11月24日 長崎県 新上五島町 石油備蓄記念会館
27日 福岡県 八女学院中学校・高校 おりなす八女
28日 鹿児島県 霧島高校 同校体育館
29日 鹿児島県 枕崎高校 同校体育館
新上五島町教育委員会主催 一般公演
昨年に引き続き新上五島町での公演です。文化庁の公演で出会い、一般公演から学校での公演、演劇公演の枠を飛び越えたとびうおドリームプロジェクト、フランスの演劇集団スフルールとの協働など多くの交流を行ってきた地域です。今年はずっとお世話になっていた「迎賓館ホール」が改修工事の関係で、島内にあるもう一つのホール「石油備蓄記念会館」での公演です。
今回は、前回参加頂いた「羽差太鼓」の皆さんは残念ながら遠征が重なり出演が叶いませんでしたが、新しく「夢波涛」の皆さん、「色えんぴつの家」の皆さんにコラボレーションいただきました。
前日、会館に着くと応援隊の皆さんが迎えてくれました。
僕たちは舞台を、応援隊の皆さんは受付を、皆さんを迎えるためにお互い準備を進めて行きます。
待ちに待った当日、応援隊副隊長さんの司会で「夢波涛」の皆さんのよさこい節、「色えんぴつの家」の皆さんの歌に盛り上げられていく会場の皆さん。
「ジャンヌ・ダルク」では再会もあり暖かく、視線で支えてくれる客席はこれまで新上五島町と共に創ってきたものを強く感じました。
帰っていく皆さんを見送りながらまたここに来たいと強く思いました。
また必ず帰ってきます!
八女学院中学校・高校
この学校は前回の2023年の「ヘレン・ケラー」に続き、5回目の公演です。
中学校・高校ということもあり、人数も多く午前午後2回公演で行うこととなりました。
午前の部、中学生と高校1年生約700名。
教頭先生の司会で始まった公演、「予習をしてきた人、全く分からない人それぞれの見方、感じ方でいいと思います。普段の勉強から離れて感情に訴えるような経験をしてほしい」という先生のメッセージを受け元気に迎えてくれた生徒の皆さん。時には真剣に、時には笑いながら一緒に舞台を創ってくれました。
終演後、舞台裏見学も行われさっきまで客席から観ていた物に触れ、それぞれに楽しんでいました。
午後の部、高校生3学年約700名。
学校が近くにあるとはいえ、さすが高校生集合予定時刻よりも早く集まり今か今かと待つ姿に私たちの疲れも吹き飛ばされます。鳴り止まない拍手、活気の中で迎えた公演。終始元気な姿で公演に参加してくれていました。
カーテンコールでは代表の生徒さんから「普段はテレビだったり、スマホだったりでしか見ないけど、こうやって生でみる大切さを知りました」とその場で出てきた言葉を素直に伝えてくれました。
午前と同じく、終演後の舞台裏見学そして座談会も行われました。
ほとんどの生徒が昨年「ヘレン・ケラー」を見ていることもあり、開演と同時に再会の言葉をかけてくれる生徒さんもいたようです。
また近いうちにお会いしましょう!
霧島高校
この学校は2012年の「Touch」から12年ぶり3回目の公演です。
霧島市は劇団員の亀澤美未の出身地でもあります。
現在、人数も減ってしまい3年に1回の芸術鑑賞、先生方皆さんの想いのこもった公演です。
入場中には舞台見学も行われ、始まる前から舞台裏では盛り上がっていました。
開演前、校長先生からも「今日の観劇が、皆さんの人生を変える或いは高校生活が豊かになるきっかけになるそんな素敵な時間になることを期待します」とこの時間にかける想いがすごく伝わってきました。
この日はすごく寒い日でしたが開演と同時に客席に飛び込むと、待ってましたという熱気に心温められる想いでした。
カーテンコールでは、生徒会長さんの想いのこもったメッセージと大きな花束お頂きました。ありがとうございます!
撤去作業には、なんと当日の呼びかけにも関わらず学校の3分の1ほどの生徒さんがお手伝いに駆けつけてくれました。
下校の関係で先に帰らなければならない生徒さんもいましたが、皆さんありがとうございました!
枕崎高校
こちらの学校ではなんと6回目の公演です。
体育館進入経路に坂がある関係で、前日トラック進入チャレンジをさせていただきました。無事入るまで残ってくださっていた先生方。ありがとうございました。
そんな期待を背負って迎えた本番、これから何を観せてくれるのだろうという真剣な眼差しで僕たちを迎えてくれました。終始今起きている出来事を感じ考えながら舞台と向き合ってくれていたのではないかと感じます。
カーテンコールで挨拶してくれた代表の生徒さんも「芸術に触れることができて、心がワクワクしたり考えさせられたりして、とても良い機会になりました」と感想も交えながら語ってくれました。
撤去作業には野球部の皆さん、生徒会の皆さん、そして有志の皆さんが集まってくれました!皆さんのおかげですごく早く撤去が終わりました。ありがとうございました!
やっと冬の寒さが感じられるようになった今週、再会や公演にかける皆さんの想いが寒さを吹き飛ばしてくれました。
体調に気をつけながら最後まで走り続けます。
文:シャルル7世役 石岡和総
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