風のBLOG

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2024年 秋 『ジャンヌ・ダルク〜ジャンヌと炎』 九州ツアー その6

2024-12-10 12:01:22 | 全国巡回公演

『ジャンヌ・ダルク ジャンヌと炎』の旅公演も中日を過ぎ、6週目に突入しました。
今週は

11月18日 宮城県 日向学院中学・高校 同校体育館
11月19日 鹿児島県 鹿屋中央高校 同校体育館
11月22日 佐賀県 唐津工業高校 同校体育館

でした。

日向学院中学・高校

宮崎市の中心地にある中高一貫のミッションスクール。
終戦直後の1946年創立。
長い間男子校だったそうなのですが、1993年から共学に。
創設者チマッティ神父の名を冠した体育館にて上演。

風は3回目。
全校生徒が体育館に勢揃いするのは初めてだそう。
750名の生徒さんと約20名の保護者の方も来て下さいました。
先生方も含めると800人超!

体育館いっばいでした。

保護者会行事とのことで会長さんの「体育館で観る機会はなかなかないと思います。皆さん楽しんで観ていただければと思います。」と生徒さんたちにメッセージを送られたあと、校長先生からも「劇というのは一つの表現方法、どのように表現され、どんなメッセージが込められているのか、そして自分が何を考え、何を感じたか。今後の学校生活に活かせるように積極的に観てもらえたらと思います。」という言葉を受け拍手で開演。

その言葉通り、積極的に目を向けてくれました。

カーテンコールでは代表の生徒さんが「声を上げることの大切さを感じました。どんな小さな声でも上げる事が大事だと思いました。」と言ってくれました。

綺麗な花束もいただきました。

終演直後には全校生徒さん全員が舞台側に集まっていっぺんに記念撮影!
これほど多くの生徒さん全員とというのは風史上初だと思います。
保護者会会長さんの発案
だったようす。
ナイス提案!

バックステージツアーもたくさんの生徒さんたちが参加してくれていろいろな質問が飛び交っていました。
この様子は学校のホームページにも早々に掲載されています。

撤去の時は男女バレー部の皆さんが手伝ってくれました!

とっても明るい生徒さんたちで楽しく笑ってるうちに作業が終わったという感じでした。

ありがとうございました!

 

鹿屋中央高校

前日に引き続き、11月中旬とは思えない暖かさ。
というより暑いくらいの陽気で南九州の気候を存分に体験しました。

さて、普通科の3年生以外の観劇となったにも関わらず、この日も全体では750人ほど。
体育館後方2階の広いギャラリー席まで使っての観劇となりました。

スポーツも盛んな学校で立派な体育館でした。

開演前はご担当の先生の諸注意から始まり、大きな拍手で迎えてもらいました。

いざ開演。
客席後方から入場すると2階席まで物凄い盛り上がり!
舞台に着くまでの間たくさん声を掛けてくれました。

カーテンコールでは生徒会長さんから「歴史の授業でジャンヌ・ダルクのことは見たことがありましたが、詳しくは知らなくかったのですが、登場のところから引き込まれていきました。また各シーンでは登場人物の感情が伝わって来ました。裁判のシーンでは泣きそうになりました。ジャンヌの信仰心の強さに驚きました。最後のシーンでは再現度がすごかったです。最後までワクワクドキドキが止まりませんでした。また風さんの演劇を観たいと思いました。」と感想を述べてくれました。

こちらもバレー部の生徒さんたちを中心に撤去のお手伝いをしてくれました。
少し凄みを感じるくらい黙々と進めてくれました。

おかげさまであっという間に終了。

こちらからお礼を言ったあとは清々しい笑顔を見せてくれました。


唐津工業高校

今回で風4度目の学校。
前日の夕方から仕込みをさせてもらいました。
完全な2階というより1.5階くらいの広い階段がある体育館。
部活終わりの屈強なバスケ部の皆さんが搬入を手伝ってくれました。

今年度、80周年を迎えた伝統と実績のある工業高校。
日頃からものづくりをしている生徒さんたち。
私たちの仕込みの様子も興味を引き「すげー!俺こういうの好き!」と言いながら見に来てくれたりしました。

図書委員長さんの司会により校長先生が呼ばれ「本校では音楽鑑賞、古典芸能、演劇鑑賞と毎年芸術を鑑賞しています。今年は演劇です。しっかり鑑賞して芸術に触れて下さい。」という言葉を受け、拍手で開演。

カーテンコールでは図書委員の生徒さんが「ドラマや映画、動画は見ても演劇を観るのは初めてだったのでとても楽しみにしていました。プロの演劇は迫力があり感動しました。とても充実した時間になりました。」という言葉とともに生徒さんが作った木製のとっても素敵なカレンダーをいただきました。

終演後には図書委員の生徒さんやバスケ部の生徒さんたちが撤去の手伝いをしてくれました。

先生も何名か参加して下さって、生徒さんたちとともに汗を流していらっしゃいました。

前日の搬入と同じ様に屈強な男子生徒さんたちがワイワイしながら搬出してくれてスムーズに終わらせることができました。

ありがとうございました。


今週もたくさんの一期一会の中で生まれた発見や感動、出会いや再会の場が作られました。

手前味噌になってしまうかもしれませんが、ワクワクドキドキが止まらない時間の何と尊いことか。
そんな時間を皆さんと共に創れたことに感謝しつつ、これからも創り続けていけるであろう未来を
見つめながら風の旅は続きます。

この度もたくさんの方の支えとご協力をいただきました。

本当にありがとうございました。

これから寒い冬向かっていきます。
皆さまお身体には十分お気を付けて過ごされることを祈っております。

では、またどこかでお会いしましょう!


文:ヨランド・ダラゴン役 仲村三千代



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