久しぶりに市議会の傍聴に行った。秋田市のゴミの有料化が決まる日だった。
そして、賛成多数で可決された。
担当の建設委員会や、各会派の賛成意見を聞いていても、なんだか賛成理由がわからなかった。
ゴミ問題は、目的が減量から、将来の溶融炉の建設のための積立金にいつの間にかすり替わっていた。これも驚きだった。賛成派は、だから必要だとしていた。つまり、また大きなたてものを建てたいのだろう。建設委員会で話し合われたのが、ようやく納得いった。
なんでも燃やす溶融炉は、20年しかもたないのだそうだ。だからまた新しい焼却炉をつくるんだそうだ。
だったら、最初からそう言ってよ!と思う。なにがゴミの減量の必要性だ。昨年からの説明会で、こんな積立金の話は出てこなかった。ゴミ袋の値段をあげて、収益の半分を積み立てるのだそうだ。税金の二重取りである。
反対意見をのべた、公明党、共産党、フォーラム21、わんぱくの会の方々の意見は心から納得できた。どの反対意見もそのとおりだと思った。
市民のみかたという議員が、市役所の職員の苦労をほめたたえて有料化に賛成の意見をのべた。市民のみかたではなくて、市の職員のみかただろう。
こうして議案が通っていくんだと思ったら、怒りを通り越してあきれてしまった。