民主党３人目の首相の誕生だ。前原さんかと思ったが、外国人から献金をうけた・・ということが影響したか、前原さんではなかった。
野田さん。いつだったか国会をみていて、野田さんの大臣答弁を聞いたときに、「この人総理大臣でもいいかもしれない」と思ったことを覚えている。とても弁が立つ人に思えた。
それにしても、小沢さんがまたしてもたちはだかっている。幹事長になった輿石さんは
、どちらをむいて仕事をするのだろう。
きのう、大潟村に行った。「がりっと平等秋田」の総会があったためである。
その後、大潟村あきたこまち生産者協会を訪問し、社長さんのお話を伺った。
消費者目線で、消費者のニーズをつねに考えている湧井社長さんのことばに感動した。
放射能で汚染されていない米を全国の会員に届けるために、精度の高い放射性物質測定機を買い入れ、測定するそうだ。
それにしても、いまごろになって、周辺地の放射能測定値が発表された。
周辺にはもう帰れないことはずっと前からわかっていたことなのに、政府はその対策をなにひとつしていないのではないか。
小沢さんが１００票以上の票をもっているがごときの報道に腹をたてていた。議員は自分の意志などないかのようだから。しかし、それが現実なのだろう。
秋田県の関係者、京野さんと高松さんは海江田さんを支持だそうだ。がっかりだが、わかりやすい人たちだと思う。
またまた親小沢か、反小沢か・・ですって。
民主党は変われない・・。小沢さんがいるかぎり、国民より、権力闘争が大事なんだ。ＴＶで小沢さんの顔がでてくるとうんざりする。
代表選では、まだみなさんの話を聞いたわけではないが、原発にはふれていない。原発事故をどのように収束させるのか、避難民をどうするのか、きちんと語ってほしいと思う。
前原さんのいうとおり、国民はがっかりしていると思う。わたしもその一人だ。政治に失望してしまった・・。前原さんが信頼を取り戻す・・というのなら、ぜひ見せてほしいものだと思う。
国民は明日の不安を抱えている。円高や、不景気や、復興や、なにより原発による放射能汚染はどうなる・・。こんな危機的状況で、国の代表がころころ変わって、やりきれない・・
明日２４日は仙台に行ってくる。宮城の復興シンポジウムを聞くために。仙台市の奥山市長さんも出る。３年前に秋田で講演をしてくれた時は、仙台市長になったばかりの時であった。この震災に、どのように対応してこられたのか、ＴＶで時折拝見していたがご苦労も多かったと思う。
代表になりたい人がこんなにいるなんて・・それだけ民主党の中では意見の対立や割れが出ているということ。 それって、どう考えればいいのだろう。みんなで、自分たちの代表を盛り立てていこうとか、考えているんだろうか・・。いないよな・・。
自民党時代だって、代表選は４人ぐらいじゃなかったか。派閥で動いていた時代だったから、そこそこ統制がとれていたんだね。
民主党は派閥でもなく、われもわれもと、代表選にでる気配で、この先どうなるんだろうか・・。
政府与党して、体をなしていくのだろうか・・。
そしてまた、小沢一郎がでてきた。党員資格停止の身分もなんのその。この人は、自分が動かないで人を支配することだけを考えている。
国民の意識とはかけ離れたところで、覇権争いをしている民主党に、未来はあるんだろうか・・と思う。
国民栄誉賞のなでしこジャパンへのプレゼントが高級化粧ブラシだったそうだ。「なにそれ！」って思えた。その意味するところは、「たまにはお化粧しなさいね」だったり、「少しはおんならしくね」だったりするのかな。
だとしたら、なんだか残念な気がする。彼女たちの、素顔そのまんまでキラキラしているキャラで、充分美しいし、素敵だ。それに気がつかないで、こんな時に化粧ブラシを贈るセンスに、菅総理の株は私の中でまた下がってしまった・・・
最近はニュースも少なくなった、福島の原発。溶け落ちた燃料棒は今どうなっているのだろう。だれも語らない。ぶきみである。こう書くのは何度目。
原子力保安院というところの情けなさが、福島のこども達の質問で露呈している。みごとなまでの、官僚答弁。質問とかみあわない答え。答える人のマイクのたらいまわし。気の毒なほど、組織のために生きている人たちだなと思った。
こういう人たちを、社会のヨメ と呼びたい。 一昔前のヨメだけれどね。
きのうの朝日新聞に、九州、熊本で”新政府”を立ち上げた人がいるとの記事があった。
ゼロから始める都市型狩猟採集生活 などで注目された、若手建築家坂口恭平さんが、新政府の首相だそうだ。
現政権に愛想がつきた・・というその心情はまったくもって同感だ。
これだけの被害がでて、被災者が困窮する中、政府は機能不全だった。政治家は自分のことしか考えていないように見えた。
政治が大事。政治に関心を！と言ってきたわたしも、今回は愛想がつきた。
かすかな望みはもちたいと思ってはいるが・・・官僚政治は変わらない・・。
ぎりぎり冗談のギリギリ本気というそのこころいきがいいと思った。
あっというまに時がたってしまった。この１週間は、疲れていたのだと思うが、晩御飯をたべると眠くなって、なにもする気がおきなかった。
頭が遊びモードから、ようやく仕事モードに切り替わった。またがんばって仕事をしないと、遊んだカード決済が待っている。
アメリカはカード社会だった。サンディエゴの街中の小さなショップでもカードだった。ほとんどキャッシュは必要ない・・ということで、秋田銀行ではもうトラベラーズチェックも取り扱っていなかったが、現地に行って納得だった。
食事をした後のチップもカードで払うのだが、このチップ制度はなかなかむずかしい。多いともったいない気がするし、けちだともおもわれたくないし。なにより、むこうの人はチップのこともあるからなのか、とても愛想がいいし、飲み物のおかわりを何回ももってくる。
その行為にチップを支払っているのだと思う。
東日本大震災…新盆だ。
きのうの朝日新聞に、広島、長崎と原爆をおとされた被爆国の日本で、なぜ原発の推進をしてきたか・・についての論考があった。
そして、「だからこそ」 なのだという。だからこそ、平和利用として原発をすすめてきたと。
核爆弾をつかったアメリカへの恨みとして、同じ核をうまく利用して、「科学で敗れた戦争なら、科学で見返そう」としたというものだ。そのためには、絶対安全でなければならなかった。
しかし、どうだ。何度めの被曝といったらいいのだろうか。第五福竜丸を入れて、４度目？
戦争も国策で止められなかった。原発も国策で止められなかった。
アメリカを訪れるたびに思うことは、この国と日本が戦争をして、勝てると思ったのか？ということだ。
ロスからサンディエゴに向うハイウェーの側に、カルフォルニア州に２基ある、原子力発電所がある。海のすぐ近くだが、アメリカはスリーマイル島の事故の後、原発を新たに建設はしていない。そのハイリスクに気づいているからだろう。
アメリカの親戚たちの家は、夜はほんとに暗い。照明は間接照明で、蛍光灯がこうこうとついている我が家とは大違いであった。電気料が高いのだと言っていた。
リスクを、日本の政治家はなんと考えていたのだろう。
戦争といい、原発といい、なんだか日本の愚かしさが見えてくる。
