戦後日本の自画像とは、終戦75年目の独占告白。学徒出陣・死への覚悟、歴代首相と過酷な戦場、戦後外交の舞台裏秘話・・・・というタイトルがついた番組が、面白かった!
読売新聞社の社長というイメージは、元中曽根総理と仲が良かったから、右翼か国粋主義者かぐらいにしか思っていなかったが、いやあ、ぜんぜん違っていました。
19歳で学徒出陣、上官に殴られたり軍隊組織内の拷問をみたりして、戦争の不条理や欺瞞を意識している。大砲の弾は木製だったって。上官に聞いたら、「これは練習用で、本番になったら実弾がくる」と言っていたが、最後まで実弾など来なかったそうだ。
戦後共産党に入党したこともあるという。
その後、読売新聞社に入って、時の政治家とのおつきあいが始まっている。
番組をみていて、昔の政治家が戦争の歴史と向き合っていることに気がつく。アジア諸国のとの外交は、戦争を抜きには1っぽも進まない。そこには、国内でも戦争に対する認識の共有化は必要であった。それは再び戦争をしないこと。
ナベツネさんは、中曽根元総理と仲良しだったから、同じような考え方の人かと思っていたら、そうではないのかもしれないと思っている。
番組の中で印象深かったことばが、「ちゃんとした経済をやっていたら戦争は起きない、戦争が起きるのは、ちゃんとした経済政策をしないからだ」とナベツネさんが言ったことだ。
ナベツネさんは、読売新聞で戦争のことについて書いているそうだが読んでみたいと思った。94歳とは思えない記憶力で語ることばをもっと聞いてみたい。
昔の自民党は憲法9条を変えようとは思っていなかった。。。どこで自民党は変わったのか。
いやあ、もっと真実を知りたいものです。