黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

戦中 戦後 昭和ひと桁うまれの思い出 3(樺太 敗戦)

2020年08月14日 | 戦争

1945年 昭和20年8月9日ソビエトが対日参戦した

恐れていたことが現実になった

樺太が孤立し戦場になる

当時の樺太全土の人口は約40万人

女性と子供に疎開命令が出され

14歳以上の男性は残ることになった

13日から疎開がはじまり我家は18日の出発が決まった

学校をさぼって荷物の整理

父が国鉄勤務だったのでよそより多い6個の荷物が送れる

 教科書 冬服などめぼしいものはすべて行李に入れた

 

15日敗戦

天皇陛下のお言葉は近所の人たちと聞いた

雑音でわけが分からなかったが 

日本は負けた 皆殺しにされるかも・・・と言うのを聞き

恐怖だった

 

疎開は引揚となった

16日だったと思うどこかのグランドに

豊原市の 女学校 中学校 師範など大勢学生が集まっり

誰かの訓示を聴いたが内容は何も覚えていない

暑い日で倒れる人が何人もいた

学校で在学証明書だけを貰う

 

ネットから

父の勤めていた樺太鉄道局

 

残念だがその頃の写真は1枚もない

2012年7月訪れたとき

 

戦前からの博物館 現在も博物館

展示物も子供時代に見たものが多い 

神社の狛犬が玄関わきに鎮座していた

 

奉安殿 博物館の敷地内に

 

 現在の豊原駅 昭和20年8月22日の空襲で焼けてしまった

 

昔の公園は ガガーリン公園になっていた

 


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