風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

日野原先生、母を語る

2017-09-06 | 健康


 ラジオ深夜便「明日へのことば」で聖路加国際病院名誉院長の日野原先生の話を聴いた。20年前に収録されたアーカイブスの再放送で、生前の日野原先生の声がラジオから流れてきた。
 幼少の頃から医師となって母を看取るまでの半生を、母を中心に話が展開、感謝の気持ちで溢れていた。
 子どもの時、急性腎炎で3か月間休学したり、医学部2年生の時、肺結核と結核性肋膜炎で1年間休学して療養生活を余儀なくされたり、大変な闘病生活を経験されたそうだけど、克服できた陰には母親の献身的な看病と愛情があった。大学の進路を決める時、牧師である父親から神父の道を強く期待されていたが、日野原先生は医学の道を選ぶ。その背中を母親が力強く押してくれたのだとか。母親が日野原先生の人生の中でいかに大きな存在であり続けたことか。
 3年前に黄泉の国に旅立った僕の母親のことを思い浮かべてしまった。僕にとっても母親の存在は大きかったなあと感謝の気持ちを込めてしみじみ思う。

 日野原先生のいい話を聴いた後、爽やかな気分で朝食の準備に取り掛かった。