落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

秋風と共に

2009年11月11日 | 政治・外交
今日は冷たい雨が降り続いた。ところによっては雷雨となって浸水したところもあるという。
政権交代から早3月、政権が左翼与党となり、マニフェストから隠していた外交人参政権法案や夫婦別姓法案が上程されようとしている。多勢をよいことに今の内に通そうという焦りも感じる。一部のメディアを除いて取り上げられることもなく人権弁護士千葉某女(現法務大臣)が暗躍した国籍法改悪の如く国民の知らぬ間に通ってしまう懸念がある。それもこれも選んだ有権者が悪いのか。自民党にはこの亡国法案を何としても阻止してもらいたいもの。

米のチェンジ旋風大統領の人気は早くも凋落の兆しがある。バージニア、ニュージャージーでは共和党州知事が選ばれたとのこと。
政治資金で脛の傷を気にしながらの日本の首相はどこまで持ちこたえるやら・・・
よいことずくめの公約も財源が乏しいことがはっきりしてきた。
以下は鳩山政権のこれまでを端的に総括しておられるメルマガ。
http://www.melma.com/backnumber_45206_4668310/
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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
      平成21年(2009年)11月11日(水曜日)
          通巻2767号鳩山政権の閣僚から「笑顔」が消えている
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「官僚たちの暑い夏」から「売国者たちの寒い冬」へ
  鳩山政権の閣僚から「笑顔」が消えている。器を越える重責に深刻
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 圧勝の夜の満面の笑みは、内閣発足まで続いた。微笑み、爆笑、苦笑。
 小沢の風貌は「この世をば我が世の春と望月の欠けたることもなしと思えば」と思し召した藤原某のごとしだった。

 小鳩政権がスタートして、最初の躓きは「25%」、つぎに日米同盟の亀裂、そして八ツ場ダム、普天間基地、税制改革の暫定税率、旧官僚の登用。。。。。。。。。。。

 およそ誰からも笑顔が消えた。
 まだ辛うじて大手マスコミ、とくに朝日新聞が味方しているので、目の前がすべて敵というリアリティに乏しいが、操作された世論調査ですら鳩山人気が凋落している事実を示してあまりある。
 昂奮のあまり、目がイっていた外務大臣も、日米同盟を基軸という基本からの逸脱をはかる蛮勇に乏しく、やや正常の目つきに戻った。もっとも先に現実の対応をしたのは防衛大臣のサヨク先生だった。
 非現実的幻想路線をはしるのは、現実世界との接点が希薄な法務大臣くらいで、のこりの閣僚は、政治の現実処理を前にして、殆ど茫然として、器をこえる重責をどうしたらいいものか、懊悩の表情が見て取れる。
 環境問題では鳩山の獅子吼した「25%削減」を実行したら数兆円の支出を後ろ向きに使うことになり、財界がつよく反対する。
 普天間をめぐる右往左往は、結局は米国の手のひらの上で踊らされ、鳩山政権とは話し合いにならないとみた沖縄県知事は直接、米国へ飛ぶ。
 その前にワシントンへ乗り込んで事前決着をと息混んだ外務大臣は、ワシントンからまったく無視された。

 「官僚たちの暑い夏」はとうに終わり、官僚は民主党政権に非協力的である。
このままオバマ大統領訪日となり、なにも提示できないでいたら、日本の政治は「売国者たちの寒い冬」へ突入するかも知れない。