かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『神戸ビエンナーレへの道~その11~』

2013-07-03 23:04:57 | 神戸ビエンナーレ2013

10/1の神戸ビエンナーレ開催まで三カ月を切ってます。

仕事をしながらの作品制作。入選の知らせを受け取った時から覚悟はしておりましたが、正直かなりタイトなスケジュールとなってまいりました。

これまでの約三カ月、作品に必要な資材や、協力してくれる会社や個人様をひたすら探しておりました。おかげさまで、こちらは八割程の達成度となっております。

これからは実際の細かい作業に入っていきますが、こちらもかなり大変そう…。

でも明確な作品のビジョンは描けてます。あとはひたすらそのビジョンに近づける事が出来るよう、限界まで頑張ります。

という訳で、最近はお世話になってるニホンプリントさんにお邪魔して、作業を進めたりしております。

あまり具体的な作業内容を書くと作品のネタバレになってしまいますが、この日は作業終了後、ペンが持てなくて字も書けないくらい握力を使いました…。

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『神戸ビエンナーレへの道~その10~』

2013-06-19 20:06:18 | 神戸ビエンナーレ2013

・DM完成!!

神戸ビエンナーレに出品する写真の印刷などを全面的にお願いしているニホンプリントさんに、DMの印刷もお願いしておりました。

それが先日ついに完成しました!

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写真はほんの一部で、実際はかなり大量に刷りました。

今年の上半期にかなり話題となった、(現在色々とお騒がせ中)水道橋博士著『藝人春秋』という本があります。僕は昔からファンですが、今回の本は本当に力作で感動致しました。

さて本の内容は当ブログで触れませんが、本の発刊後、水道橋博士がとあるインタビューで「本の作者は書いたらそれで終わってしまう傾向にある。しかし、本を一冊書くという事は子供が生まれるのと同じくらい大事な出来事なのだ。だから僕は一人でも多くの読者に届くよう、書いた後も宣伝など積極的に参加していきたい」と語っておりました※かなり意訳です。

僕の場合、まだ作品の完成には程遠い段階ですが、入選した以上より沢山の方に作品を見て頂きたいです。なので僕もこのDMを携えて広報活動も積極的に頑張りたいと思ってます。

まあ、東京在住なので中々神戸の展示にお誘いするのは難しいんですが…。

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僕と付き合いのある方、いずれ届くと思いますのでよろしくお願い致します!

※追記

今本屋に並んでおります、美術手帖7月号に神戸ビエンナーレ『アートインコンテナ』の記事が出ております。僕の作品イメージも小さいながら出ています。チェックしてみて下さい!


『神戸ビエンナーレへの道~その9~』

2013-06-12 22:55:14 | 神戸ビエンナーレ2013

・神戸訪問記②

5/27の朝、兵庫駅で待ち合わせしていた「フレシオンかめや」の井上社長と無事お会いする事が出来ました。

初対面にもかかわらず、井上社長はお会いするとすぐに車で神戸の名所旧跡を案内して下さいました。

平清盛と神戸の関係や…

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巨大仏…

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有名な神戸事件にまつわる旧跡…

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などをめぐりながら神戸の歴史を教えて頂きました。

神戸と聞くとなんとなく“国際都市”といったイメージが湧きますが、それは日宋貿易などの時代にまで遡れる事を知り驚きました。

「フレシオンかめや」にもお邪魔しました。社長は神戸空港や神戸モザイクのウッドデッキを手掛けながら、須磨の巨大日時計や現在はノエビアスタジアム神戸にある巨大サッカーボール(元々は日韓ワールドカップの時に作られた)を制作するなど、神戸のまちを楽しく盛り上げていこう、という気概に満ちた御方でした。

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本当にお世話になった社長とはアートインコンテナの会場となるメリケンパークでお別れし、ここから一人で会場の下見。

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海風の気持ちの良い、思っていたより広い公園でした。僕は釣りキチなので、正直疼きましたよ。ここは釣り禁止なのかな?

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園内には敢えて阪神淡路大震災の傷跡を残してある場所もあり、そもそも神戸ビエンナーレが始まった経緯などを再確認致しました。そして、勿論僕が今回の作品を作る意図も…。

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そうそう、僕にとっての神様にも挨拶してきました。

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このエルヴィスの銅像は以前、原宿にあったのですが、その地域が再開発される事になり一時は処分されそうになったのです。

それが数年前、神戸に設置される事が決まった時は本当にホッとしたし、実は僕、神戸に移動したエルヴィスに数年前会いに行った事もあるんです。

今回、このエルヴィスの銅像近くのメリケンパークで展示する事になるなんて、何かに導かれてるとしか思えませんよ!

その後は大阪に移動し、作品に使う資材を作っているメーカーさんや販売店さんを訪ねました。その途中にもしっかりコイツと出会う辺り、因果を感じます。

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夕方五時頃に今回の遠征の目的を全て終えましたが、帰りの深夜バスの発車時間までは五時間ぐらいあるので梅田周辺をウロウロ。

大阪まで来て何故か映画を一本見て時間を潰し、無事バスに乗り込んで全ての行程が終了致しました。

今回の遠征で作品制作に向けてかなり具体的な進展がありました。ご協力頂ける方に実際にお会いし、作品に使う資材を決定し、神戸というまちの雰囲気を肌で感じ…。本当に行って良かったです!

これからまだ何度も神戸にお邪魔する事になりますが、積極的に色んな場所を訪ねてみたいと思います!


『神戸ビエンナーレへの道~その8~』

2013-06-05 22:57:14 | 神戸ビエンナーレ2013

・神戸訪問記①

先月、5/27(月)に、「アートインコンテナ」入選後、初めて神戸に行ってきました。

主な目的は…

①作品の協力をお願いする会社へのご挨拶
②会場のメリケンパークの下見
③その後大阪に移動し、作品に必要な資材を販売している会社に見積もり依頼に行く

などです。

今回、とにかく資金不足の中で作品を完成させなくてはなりません。東京から神戸への移動手段は激安高速バスを選びました。

前日の5/26(日)、仕事が終わった後晩ご飯を食べ、22時頃にバスの集合場所である東京駅八重洲口付近に向かいました。

地下から地上に出た瞬間…

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ありました。片手袋が減少しているこの時期、このタイミングで顔を出してくれた片手袋。この瞬間、今回の遠征の成功を確信しました。

突然ですが私、最近ぶくぶくと太ってきておりまして。加えて腰痛持ち&乗り物酔いが激しい体質でもあります。激安高速バスの狭い席と長時間車内に閉じ込められる環境(神戸まで九時間!)は、予想をはるかに上回る辛さでありました。

「こんなのはちっとも苦痛じゃない。だって自分は人間椅子なのだ。それが証拠に『D坂の殺人事件』の舞台の“D坂”は我が家の近所じゃないか!」と、仕事の疲れからか若干意味不明&論旨が混濁している自己暗示を掛けつつ、気が付くと窓の外は朝。

午前七時。三宮という不慣れな土地に降り立った僕の体は、全身ギシギシと悲鳴を上げておりました。

最初の目的地、兵庫駅では八時に待ち合わせの予定があります。その前に関西のうどんが食べたく、立ち食いうどんで腹を満たし、三宮駅へ。

ちょうど通勤ラッシュの時間だった事と、土地勘がない為、間違って大阪方面に乗りこみそうになるハプニングを乗り越え、兵庫駅に到着。

待ち合わせ時間に改札に来て下さったのは、『フレシオンかめや』の井上社長でした。

すみません、思ったより長文になってしまった為、次回に続きます。


『神戸ビエンナーレへの道~その7~』

2013-05-29 23:03:28 | 神戸ビエンナーレ2013

今週の月曜日、アートインコンテナ入選以降初めて神戸を訪れました。非常に実り多い一日となりまして、このブログで訪問記を書きたいのですが、その前に今日はご報告したい事が。

今回の僕の作品、『まちに咲く五本指』を協賛して頂ける方が新たに見つかりまして、そちらをご報告したいと思います。

①フレシオンかめや様

神戸を中心に、ウッドデッキ、プランター等を取り扱う施工販売会社様です。

今回の作品の土台を作って下さる会社を探しておりまして、フレシオンかめや様を偶然ネットで見付けました。

厚かましくも協力依頼のメールを送った所、すぐにお返事を頂き、今回の神戸行きが決定しました。

出迎えて下さった井上社長は、初対面にも関わらず神戸市内を案内して下さったり、神戸市役所に連れて行って下さったり、神戸の歴史を教えて下さったり…。

作品への協力も二つ返事で引き受けて下さり、神戸に不案内な僕の強力なサポーターとなって下さいました。

神戸港の巨大商業施設“モザイク”や神戸空港のウッドデッキ、最近では須磨浦山上の巨大木製日時計を手掛けていらっしゃるフレシオンかめや様。

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普通の施工は勿論、何かワクワクするような施工事例の数々。神戸というまちを盛り上げていきたい、という気概を感じました。だからこそ、どこの馬の骨とも分からない、東京から来た片手袋研究家を支えて下さるのだと思います。

株式会社フレシオンかめや
〒652-0881 神戸市兵庫区松原通5丁目1-11号
TEL.  078-651-0801(代) FAX. 078-651-2050

②貸し工房 創作CLUB

創作CLUB様は東京都文京区千駄木にある貸し工房です。

実はこちらのオーナー様は僕の母親の古い知人で、今回僕の入選を聞いてすぐに協力を申し出て下さいました。

こちらには木工に必要な本格的機材が一通り揃っており、「材料は揃えたものの専用の機会がない」とか「作業をするスペースがない」というような方には心強い味方になるスペースです。

出来てからまだ新しい工房なので、綺麗な空間でゆったりと作業が出来ますよ!

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また、こちらでは定期的にバードカービング教室が開催されており、予約さえすればどなたでも参加可能だそうです。(※詳しい情報はこちらをご覧ください。)

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貸し工房 創作CLUB
03-5842-1725

営業時間:11:00~20:30
定休日:毎週 月曜・火曜
東京都文京区千駄木3-44-9
パレドール千駄木II 101


ご協力頂く皆さま、本当にありがとうございます!そして、引き続き協賛・協力して頂ける方、募集中です!