そろそろ寝ようかと思っていたら東京の姉から電話が入った。夫婦でタイ、ベトナムへの2週間の旅から元気で帰国した様子。メコン川を舟で走っていたらスコールに遭って・・・、ずぶ濡れになって、風邪をひいてしまい・・・、などなど、旅の余韻に浸って熱っぽく語る姉の旅の話を聞いていたら電話が長くなって、寝そびれてしまった。僕って聞き上手なのかなあ。
ハナちゃんは横で寝そべって、長電話が終わるのを今か今かと呆れ顔で待ってくれていた。
眼が冴えてしまったので、ハナについて一題。ハナと散歩をしていると、お名前は?と尋ねられることがある。正式にはハンナだけど、ハナですと答えることにしている。戸籍(血統書)もハンナで登録している。以前は、ハンナですと答えたのに、ハナちゃん?という返事がかえってくると、いいえ、ハンナです、ンが入るんですと申し訳なさそうに訂正していたけど、今ではどちらでもノーブロブレム。どちらの名前でもOKだ。ハンナよりもハナの方が一般的なので、むしろ僕の方からハナでもいいことにして、ハナと答えるようにしている。
ちょうど2年あまり前、生れて間もないハンナを家に迎え入れる時、名前を「花」にしようと思っていた。というのも僕は吉本新喜劇の山田花子さんの大ファンなので、一字いただいて、名前は花にしたいと息子夫婦に言ったら、やんわりと反対された。
それならば百歩譲って、花のハとナの間にンを入れてハンナだったらどうと修正案を提案したら、消極的に渋々賛成してくれた。今となっては純和風の花よりもハンナの方がおしゃれかもしれないと、ハンナという名前が今では気に入っている。