風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

中村俊郎さんの義肢装具会社

2017-02-02 | 健康

 ラジオ深夜便「明日へのことば」で義肢装具メーカー社長の中村俊郎さんの話しを聴く。中村さんは京都と米国カリフォルニアで義肢装具製作を学んだあと、郷里の島根県大田市大森町に戻って起業される。1ドル360円の時代に渡米したチャレンジ精神にも驚くけど、過疎化の進む人口4百人程度の田舎に戻って起業されたのはすごい。義肢装具の顧客を多く得たいのであれば都市部で仕事をするほうが有利なはずだから。今では従業員70名ほどの会社に成長し、高品質な義肢装具製作に特化して日本国内の医療機関はもちろん、海外への輸出をしているのだとか。また大田市の古民家再生にも取り組んでおられるようだ。話の隅々に郷土愛がほとばしり出ていた。
 行政が地方創生とか声高に言うよりも、結局、志が高く、郷土愛に燃えた個人の行動が地方で雇用を生み、地元の人々を元気づけて地方を蘇らせるのだろう。雪がとけ出した頃、石見銀山の観光を兼ねて中村さんの会社見学に大田市を訪れたいと思った。