生がいう。
▼「恥ずかしいということは人間だけが知っていることだ。尊いことだ。尊いことだよ」。人間だけが知る「尊いこと」を伝えるのが、教育のはずなのに、正反対の性教育がまかり通る学校があった。性器の部分が強調された男女の人形などを教材にしていた、東京都立七生(ななお)養護学校(日野市)もそのひとつだ。
▼児童生徒が暮らす寮では、時や場所を選ばずに、性器の名称を口走ったり、触り合ったりしている、と保護者らから苦情が寄せられていた。集会室で自慰行為を始めた男子生徒に寮の職員が注意すると、「学校で恥ずかしいことじゃないと教わった」と答えたという。
▼七生養護学校の過激な性教育が明るみに出たのは、平成15年に都議会で指摘した都議が視察し、それを小紙が報じたからだ。当時の教員らが、精神的苦痛を受けたなどとして訴訟を起こし、東京地裁は先週、都議の行為を「不当な支配」と認定した。
▼何だか、従軍慰安婦問題を扱ったNHKの番組をめぐる騒動を思いだす。そもそも、昭和天皇を弁護人抜きで一方的に断罪する“法廷”など、放送に値するはずがないのに、政治的圧力の有無ばかりが取りざたされた。
▼今回も裁判所は、性教育の内容については判断を示さなかった。問題の本質から目をそらした判決だ。元教員たちは、都教委に没収された教材を取り戻して、再び過激な性教育を広める決意を語っている。やれやれ。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090316/edc0903160210000-n1.htm
日本初の本格的長編カラー劇映画「カルメン故郷に帰る」は、東京・浅草のストリッパーが、故郷の村に帰って混乱を巻き起こすコメディーだ。「わしが自分で裸で踊るより恥ずかしい」。娘が村でストリップをやると聞いて泣く父親に、笠智衆演じる小学校の校長先生がいう。
▼「恥ずかしいということは人間だけが知っていることだ。尊いことだ。尊いことだよ」。人間だけが知る「尊いこと」を伝えるのが、教育のはずなのに、正反対の性教育がまかり通る学校があった。性器の部分が強調された男女の人形などを教材にしていた、東京都立七生(ななお)養護学校(日野市)もそのひとつだ。
▼児童生徒が暮らす寮では、時や場所を選ばずに、性器の名称を口走ったり、触り合ったりしている、と保護者らから苦情が寄せられていた。集会室で自慰行為を始めた男子生徒に寮の職員が注意すると、「学校で恥ずかしいことじゃないと教わった」と答えたという。
▼七生養護学校の過激な性教育が明るみに出たのは、平成15年に都議会で指摘した都議が視察し、それを小紙が報じたからだ。当時の教員らが、精神的苦痛を受けたなどとして訴訟を起こし、東京地裁は先週、都議の行為を「不当な支配」と認定した。
▼何だか、従軍慰安婦問題を扱ったNHKの番組をめぐる騒動を思いだす。そもそも、昭和天皇を弁護人抜きで一方的に断罪する“法廷”など、放送に値するはずがないのに、政治的圧力の有無ばかりが取りざたされた。
▼今回も裁判所は、性教育の内容については判断を示さなかった。問題の本質から目をそらした判決だ。元教員たちは、都教委に没収された教材を取り戻して、再び過激な性教育を広める決意を語っている。やれやれ。