今週はオリーブの島、香川県小豆島での公演に向けて船に揺られ瀬戸内海を眺めながらのスタートです!
10月30日(月) 【香川】小豆島中央高等学校
10月31日(火) 【香川】高瀬高等学校
11月1日(水) 【京都】京都廣学館高等学校
11月2日(木) 【兵庫】夢野台高等学校
小豆島中央高等学校
小豆島中央高等学校は(統合前 旧土庄高等学校での)2000年『ヘレン・ケラー』を始まりに
今回で5回目となる風の公演です。
「ぜひ舞台を楽しんでください!」
担当の先生の挨拶を受けて盛大な拍手で開演し、音楽が流れ照明変化すると同時に、舞台に向けられた皆さんの真剣な眼差しが印象的でした。
「僕も生徒会長として皆の肩を抱いて元気づけられるようになりたい。」カーテンコールでは生徒会長さんからとても力強い決意の言葉をもらい、それを受けてハロルド役の柳瀬太一が彼の肩を抱いて元気づけていました。
終演後、退場中に舞台のほうを気にしていた生徒さんに劇団員が声をかけ、数名の生徒さん・先生方が体育館に残り、舞台見学を行いました。
その際、「本当に感動しました!」「泣き過ぎてマスクが濡れて使えなくなりました!」とたくさん感想を聞かせてくれました。
そして!なんと!授業の時間にも関わらず約60名程の生徒さん、そして先生方が舞台撤去のお手伝いをしてくださいました!ありがとうございました!
小豆島の景色に見送られ、旅班は次の公演地に向かいます。
高瀬高等学校
高瀬高等学校は2012年『ヘレン・ケラー』から3年に1度、風の公演をしている学校です。コロナウイルスの影響で期間は空いてしまいましたが、今回公演できることを嬉しく思います!
午前開演の為、前日の夜に舞台設営をしました。学校に着くと約40名程の部活動生の皆さんが搬入のお手伝いをしてくださるそうで体育館の前に大集合していました!「力仕事は任せてください!」「本領発揮します!」とパワー溢れる皆さんのおかげで活気溢れる搬入となりました。部活動生の皆さん、先生方ありがとうございました!
「いちばん前、S席だよ!」
開演前に担当の先生が生徒さん達にかけた言葉です。すると我先にと、生徒さん達が舞台と客席との距離を無くすかのようにいちばん前の席にお友達とおしくら饅頭状態で座っていました。先生の拍手の合図を掻き消すほど、フライングぎみの温かい拍手で始まり、照明が変化すると客席からは歓声があがりました。
終演後、昼休みの時間を使って舞台見学を行い、たくさんの生徒さんが舞台美術・照明・音響に触れ、役者とも交流している様子が見られました。
1年生2クラス約40名程の生徒さん達が体育の授業の時間を使って、舞台撤去のお手伝いをしてくださいました!授業終了のチャイムがなっても「いや、まだ大丈夫です!手伝います!」とギリギリまで搬出を手伝ってくださいました。ありがとうございました!
京都廣学館高等学校
京都廣学館高等学校は1999年『ヘレン・ケラー』・2001年『Touch』・2008年『肝っ玉おっ母とその子供たち』を上演し、今回で4回目となる風の公演です。
開場前のロビーはたくさんの生徒さんで溢れていてとても賑やかな雰囲気です。
本番中、食い入るように舞台を見つめ、休憩になると周りのお友達と「やば!(ハロルドが持つ銃から)火花出たな!」などと感想を語り合う姿も見られました。
終演後、当日の呼びかけにも関わらずたくさんの生徒さんが舞台上にあがり、舞台美術・大道具・小道具に触れ、中には劇中のワンシーンをそれぞれの役になりきって演じている生徒さんの様子も。
その後、客席ではハロルド役の柳瀬太一との座談会も行われ、和やかな雰囲気の中たくさんの質疑応答が飛び交い、柳瀬の言葉を真剣な表情で聞いている生徒さん達が印象的でした。
夢野台高等学校
夢野台高等学校は風の公演が初めてとなる学校です。
2階体育館だったので前日の夜、荷物の運び込みをしました。学校に着くと様々な部活動の生徒さん達が体育館周辺を掃除していて、劇団員とすれ違うたびに「こんにちは!!」と元気な挨拶をかけてくれて、夢野台高校の皆さんとつくる公演の場がすごく楽しみになりました。
入場口から入ってくる生徒さん達は、いつもの体育館に劇場がつくられたことに対して驚きの声をあげ、この公演を楽しみにしてくれている様子でした。
体育館めいいっぱいに全校生徒約800名が座っている様子は圧巻の光景でした。
カーテンコールでは生徒会長さんが「普段触れることのない生の演劇を観ることができてとても有意義な時間だった。ハロルドの2人に対する愛に心打たれ、この公演を通して助け合いの素晴らしさ、大切さを感じた。」と素晴らしい挨拶をしてくださいました。そして、副会長さんからは素敵な花束もいただきました。
芸術に触れることで自分自身の心の変化や内から湧き出てくるものを感じることはすごく面白いことだと思います。また、日常生活を共に過ごす生徒さん同士、生徒さんと先生方、生徒さんと保護者の方が同じ芸術に触れ、その時間を共に体験することも大切な時間で素敵なことだと思います。そのような空間や時間に立ち会えていることが私自身とても嬉しいことで、貴重な時間を過ごしていると感じています。
『Touch〜孤独から愛へ』
秋ツアーもいよいよ終盤になってきました!
“ 僕らはいつも旅の途中 ”
これまでに様々な場所で出会った全ての人達、これから出会う全ての人達との出会いや繋がり、そしてその場にいる全ての人達とその場でつくる空間を大切にし、私達はまだまだ旅を続けていきます。
文:スタッフ 亀澤美未
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