29日、30日と、研修のために東京に行ってきた。
今回は、性暴力被害者支援体制整備促進のための研修で、1時間から1時間半のレクチャーを9つ受ける、強硬スケジュールだった・・。
平成27年度には、各都道府県に、性暴力被害者支援センターを最低でもひとつはつくっていこうというのが、政府の方針で、日本もようやく声なき声に耳を傾けようとしている。
一番印象深かったのが、司法における強姦罪の意識の遅れであった。1907年にできた刑法に基づいているらしく、暴行、脅迫がなければ強姦とみなさない・・ということになっている。なぜ逃げなかったのか、声をあげて助けを求めなかったのか・・ということで、合意だったとみられるということなのだ。だから、強姦事件で無罪になることも後をたたない。
裁判官の頭の中は、1907年で止まっているのだろう。
この国で、おんなでいることは、いかに性暴力の危険にさらされているかを思い知る。
相手は、7割以上が知っている相手からだ。その中には実父や養父や、兄弟もふくんである。 親告罪であるということも、大きな壁である。
DVとおなじで、男性と女性との間にある不対等な力関係、性差別lが生みだす、もっとも卑劣な暴力であり、許せないと思う。
性的関係には恋人であれ夫婦であれ、「同意」『合意」が大前提なのだという認識が必要だし、性教育の大切さもだなあ。
女性の人権侵害に対して、やれることをがんばるのみだなあ。 また、ファイトがでてきた。