かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『トム・ハンクス騒動から、これまで収集してきた片手袋関連人物や関連作品をまとめてみました』

2016-09-22 21:48:11 | 番外

9/19(月)の朝。前日まで大賑わいだった、地元の祭りの片付けをしていた僕の携帯が鳴りました。以前お世話になったラジオ番組の放送作家の方です。

「石井さん。お久しぶりです。実はトム・ハンクスが…」

「ああ、片手袋の写真をアップしてますよね!」

「やっぱり知ってましたか!」

この電話の数日前。トム・ハンクスが映画のプロモーションで来日し、神田の老舗蕎麦屋で日本の由緒正しい酔っ払いサラリーマンと撮った写真がツイッターにアップされ話題になっていました。

それをきっかけにトム・ハンクスのツイッターを見た方は気付いたと思いますが、彼、しょっちゅう片手袋の写真をアップしてるんですよね。勿論、僕は相当前から気付いてチェックしていました。

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※こんな感じです

そんなこんなで、何とその日のうちにラジオで「トム・ハンクスと片手袋問題」についてコメントする事に!番組は文化放送の「吉田照美 飛べ!サルバドール」です。

しかし、この日は現在片手袋写真展を開催している谷中のひるねこBOOKSさんで、トークイベントを開催する日だったのです。トークイベントが終わったのが15:20位。そして大急ぎで家に帰って電話出演したのが15:40位。朝から祭りの片付けもしていたのですから、かなり慌ただしい祝日でしたよ…。(ちなみにトークイベントの模様は、また後日ご報告致します)

さて、ラジオで解説した「トム・ハンクスの片手袋写真の特徴」ですが…

①今のところ、殆どが放置型片手袋の写真(ごく稀に介入型もあるが、その場合も拾った人ではなく落とした人目線でコメントしている)。

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②いずれにせよ片手袋そのものというより、見ず知らずの落とし主に感情移入しているようだ。それは想像であれ実在であれ、全く別人になりきる事が出来る役者ならではの視線なのではないか?

という内容でした。トム・ハンクスは介入型が象徴するような“人間の温かみ”より、“放置型”が象徴する“もの悲しさ”に魅かれているのかもしれません。

それともう一つ重要な事。トム・ハンクスが片手袋をアップしている事に気付いた時も、僕は嬉しかったですが驚きは全然ありませんでした。

何故なら11年間の片手袋研究を通じて、「“片手袋に魅かれる”というのは、全然僕だけじゃなかったんだ!」という事を実感してきたからです。

今回はトム・ハンクスという超メジャーなハリウッド俳優が興味を示したので少々話題になりましたが、片手袋に魅かれた人、またその結果生まれた作品は国や時代を問わず沢山存在しています。というか、そういう事例を収集するのも片手袋研究家である僕の大事な役割なのです。

なので今回の事をきっかけに、このブログでも度々ご報告してきた片手袋関連人物、作品を表にまとめてみました。それがこちら。

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※Twitterにもアップしたのですが、そちらが不完全だったので早速訂正・追加を入れました。

勿論これは片手袋分類図同様、これから随時改訂を加えていく予定です。もし片手袋にまつわる何かを発見したら、僕に教えて頂ければ有難いです。

これだけ事例が集まってくると、「果たして片手袋は特殊な趣味なんだろうか?」という気になってきますよね。

それでもなお、僕だけしか出来ない役割があるとすれば、まさにこういう事を収集、アーカイブしたり、片手袋の分類図の精度を上げていったり、片手袋と時代や場所の関連性を調べ上げたり、つまり肩書である“片手袋研究家”としての部分なのかな?と思ってます。