かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『優しさや善意にも色々ある』

2017-11-30 23:01:07 | 写真

介入型の片手袋。

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基本的には、落ちている片手袋を拾ってあげた人の優しさに注目して紹介している。しかし優しさ、善意というものにも色んな種類がある。「ありがた迷惑」「小さな親切大きなお世話」などという言葉があるくらいだ。

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雨の日に出会った介入型。天候から考えて、自転車の持ち主がサドルに置いていったとは考えにくい。という事はこのそばに落ちていた片手袋を拾った人が、サドルの上に置いていったのだろう。

優しい行為ではあるのだが、自転車の持ち主が戻ってきたら何と思うだろう?再び地面に捨てるのも気が引けるだろうし。

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同じような例でいうとこれも味わい深かった。車のポールに介入されている。これも車の持ち主を悩ませたと思う。

後日通りかかってみたら、

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車の横の木に移動してた。この場合、それでも捨てなかった車の持ち主が一番優しいですよね?

そして一昨日出会った片手袋。

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遠めに見た時、帽子が介入されてるんだと思ったけど、近付いてみたら片手袋。これ、仮に持ち主が戻ってきても、手を入れる部分がダルンダルンに伸びちゃってると思う。

このように、親切心や善意が必ず万人に喜ばれるわけではない、というのもまた介入型の味わい深いポイントだと思います。