かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『安心、安全』

2017-04-13 20:34:00 | 写真

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築地名物、「放置型実用系片手袋」です。

片手袋の中では例外的に、何か目的があってわざと片方だけになっている片手袋ですね。

これは横に腕のカバーも置かれてるので、恐らく魚を捌く際に滑り止めとか衛生とかで片方だけになってるんでしょうね。

築地の食の安全は、今日も名もなき方達の細かな心遣いで守られております。


『残念』

2017-04-12 20:20:00 | 写真

「東京も桜が満開になりました」とラジオが告げた日だだったと思います。

心地良い日差しの下、銀座周辺をブラブラしてました。すると…

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「あ!…靴か」。まあ落ちてる(もしくは拾われてる)靴も撮り溜めてはいるんですが、やっぱり見つけた時のテンションは片手袋より落ちます。

「お!」

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…今度は両手袋。こちらも撮ってる対象だし、片手袋の事を考える上でも大切な存在ですが…。う〜ん。

結局その日、銀座で片手袋と出会うことはありませんでした。

毎年、こうして徐々に冬の旬が終わっていくんですよね。


『自撮りより地撮り』

2017-04-11 19:14:00 | インポート

満開の桜を見上げ涙する人もいれば、足下の雑草がいつの間にか花を咲かせていることに感動する人もいる。

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僕みたいな研究をしている人間からしてみると、味気なく見えるアスファルトに覆われた地面だって、日々変化しているんですよね。

自撮りより地撮り派です。


『方丈記』

2017-04-07 22:55:00 | 写真

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早朝出会った「ファッション類介入型フェンス系片手袋」。

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風に飛ばされたのか、夕方には下に落ちていました。しかし、介入型になっている状態を一度見てしまっているので、この状態を放置型、と呼ぶには些か抵抗があります。

「行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、
久しくとどまりたる例なし。世の中にある、人と栖と、また、かくのごとし」


今なら理解できる気がします。


『冷静と情熱、いや場内と場外の間』

2017-04-05 22:19:00 | 写真

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築地の場内と場外のちょうど境目。そこで出会った「ファッション類介入型フェンス系片手袋」。

現在、築地場内は10時以降でないと一般の方は入場出来ません。なんだか入りたいけど入れない観光客の方達の気持ちを具現化したような片手袋でした。

ところで商売人であれ観光客であれ、築地を訪れるのは午前中が圧倒的に多い筈。だとすると春先でも午前中はまだ寒い為、通常の場所より長くファッション類の片手袋を観測出来るのかもしれない、という事に気付きました。あくまで仮説の段階ですがね。