奥さんのお父ちゃんが、庭の八朔の葉を食べて育ったアゲハチョウのさなぎをいくつか貰いました。
先週初めから、1匹また1匹と羽化していきます。
蝶を飼育するわけにはいかないので、無事羽化する様子を見届けて、ヒラヒラ舞い上がっていきます。
羽化すると、近くのものに捕まって、しばらくじっとしていて、そのうち羽根を広げてみたりして、気が付くと飛び立っていきます。
生命の神秘を感じます。
そんななか、先週の月曜日に羽化した子は、羽根を乾かしている時に、落ちたようで、羽根がつぶれてしまいました。
奥さんがインターネットで調べたところ、『それは責任を持って飼うしかないですね』と書いてあったらしく、砂糖水を与えたりしながら、クワガタを飼育していたプラスチック容器にカブトムシ用のクヌギマットを敷きつめ、割り箸に捕まらせて飼っていました。
この子は、飼育箱の蓋を開けると、手に上ってくるんです。
手乗り蝶々です。愛嬌がありました。
飛べない羽根で必死で生きようとしていたのかもしれない。
しかしながら、砂糖水をうまく吸うことができたのも数える程度で、生き延びられるのかと心配しましたが、飛べない羽根で5日間我が家の一員として過ごしました。
よく頑張ったと思います。
あれから3匹巣立って行きました。