かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『Seasons of Wither』

2016-12-08 20:07:00 | 写真

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銀杏の落ち葉と片手袋。この時期定番の放置型です。

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こちらは銀杏ではないですが、落ち葉の中の片手袋。2005年の12月撮影ですから、もう11年間もこんな光景を撮り続けてきたんですね。2000年代のソフトバンクの絶対的エース、斉藤和巳のプロ生活が11年間ですよ。

…すみません。比較しても全く意味のない事例を挙げてしまいました。


『影武者』

2016-12-06 21:31:00 | 写真

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今朝上野で出会った“ファッション類介入型ガードレール系片手袋”。

綺麗に色付いた上野の樹木を背景に入れたくてアングルを探ってたんですが。

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日差しの関係でどうしても僕の影が映り込んでしまう。

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何度やっても駄目。そのうち影が映らないように体を捻じ曲げたり腕を伸ばしたりする姿を、通行人の方達が怪しげに見ている事に気付いてしまい…。泣く泣く諦めました。

こんな感じで、朝の貴重な時間を費やしている訳です。「朝の」っていうか「人生の」かもしれませんが。


『ここで逢いましょう』

2016-12-03 22:57:06 | 写真

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築地の前を通る新大橋通りの交差点で出会いました。この近辺は毎冬、介入型片手袋と出会います。

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これは数年前ですが、ほとんど同じ場所です。

初めて歩く場所で出会う初めての片手袋も最高ですけど、毎年同じような場所で出会う片手袋も味わい深いです。

何より、同じ場所で出会う片手袋でも、背後に背負ってる物語は一つ一つ違うんですからね。


『帰れない一人』

2016-12-01 20:59:51 | 写真

片手袋研究を始めた時から何故か自分に課した、「出会った片手袋には触れない」というルール。

片手袋研究を恥じまたばかりの僕は、わざと面白い形に直したり、変な場所に置き直したりしてしまうと、「人間の無意識の領域を記録してみたい」という片手袋研究の重要なテーマから外れてしまう、という判断をしたんだと思いますが。

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こういう片手袋に出会った時などは、「触れない」というルールがもどかしく感じられてしまいますよね。「なんで指がこっち側じゃないんだ!手袋だと分かり辛いじゃないか!」と思っても、直す訳にはいかないのですから。

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こういう時は複数枚撮影することで、片手袋の存在している状況が分かる一枚、それが片手袋であるという事が分かる一枚、を両方押さえてます。

ちなみにこれ、いつもだったら家を出てから30分位で済む用事の最中に出会ったんですが。こんな事してるから1時間30分位掛かってしまいましたよ…。