(トップの画像は岐阜大学教育学部附属中学校での1枚)
10月5日 岐阜大学教育学部附属中学校(岐阜県)
6日 駿河総合高校(静岡県)
7日 新発田南高校(新潟県)
8日 飛騨神岡高校(岐阜県)
9日 恵那農業高校( 〃 )
第三週目は、中部日本を一周するようなコースでした。
岐阜大学教育学部附属中学校
この学校は文化庁の教育支援事業「文化芸術による子供の育成事業」で、この2月に『肝っ玉おっ母とその子供たち』を全校生徒が参加し公演したばかり。
8ヶ月ぶりの再会という喜びの中で、生徒達は様々なことを発見しては応答しながら『ハムレット』を見ている姿が印象的でした。
この学校では全クラスによる演劇発表会が30年以上も伝統として続いており、終演後もメモを片手に熱心に質問する姿があちこちで見られました。
↑養護学級の皆さんから、手作りのプレゼントも頂きました。
駿河総合高校
駿河総合高校は静岡市民文化会館での公演でした。風はこの学校では初めての公演です。
↑舞台袖には司会を務めてくれた図書委員の皆さん、開演前の様子。
強い集中力で舞台を見つめる客席に突き動かされた公演だったと思います。
↑こちらは終演後、お疲れ様でした!
終演後には、三人の生徒が楽屋を訪ねてくれ、急遽ハムレット役の佐野準を囲んで座談会が行われました。
図書委員の生徒は舞台裏の様子に関心をもち、演劇部の生徒にとっては様々な演出が印象的だったようです。
新発田南高校
新発田南高校は生徒1070人がびっしりと座る体育館での公演でした。
体育館のフロアに舞台を設営している時に見学に訪れた教頭先生が
「こんなに大がかりで、劇場仕様ですね!楽しみです」
と喜んでおられました。
公演は文字通り熱気に溢れる体育館となりました。
公演後の撤去・後片付けには、男女バレー部・男女バスケ部、そして有志の生徒達が手伝ってくれ、交流の場ともなりました。手伝ってくれた皆さん、有り難うございました。
同時に応接室では演劇部・生徒会との座談会も行われました。
飛騨神岡高校
実は飛騨神岡高校は、去年公演の予定だったのですが、台風のために一年順延となった学校です。
先日ノーベル物理学賞を受賞された梶田さんの研究施設スーパーカミオカンデが、この神岡にあり、町をあげて盛り上がっていました。
「去年は本当に楽しみにしていましたが中止になり、今年こそ『ハムレット』を観られると、二倍楽しんでみることが出来ました」と挨拶してくれた生徒会長さんの嬉しい言葉に代表されるように、熱心に舞台を見つめる彼らの視線と僕たちの視線とが、いくつも交錯する本番でした。
終演後の撤去・後片付けには三年男子と有志の生徒達が手伝ってくれ、賑やかな交流の場となりました。
また校内のランチルームでは座談会が行われ、舞台のことだけでなく、彼らから神岡の魅力を沢山教えてもらいました。
またロボット部がロボットボクシングの世界大会に招待されたとのことで、部室を取材させてもらいました。頑張って下さい。
バスが学校を出発する時には生徒達が見送ってくれました。
恵那農業高校
恵那文化センターでの公演で、生徒会役員と文化委員が希望して実現した公演だそうです。
身を乗り出して見ている生徒もおり、客席のひとりひとりの中に「To be or not to be」を抱きながら芝居を見ているということが伝わってくる公演でした。
温かい拍手に包まれたカーテンコールでは、学校で作っているジャムを頂きました。
恵那農業高校では、今月下旬に各クラスがステージ発表が行われるということで、終演後のバックステージツアーと座談会には約50人もの参加がありました。
『ハムレット』の旅は、これから東北へと続きます。
誰のために、何のためにこの芝居があるのか。ーそれをしっかりと手放さずに、また新たな発見の旅にして行きたいと思います。
クローディアス役 柳瀬太一
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