きょうはハーモニーフェスタ2009の開催があり、その開催地の阿仁合に行ってきました。参加者は、内陸縦貫鉄道に乗って参加したのですが、私たちは車で直接阿仁合に入りました。
山道を降りたところにほっこり日本じゃないような景観になった・・と思ったらそこが阿仁合でした。秋田市から1時間半で到着。少し早かったので、異人館を見学。
その後、黄色い旗に「ありがとう」のメッセージを満載して、会場のふるさと文化センターへとむかいました。
ハーモニーフェスタ2009は、テーマが「~ありがとうのことばを添えて~」とあり、お互いに感謝の気持ちを伝えあえているか・・というようなことが、パネルディスカッションでも語られていたように思います。能代市で演劇の指導にあたっている方の秋田弁の楽しいひとり芝居もとても楽しかったです。・・・ですが、あまりに「ありがとう・・」ばっかりになっていて、どうも「違和感虫」が、うずうずしてくるのです。
その場で意見が言えればいいのですが、言えませんでした。
「ありがとう・・」も悪くないし、この場の人にとっての男女共同参画は、こういうものなのだろう・・と、思おうとして・・帰途につきました。
そして思ったのです。「なぜ、ありがとう」というのか・・を、もっと突っ込んでほしかったのだと。家族といえども、自分と他者という認識をもつことが大事なのだと。・・そんなこと、わかっているっていわれるかな。
なんだかわからないけれど、人権や多様性といった、男女共同参画の肝心要の要点をはずして、釈迦の教えは感謝です!みたいな、ちょっとまちがえば宗教にいきそうな、そんな男女共同参画フェスタに思えてしまった・・・のです。
双方向の関係を築こうとすれば、感謝の気持ちはとても大切です。だから「ありがとう」なのでしょう。 きっとそうなのでしょう・・・