”かざみどり”の気まぐれ日記

我が家の癒し系、青色セキセイインコのピーちゃんの成長記録とボートのお話

せむどん、紀ノ川『ボート』デビュー!

2008年07月29日 | 漕艇 Rowing

27日日曜日の早朝練習

かねてから紀ノ川でボートを漕ぎたい!
と熱望していた『せむどん』さんをお迎えしてダブルスカルを出しました。

このところ高校生が独占状態で使っていたということもあり、伏せてあった艇を表返して、整備状況の悪さにびっくり・・・

しかも、この日は夜中からとんでもないくらいに暑く、朝6時で30℃をこえる暑さに加え、風もある。
潮も目一杯引いていて、泥に埋まりながらの蹴り出し。

おっと、話は少し戻るが、せむどんさんに和歌山RCのロースーを貸した。
僕のものなのでサイズ的に苦しいかな?と思ったが大丈夫そうだ。
しかも、ロースーを着るのが初めてだというせむどんさん、めっちゃ嬉しそうでした。

話は戻って、蹴り出して靴を履いて、エントリー、ファイナルのポジションを確認した。
ピン→ヒールは問題ないが、レールが出すぎているのでファイナルでシートストッパーがふくらはぎに当たる状況。
乗艇前にわかっていたので補正しようと試みたが、レールを支持するネジが錆びていて動かない・・・

全く漕げないわけではないので、妥協するしかなかった。

土入川を下って紀ノ川河口にでると、せむどんさん感激してたなあ。

そこから、動きをチェックしながら紀ノ川大橋まで上り、UT。

途中漁船の波をくらったりしながら紀の国大橋までいった。
高圧付近までいって、森にいる鳥の鳴き声とかも聞いてもらえればと思っていたが、時間的制約に加え、ウェイクボートが2隻出ていたので断念。

下りでは、(自分のキャパの範囲での)技術的な解説を織り交ぜながら、ひとり漕ぎなどを取り入れたり、低レートでのライトパドル短漕などを織り交ぜて河口まで下った。

ボートの醍醐味は、初めてコンビを組んでも、目指すことは『シンクロ』させて艇を進めること。
漕ぎ進んでいくうちに、動きがマッチしていって、スピードが増していくのが楽しめました。

今回は僕自身、学校行事の関係で、朝ゆっくりする時間がなかったので
せむどんさんには全く愛想なしで、ボートだけ漕いでとんぼ帰りさせてしまい、本当に申し訳ないと反省。
しかも川までが荒れ気味だったし・・・・・

9月か10月にぜひまた漕ぎましょう。

 

 

 


国体近畿ブロック大会総括

2008年07月29日 | 漕艇 Rowing

21日9時頃の琵琶湖漕艇場。

 

成年男子1×、ゴール付近、激しく追い上げる
井上君と逃げきろうと踏ん張る青地

 

7月21日に琵琶湖で開催された国体予選近畿ブロック大会

成年男子4+のCOXで出ました。

我々和歌山選抜は、漕手として学生3人を乗せました。

前日に滋賀入りして、夕方1モーション。
コースはカヤックが占拠している状況だったので、瀬田川に下ってUT。
ペアまわしをしたりして、動きを確認。
とにかくしっかり出力して、ズレをなくしていくように心がけた。

石山付近からセーヌまで下った。
少しずつ良くはなっていったが、微妙なズレはなかなか解消されない。
そして艇を回して上りにかかった漕ぎ始め、2番のクラッチのソールピンをとめているナットが緩み、漕げない状況。
その後、3番以外が皆同じ症状でクラッチがグラつく状況になってしまう最悪の状況。

龍谷大学に桟橋まで戻って工具を借りることに決め、向かい風の中唐橋付近までノーワークで上る羽目に・・・。

20分近いノーワークが効いたのか、動きが良くなりつつありました。


桟橋に上がって工具を借りるました。原因は、すべてのL板下部にスプリングワッシャの間に割り込む平ワッシャが入っていなかったために、スプリングワッシャによって表面が削れてしまっていて溝ができていたのが原因でした。

時間も追っていたので、ショートピースを少々とスタート、スパート、スタ力を入れて20日は終了。
スピードはあるが、艇の動き始めの鈍さと全体的なポイントのズレは解消されなかった。
個々の力は強いので、マックスパワーを出していこう。

翌21日。
9時の開始式までの空き時間を使ってコース付近とコース内でショートピースとスタ練。
2日間の練習乗艇で、スタートが決まらないというとっても厳しい状況でレースに挑むことになりました。

12時過ぎのレース、40分前に蹴り出してレースアップ。
コースに向かって上って行き、折り返して沖側を下っている時にフィンに水草が絡みつくという最悪のアクシデントが発生。
コース付近にいた救助艇に付けて草を取り払ってもらい、事なきを得ました。とはいえ、琵琶湖の汚染は尋常じゃないと痛感した。

そしてステイクボードに付けてレーススタート。
コースコンディションは緩い追い風で良好でした。
我々は沖側の1レーン。隣は好調を維持する奈良選抜。

そしてスタート。
1本目、Sサイドが思いっきりミスして大きく曲がってしまい、ラダーを切る羽目に・・・。
その後たて3本で立て直したが、いきなり奈良から遅れてしまった。

スパートはSR43、ここで僕の右足がストロークコーチに当たってしまい、センサーから外れてしまった。
というわけでSRを確認できなくなってしまった。

スピードをキープする指示をだして300付近まで引っ張ってコンスタントに。
SRは35くらいだったと思います。そこですかさず足蹴り。
滋賀、奈良、京都には大きく離された、大阪にも水をあけられる厳しい展開で500通過。足蹴りを入れて応戦すると、大阪との差が詰まり始め、アドバンテージを漕手に伝えると、しっかり応えてくれた。
650で再び足蹴り。徐々に詰まりつつあるなか、そのまま700でラストスパート。
大阪との差は詰まっていったが結局2秒届かずゴール。

タイムは3分16秒後半。
しっかり出し切ってくれましたが5着でした。

トップ3は3分ひとケタのタイムだったということを考えると、選手個々の技術レベルをアップしないと出せるタイムではないと痛感しました。

3分15秒から先は、きっちりとコーチングできる指導者が付かないと厳しいレベルといえるでしょう。

う~ん、近畿ブロック通過には高い壁がふさがるなあ。

恥ずかしい話、ボートは長く続けているが、3分10秒台のクルーに乗ったのは初めてでした。
スタートは鈍かったが、中盤以降失速しないのが体感でき、貴重な経験になりました。
コックスのポジションに座っていては、漕手の動きを見ることができないので、限界があります。モーターで伴走してチェックして指示を出す体制が必要ですね。

 

とにかくボートの奥深さを楽しんでいます。
普段のシングルスカルでの乗艇にバリバリフィードバックされた最高の体験でした。