このところ、安倍総理の加計学園への関与についてのニュースに、くぎづけになっていた。
文科省の前の事務次官、前川さんが記者会見をして、総理の意向があったとした文章の存在をめぐっての、菅官房長官の発言は、個人攻撃であり、ひどいものだった。
「出会い系バーに行った」 ということに対しての反応が、発言するその人の頭の中をそのまま映し出していると感じた。
前川さんは、女性の貧困について調査したいと思って行っていたと記者会見で語っていたのに、まるで鬼の首をとったかのように、「そういうところに行っている男性」というイメージをふりまく文章がネット上にあふれた。
私は、まず、読売新聞で一個人のプライベートをあのように書くことが信じられなかった。安倍総理が最近よく言う「印象操作」そのものである。というか、普通は有り得ないことだと思う。
私は、前川さんと会っていた女性に話を聞いてみたらいいのに・・と思っていたが、このたび週刊文春がその女性たちの話をとりあげていた。さすが文春。前川さんはほんとうに女性たちから、話を聞きたかっただけだ。
子どもの貧困は女性の貧困であると、記者会見で話していたこの文科省の前事務次官は、ほんとうに現場をみて問題解決しようとする、本物の仕事人だったのだと確信した。
それにしても、「そういうことろに行ったら、そういうことをするものだ」ときめつける、今回の前川さんを批判をした人たちの文章や発言は、その人自身のあたまの中そのものなのだろう。女性がなぜそういうところで”仕事を”しているのか、考える想像性などこれっぽっちももたない人たちなのだと思う。
それが国のトップにいる人たちの発言である・・・。個人攻撃の顛末はどうなるのだろう。読売新聞も。官房長官も。
お友だちの学校へは、国民の税金が湯水のようにそそぎこまれようとしているのに、保育園の整備は目標達成が先のべされることとなった。税金のつかいかたが、おかしいだろう!
この国が、少子化から抜け出すことは、もはや無理というものだろう。残念なニュースばっかりだ。