秋田県がサッカースタジアムの建設にふみ切ろうとしている。スタジアムがなければ、J2にいけないためだというが、あまりスポーツに興味がないわたしからみたら、バスケットボールやラグビーのプロスポーツがあって、そこにまたサッカーも加わったら、人口減少著しい秋田県で観戦客を動員できるのか心配だと思うのだが、3000人も集まるものなのだろうか。
新聞報道によると、建設費が100億から150億というから、また県民の税金が投入されるわけだ。
これから始まる県民会館の建て直しといい、児童会館の改修といい、建物建築に関しては、ことさら熱心な県である。そうだ、数年前に、オープンしたばかりの中央街区の県立美術館にも改修工事の予算8千万円があてられるということだったのを忘れてはいけない。
この県立美術館も、藤田嗣治の「秋田の行事」が展示されているが、以前にあの絵があった元の美術館をどのようにつかうかが、検討されている。たしかここは、耐震建築ではないということで、県がむりくり藤田の絵を移動してしまったが、あれから耐震構造に改修したという話は聞いていない気がする。
たしか、6億だか8億だかかかるということで、藤田の絵を運び出したのではなかったか・・。
せまいスペースに押し込められた藤田の絵が気の毒である。
にわかに浮上したスタジアムの建設費は、もしかして、イージスアショアの設置見返りに、国から交付金が出るのではないのかと、勘ぐっている。秋田県は絶対お金を受け取って”基地”の建設に踏み切るだろうと考えているからだ。建設工事は秋田県のもっとも好む税金の使い方だものなあ・・
私の勘が、はずれてくれればいいなあ・・・
お金で県民の安全は売り渡しません!なんて、考えは、 ないか・・