土曜日の夜、古い山仲間6名が僕の秘密基地に集まった。薪ストーブの前でダッチオーブンの猪鍋を囲んで定刻6時から呑み始める。20才の頃から山の会で一緒に汗した何十年来の山仲間ばかりなので話はあちこち飛びながら笑いが絶えない。
一年ぶりに会う仲間もいて、近況のことや家族の出来事などを面白く披露しあう。話題から最近登った山の話が少なくなり、これから先の老後の話が多くなった。それでも、若い頃に登った山の話になると、皆、顔が輝く。酒が旨い。
ひたすら話をしながら呑み続けて、深夜1時前にようやく「そろそろ寝るか」と誰からともなく一声が出たところでお開きに。皆、少しだけ若返った気持ちになって寝袋で寝た。