風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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日々の出来事を速報!!

ブレヒト連続公演 第一弾!『乞食 あるいは 死んだ犬』速報!

2008-07-15 20:36:52 | 公演情報
レパートリーシアターKAZEでは、フランスからオリビエ・コント、イワナ・クラチュネスクを迎えて、いよいよ“ベルトルト・ブレヒト作品3本連続公演”の第一弾『乞食 あるいは 死んだ犬』の稽古が始まりました!

今回の作品は、ブレヒト初期の短編劇のKAZE初めての試み。
出演の2人はフランスから日本という長旅に疲れを感じさせることなく、翌日からの稽古に取り組み、パワフルな演技を見せてくれています。

戦争で勝利をおさめ、上機嫌の皇帝(イワナ・クラチュネスク)が、ふと城門に寄りかかる乞食に目をとめて話しかける。二人の会話はかみ合わないまま、いつしかお互いの立場を逆転させていく。
社会の、人間の真実を語るのはいったいどちらなのか…

浅野佳成と劇団KAZE、オリビエ・コント、イワナ・クラチュネスクの初の共同作業。
今後の展開をどうぞご期待ください!


↑イワナ・クラチュネスク演じる皇帝。
舞台装置と衣装はポーランド在住のKAZEのメンバー、ズザンナ・ピョントコフスカ。

↑2005年、2007年と『年老いたクラウン』(マテイ・ヴィスニュック作)で日本の観客を圧倒させたオリビエ・コント。
今回は初のブレヒトに向かい、乞食役でどんな姿を見せてくれるのか。

『乞食 あるいは 死んだ犬』は7月28日(月)から8月3日(日)まで!
チケットは好評発売中です!!
http://www.kaze-net.org



『肝っ玉おっ母とその子供たち』旅公演速報⑧!

2008-07-15 02:18:59 | 全国巡回公演
いよいよ7月、春の旅公演も残り2週間となりました。
7月9日(水)~11日(金)、鳥取県・西部地区合同公演(米子合同)で、『肝っ玉おっ母とその子供たち』を上演しました!長い歴史のある合同鑑賞会で、今までにも風の『ヘレン・ケラー』(99年)『Touch』(02年)を上演しています。
今回の参加校は、境高校、米子西高校、米子南高校、米子高校の4校。4ステージそれぞれの生徒さんたちの反応がとても生き生きしていて、私たちも客席の皆さんも、お互いにたくさんのことを感じ、共に舞台を創った喜びの大きい公演だったのではないでしょうか。
最初の写真は境高校の演劇部の皆さんと、肝っ玉おっ母の辻由美子。


合同公演の大イベント!演劇部の生徒さんたちとのバックステージワークショップとコミュニケーションワークショップを、二日目の公演後に行いました。
上の写真はバックステージワークショップ。生徒さんからの質問も多いラストシーンの雪の仕掛けを公開しました!

スタッフ担当の生徒さんたちの質問を受けて、劇団の音響スタッフ、照明スタッフが機材の操作を指導しながら、発表会に向けてのアドバイスをしました!


こちらは俳優・西垣耕造が講師を務めるコミュニケーションワークショップです。
『Touch~孤独から愛へ』の原作者であるアメリカの現代作家・ライル・ケスラーからワークショップを学んだ経験を生かし、全国の地域や教育現場で表現やゲームを通して人と人が直接関わり、理解し合う場を展開しています。写真は“ブラインド・ウォーク”

今回は『肝っ玉』の出演者と演劇部の皆さんが一緒にワークショップをしました!
最後の“集団ポエム”では「夏」をテーマに、清々しく、ユーモアのある素敵な詩が出来上がりましたね☆

県大会に出場する米子高校の演劇部。皆で頑張ってください!
米子市では12月7日に『Touch』の公演もあり、米子地区の演劇部の皆さんとは、1年がかりのワークショップを行っています。8月にも西垣耕造と緒方一則がワークショップをしに行きます。再開が楽しみですね!