落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

疑問だらけの民主党政権公約

2009年08月12日 | 政治・外交
日本が左派によって溶解してゆくのか、それとも右派が踏ん張るのか、いよいよ命運が決まるまであと20日足らずとなった。
新聞社のアンケートに寄れば、世間では民主党政権を望む声が圧倒しているとのこと。当方には何とも信じられない状況だ。公示日を前に民主党のマニフェストがどんどん書き替えられている由。鳩山代表の発言も日替わりと言ってもよいぐらい変化する。これはブレではなく「現実路線」なのだそうだ。
また、民主党の指針INDEX2009が彼らの本音とするならば、政権公約には隠されているものが多々ある。

参考 【正論】高崎経済大学教授・八木秀次 民主党の本音隠れる政権公約
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090805/stt0908050307001-n1.htm
(太字、下線は当方で付加)
【正論】高崎経済大学教授・八木秀次 民主党の本音隠れる政権公約 2009.8.5 03:06 産経

 ≪価値を異にする二大政党≫
 「政権交代可能な二大政党」なのだそうだ。が、わが国の場合、そこまでの条件が整っているだろうか。
 「政権交代可能」であるためには2つの政党の有する価値観、政治イデオロギーに質的差異があってはならない。安全保障、外交、経済政策、社会保障、教育などについて、2つの政党との間に質的な差異がなく、したがって二大政党はその政策をめぐって切磋琢磨(せっさたくま)する。国民は二大政党の有する政治イデオロギーに大きな差異がないことを前提として、より良き政策を支持すべくどちらかの政党に投票する。アメリカの共和・民主、イギリスの保守・労働の二大政党がそうだ。両国の二大政党はともに自由と民主主義を重視し、マルクス=レーニン主義は厳しく拒絶している。

 翻ってわが国の場合はどうか。問題となるのは民主党の体質。民主党は小沢一郎氏、岡田克也氏など自民党田中派出身者、鳩山由紀夫氏、菅直人氏など新党さきがけ出身者(鳩山氏は田中派出身でもある)、野田佳彦氏、前原誠司氏など日本新党出身者、直嶋正行氏など民社党出身者に加えて輿石東氏など日本社会党出身者によって構成される「寄り合い所帯」である。政治イデオロギーは右から左まで幅広い。

 ≪イケメンの影の左派傾斜≫
 自民党も寄り合い所帯ではある。右から左までいる。河野洋平氏、加藤紘一氏、中川秀直氏、塩崎恭久氏などリベラル色の強い議員も多い。が、両党の間には質的な差異がある。それはそれぞれが抱える「左」の体質である。
 自民党の左派が利権の関係や「何となくリベラル」といったところであるのに対して、民主党の場合は本物の左翼、職業左翼で、プロの活動家を抱えている。社会党出身者がそうだが、事務局はそちらの陣営に握られているとの指摘もある。

 民主党は7月23日、『民主党政策集INDEX2009』を発表した。そこには1ページ目から「国会図書館に恒久平和調査局を設置する国立国会図書館法の改正、(中略)慰安婦問題等に引き続き取り組みます」とか、靖国神社に代わる「特定の宗教性をもたない新たな国立追悼施設の設置に向けて取り組みを進めます」と書かれている。「恒久平和調査局」とはわが国の戦争時の「加害」行為を調査する部局のことだ。

 また、選択的夫婦別姓の早期実現、住民投票法の制定、永住外国人の地方参政権付与、アジア外交の重視、自衛権の行使は専守防衛に限定、中央教育委員会の設置、学習指導要領の大綱化などが書き込まれている。民主党の左派が年来主張してきたものだが、7月27日に発表されたマニフェスト(政権公約)には全く触れられていない。

 民主党の有力支持母体には自治労、日教組などいまだ左翼的体質を脱却していない組織がある。その組織内候補が今回の総選挙でも「民主党」の名前で立候補する。テレビの政治討論会に出てくる民主党の政治家は松下政経塾出身者などの若いいわゆるイケメンが多く、彼らの意見を聞く限り、自民党の世襲議員よりは新鮮でわが国の将来を託したくなる。そう考えている国民が大半だ。が、イケメン政治家を一枚はがせば、冷戦時代の遺物であるマルクス=レーニン主義を信奉する古色蒼然(こしょくそうぜん)とした政治家が控えている。
 加えて社民党との連立を視野に置いているとすれば、民主党の政策決定の実権はどの陣営が握るのかは目に見えている。鳩山代表は「社民党が反対することはやらない」と明言してもいる。

 ≪生き続けるマルクス信奉≫
 要するに、わが国の場合、冷戦時代のイデオロギーを清算しないままに「政権交代」を迎えようとしているのだが、民主党政権になれば、一部に旧態依然とした左翼信奉者を抱えることになる。
 そうした民主党が政権をとれば、どのような事態になるかについて私たちは15年前の村山政権で経験している。社会党の委員長を首相とした村山政権はわずか1年半の政権だ。が、その間に何を行ったか。日教組の主張を取り入れ「ゆとり教育」が強化された。ジェンダーフリーという非科学的な発想に基づいて男女共同参画社会基本法を制定すべく審議会を設置したのは政権誕生直後のことだった。歴代の政権が踏襲せざるを得なくなっている戦後50年の村山談話ももちろんこの政権の置き土産だ。自治労や日教組などが地方で活動しやすくすべく、政府の統制を奪って過度の地方分権を進めたのもこの政権だ。挙げればきりがない。彼らは政権を去った後も長く影響力を行使し得る楔(くさび)を打ち込んでいったのだ。

 わが国には「政権可能な二大政党」を確立するための条件はまだ整っていない。冷戦時代のイデオロギーの清算が終わっていないからだ。マルクス=レーニン主義は民主党の中で生き続けている。その状態で「政権交代」を行えば、将来に必ず禍根を残す。(やぎ ひでつぐ)

なにより、小沢旧代表の西松建設献金問題、鳩山代表の故人献金問題などうやむやのままで、仮に政権を取ったところで国会で追及され混乱必至ではないのか。そんな金権体質の首相など後免被りたい。

経済福祉政策では自民・民主とも大差ないように思うが、国防や安全保障、教育、憲法など国の将来を決定する政策は民主党ははなはだ心許ない。またこの民主党政権公約に明示していないこの媚中・媚朝鮮政策は日本を崩壊させる。

野党は勿論、与党にも存在する売国議員のリストは以下のサイトにある。
選挙前.com(http://senkyomae.com/)
一票を大切に使おう。

お笑い

2009年08月05日 | 政治・外交
「お笑い日本の実態」フランス国営放送!? 制作とか。
しゃれてますね。フランス語と日本語字幕が一致しているかどうかは定かではありません。

http://www.youtube.com/watch?v=R6cP05l5HWw


でも以下のニュースを読むと、まさに本質をついていると思います。
「人民網日本語版」2009年8月4日より
日本民主党「靖国神社は絶対参拝しない」
[中日対訳]
 日本最大の野党・民主党の岡田克也幹事長は3日、中国メディアの共同インタビューに対し、今月末の衆院選で同党が勝利し、政権を握った場合、日中関係はさらに深まるとの考えを示した。
 岡田幹事長は「民主党は成立以来、一貫して日中関係の発展を重視してきた。鳩山由紀夫代表、小沢一郎前代表、菅直人代表代行ら民主党の現指導部はいずれも、これまでの各々の政治活動において、対中関係重視の姿勢を示してきた。わたし自身もほぼ年1回の頻度で訪中を続けており、訪中はすでに15回前後になる」と述べた。
 岡田幹事長は「民主党内で圧倒的に主流の認識は、日中関係を非常に重要と捉え、民主党が政権を獲得した場合、日中関係は必ずや、さらに踏み込んで発展するというものだ」と強調した。

 現在の中日関係について、岡田幹事長は「両国間にはなお解決を待つ問題がいくつかあるが、日中関係全体の状況は良好だし、重大な変更を行う必要もない。民主党が政権を獲得した場合、真っ先に、中国の指導者との堅固な信頼関係の構築に力を尽くし、日中両国が相互協力関係を引き続き構築できるようにする。民主党は日中が戦略的互恵関係を構築することに賛成だ」と述べた。

 靖国神社問題について、岡田幹事長は「靖国神社内に第2次世界大戦時のA級戦犯が祀られている限り、日本の首相は参拝に行くべきでない。なぜなら、A級戦犯はあの戦争の罪人であり、日本の首相として参拝するのは不適切だからだ」と述べた。

 チベット自治区や新疆ウイグル自治区に関する問題について、岡田幹事長は「これらは中国国内の事柄だ。民主党は中国の内政に干渉すべきでない」と述べた。
(編集NA)

 「人民網日本語版」2009年8月4日

中共のエージェント面目躍如じゃないでしょうか。

どうせ負けるなら・・・

2009年08月05日 | 政治・外交
我が故里尼崎、現住所の神戸市北は選挙協力とやらで自民党が独自候補を立てない。
カルト創価を支持母体とする公明党が何年も居座っている。池田某の「天下を取る」あの野心が好きになれない。あの組織内のドロドロをブログや書物で知るにつけ、とても敬虔な宗教団体とは思えない。信者の皆さん、承知のうえですか。 それに公明党の進めたビザ無し渡航とやらで、国内犯罪が増え、対馬も荒れたのではないか。

自民党よ、どうせ負けるのなら独自候補を立て、正面から、真摯に闘ってもらいたい。
負けても次につながる選挙をしたらどうだろう。
マニフェストには「安心」「活力」「責任」をうたっていたが、やはり「責任」が最重要課題ではないだろうか。子々孫々に影響する外交・防衛・安全保障・教育に力を入れていただきたい。安倍内閣で緒についた「戦後体制からの脱却」がマスコミによって袋だたきにあったのは、それ以降NHKをはじめとする偏向報道をみると、それが重要課題であった事を証明しているように思えてならない。

参考
平和・安全保障研究所理事長・西原正 中国の台頭が生む媚中的世界
拓殖大学大学院教授・森本敏 失敗は許されぬ外交防衛政策
◎塚本三郎の「今を斬る」 政治と宗教

久しぶりのイヤガ谷東尾根

2009年08月02日 | 散歩・山歩き
午前中は霧が立ちこめていたが、昼前には晴れ、夏らしい日射しになった。
梅雨明け宣言もなくこのまま、立秋を迎えるのだろうか。
森のなかはすっかり緑が深くなり、薄暗くなった。カナカナに混じって早くもツクツクボウシの声が聞かれた。


水がしみ出す山道


出現していた小さな池


展望岩から今日の菊水山


7分まで水位が回復した石井ダム


妙号岩から神戸市街地、対岸の南大阪、関空(右上)を望む


赤とんぼ


妙号岩から菊水山

中国の核実験で・・・(2)

2009年08月01日 | 政治・外交
チャンネル桜では、現在YouTubeで「討論・広島長崎ウイグルー核問題を考える」を放映している。
以下のようなキーワードが印象に残った。

■米中露で3000メガトンの核を保有し全世界の98%を占める。
■中国はそのうち270メガトンを日本に向けて配備し、それは広島型原爆の1万7千発分に相当する。
■広島長崎の原爆投下は、日本が核を保有していればなかっただろう。(トルーマンのブレーンであった人の発言)
■インドが核を持ってからは、中共のインドに対する高圧的態度は止まった。
■核弾道ミサイルは平成の黒船だ。敗戦と共に日本人は核に対して「思考停止」している。
■中共が行った東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)で行った4メガトン級の核実験は楼蘭の北100数十キロの地点で、近くにトルファン、ボストン湖があり人が住んでいるところだ。
■実験により「核の砂」が飛び散るが、北京への風向きを避けて実験した。
■計算では10数万人が急死する。そのリスクは1000km離れても胎児に影響が出るほどである。
■中国が核を持つ危険性
 ①共産党一党独裁で自制がきかない
 ②人道人命無視(少数民族殲滅も兼ねた実験、核軍事演習で兵士が死亡)
 ③今も反日教育に余念がない。
■日本とことあらば、躊躇なく核を使用すると考えておかねばならないだろう。
等々

北朝鮮の核実験でも日本の国防意識はさして盛り上がらなかった。中共の急速な軍拡は話題になっても通常兵器でのことで、核については殆どこれまで報道されなかったのではないか。
原爆記念日の広島で、田母神氏の講演が予定されているが、市民団体・核兵器廃絶をめざすヒロシマの会などが講演中止を求める声明を田母神氏側へ送ったとのことで、ここにも思考停止状態が現れている。