
トップの写真は、淡路島から臨む日没前の瀬戸内海です。
『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』のツアーも早いもので6週目が終わりました。
九州をはじめとした記録的な大雨が各地で降っていますが、
公演の日は幸いにも天候に恵まれ、アツい公演を続けています!
今週は
6月21日(火) 兵庫県 淡路高校/同校体育館
22日(水) 香川県 寒川高校/同校体育館
23日(木) 広島県 クラーク記念国際高校 広島キャンパス
/広島市東区民文化センター
での公演でした。
淡路高校
淡路高校は、島内唯一の総合学科をもつ学校で、創立90年を越える歴史ある学校です。
風の公演は、今回で5回目となりました。
開場中は静かにしていた生徒のみなさんでしたが、公演が始まると時折話しもしながら、
それぞれに楽しみながら見てくれていました。
カーテンコールでは、図書委員長さんが「ジャンヌのことば、姿が凛々しかったです。演劇は自分にとって縁のないものだと思っていましたが、こうしてふれることができてよかったです。」と、丁寧な口調で思いを語ってくれました。
その後、彼は誰よりも早く舞台裏に駆けつけ、興奮した様子で、みんなの前では語りきれなっかった感想を話しに来てくれました。
終演後は、当初予定にはなかったにもかかわらず「舞台裏を見せてくださ!」という、生徒のみなさんとの舞台見学。
その後、野球部、バスケットボール部のみなさんが舞台撤去に駆けつけてくれました。
興味を持ったことへ積極的に飛び込んでいく彼女たちの姿に、喜びと力強さを感じました。
寒川高校
旅班は淡路をあとにし、鳴門大橋を渡り香川県へ。
寒川高校は、野球や柔道をはじめとした運動部が盛んな学校です。
風は初めての公演でした。
じっとりと湿度の高い体育館での公演でしたが、終始生徒のみなさんは真剣に舞台に目を向けてくれていました。
終演後は、舞台見学が行われ、口々に「面白かったです!」、「すごかったです!」など
の感想を伝えてくれました。
なかには、「私、ジャンヌになります!」と言って、劇中のジャンヌのセリフを覚えてくれている女の子もいました。
舞台撤去には、バレーボール部、バスケットボール部、柔道部、有志の生徒のみなさんがお手伝い
をしてくれました。
「全国で公演してるんですね。すげぇ!つぎの広島の公演も頑張ってください!」
撤去中も劇団員と交流しながら、元気な声が体育館に響いていました。ありがとう!
クラーク記念国際高校 広島キャンパス
今週最後の公演は、クラーク記念国際高校でした。
クラーク記念国際高校は全国各地にキャンパスがあり、各キャンパスごとに特色ある取り組みをしています。
広島キャンパスでの公演は、風は初めてでした。
キャンパス長であり今回の公演の担当でもある山下先生は、同校の福岡中央キャンパス、小倉キャンパス
それぞれのキャンパスで担当をされ、風の公演を実現されてきました。
それにもかかわらず、ご自身は一度も風の公演を見られず、この日が初めての観劇となりました。
生徒のみなさん、先生方そして保護者のみなさん合わせて約200人の客席からは
見ているひとりひとりの眼差しがひしひしと感じられる公演でした。
終演後には、舞台見学と座談会が行われました。集合写真には30人ほどの生徒のみなさんしか写っていませんが
見学にはほぼ全員の生徒さんがのこってくれました。
感激して泣いてしまう生徒、劇団員の話しに真剣に耳をかたむけている生徒、
中学生の時に学校で風の『星の王子様』を見たことを思い出して駆け寄ってきてくれる生徒など、
思い思いの時間を過ごしてくれていました。
公演を通して、先生方が想像する以上に生き生きと舞台を感じている生徒たちの眼差しを感じました。そんな生徒たちをにこやかな表情で見つめている先生方の姿もまた印象的でした。
ジャンヌの旅メンバーは、先のブログでお知らせしている『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』の京都プレミアム公演を見に行きます。
久々に顔を合わせる劇団員同士、旅の経験を感じあうこととなるでしょう。
ひとつひとつの公演での出会いを噛みしめながら、ジャンヌ班は次の公演地である福島県へと車を走らせます。
伝令役ほか/佐藤勇太
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