風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

老いの進行と在宅介護

2018-02-11 | 健康


 大山から家に戻ると、ちょうどばあちゃんのヘルパーさんが帰り支度をしているところだった。朝、玄関のドアの鍵が閉まっていなかったとか、外に出していた正月用の寄植え鉢に水やりをしていたとか、食器の後片付けがいつもしなかった変な状態にしてあったとか、おかしな挙動があったことの報告を受ける。
 雪景色で気持ちをリフレッシュして爽快感に浸りながら帰った途端、現実に引き戻される。老いの進行は自然なことだけど、ばあちゃんがこの家で一緒に暮らせる限界が少しずつ近づいているのだろうか。


あんこう鍋と松葉蟹

2018-02-10 | 田舎暮らし


 車で鳥取県の境港に向かった。水揚げされたばかりの新鮮な魚介類の並ぶ境港水産物直売センターで今晩の鍋の材料を探して回る。美味しそうな鮟鱇(あんこう)を見つけた。今晩はあんこう鍋に決定。ついでに松葉蟹も買った。
 時間が少し早いけど直売センターの食堂で海鮮丼を注文してお昼を済ませる。



 午後2時頃、大山山麓のロッジに到着。まだ明るい時間だけど、炬燵の上でコンロに網を乗せて松葉蟹を焼き蟹にしてさっそく一杯始める。蟹の甲羅も十分に火が通ったので、味噌をつつきながら一杯。美味しい。ほどよく焼けた蟹の脚も香り高く、最高の美味!



 粉雪の舞う雪景色を見ながら呑む酒は五臓六腑に沁み渡り、ビール、白ワイン、日本酒、どれを飲んでも美味しい。困った。雪見酒を心ゆくまで愉しんだ。

 それほどにうまきかと人のとひたらば

    なんと答へむこの酒の味

               牧水



平昌冬季オリンピックと世界平和

2018-02-09 | 健康


 平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックが始まった。テレビはほとんど観ない人なのに、今晩はどういうわけか平昌冬季五輪の開会式を最初から最後まで観てしまった。花金なので膝にハナちゃんを置いて、一人酒を呑みながらテレビを観た。



 今日も山形の酒だ。最近、もっぱら山形県の地酒にはまっている。朝日川酒造の純米無濾過原酒が今宵のお供。旨い酒だった。山形の酒、最高!

 オリンピックは平和の祭典と言われる。開会式で肌の色や顔立ちの違う選手たちが一堂に会して、和かに笑顔がこぼれている姿を見ると、確かに平和の祭典と思えてくる。



 現実社会は国境を挟んでお互いがいがみ合う戦闘状態の国もあるけど、オリンピックの開会式の映像を見ながら、この期間だけは世界中の国々が争いとは無縁で、和かな笑顔が世界中に溢れていると思いたい。酒も旨い。幻想でもいいからオリンピック開催期間中、世界平和を夢見たい。
 今宵は気分にまかせて呑みすぎてしまったようだ。


恵まれた土地

2018-02-07 | 田舎暮らし


 今日も寒い一日だった。ニュースで北陸地方の記録的な大雪の様子が流れている。福井市で積雪が130cmを超えたのは、1981年の「五六豪雪」以来37年ぶりだとか。シベリアから数年に一度あるなしのレベルの寒気が1月下旬以降、断続的に流れ込んでいる影響なのだろう。
 僕が暮らす晴れの国岡山の、特に瀬戸内海に面した県南部は雪がちらつくことはたまにあっても積もることは滅多にない。県北に向けて車を少し走らせれば雪深い山々が現れてくるので、ウィンタースポーツに不自由することもない。恵まれた土地にただ感謝するばかりだ。



 朝、出勤時に車載温度計はマイナス4度を指していた。寒かったけど雪がないので道路はいつものように正常に車が流れていた。雪国の過酷な状況と比べてどれだけ恵まれていることか。寒いなんて愚痴をこぼすのは贅沢というものなのかもしれないなあ。



さからわず怒らず嘆かず、なりゆきに任せるしかないようで

2018-02-06 | 健康


 佐藤愛子さんの『九十歳。何がめでたい』(小学館)を読み終えた。小気味のいいエッセー集で、読後感も爽快だった。
 90歳過ぎて、これくらいずけずけと遠慮なく自分の考えを言って毎日暮らせるんだったら、歳を重ねて老いるのも悪くはないなあと思う。このヤケクソのような開き直り、怖いものがない気楽さに憧れてしまう。



 「長生きするということは、全く面倒くさいことだ」「かくなる上は、さからわず怒らず嘆かず、なりゆきに任せるしかないようで。」
 そうだ。文中にあったこの言葉。諦観、飄々とした自然体がいい。いただきだ。

 今朝はホッケのみりん干しを焼いて朝食にした。明朝も焼き魚にしようかなあ。


賑やかな食事のあと

2018-02-05 | 健康


 日曜日の夕方、息子ファミリーがやってきた。すき焼き鍋を囲んで賑やかな夕食だ。毎日、ばあちゃんはヘルパーさんにこしらえてもらった夕食を食べるので、僕は孤食。おまけに耳の遠いばあちゃんとは会話が成り立たないし、他に話相手もいないので、毎日、ハナちゃんと二人だけの静かな食事だ。だからたまにやってくる息子ファミリーと一緒に食事をするのはとても楽しい。ハナちゃんもテンションが上がり、はしゃぎまくる。
 息子と酒を酌み交わしながら呑む酒は旨い。お嫁さんが話してくれる孫の日々の様子に耳を傾ける。交わす会話は孫の話が中心だけど、あれこれと話題は尽きない。
 食事が終わり、息子ファミリーを見送った後は、またいつもの静けさが戻った。


新しい人生のはじめかた

2018-02-04 | 健康


 ハナを連れて岡山市内の操山を歩いた。護国神社の前に車を停めて山に入った。今日は風が強いけど、山道に入るとほとんど風を感じることもなく気持ちよく登る。



 今日もハナちゃんは枯葉の匂いを嗅いだり道草ばかり食って、なかなかテンポ良く歩いてくれない。でも野山を歩くのは大好きなので、ときどき僕をチラ見しながら楽しそうに歩いていた。



 家の掃除や片付けなどやらなくてはいけないことが山積みだけど、冬枯れの山道を歩き続けていると雑事をすっかり忘れさせてくれるからいいなあ。
 うっすら汗をかくくらいで車に戻り、ホームセンターでハナのおやつを買ってから家に帰った。





 Amazon Prime で何か面白い映画がないかなあと探したら、ダスティン・ホフマンとイギリス女優エマ・トンプソンの『新しい人生のはじめかた』(原題『Last Chance Harvey』)という映画を見つけた。2008年のアメリカ映画だ。
 ダスティン・ホフマン演じるさえない作曲家が妻と離婚して妻と娘は再婚した父親とロンドンで暮らしているが、娘の結婚式に招かれてニューヨークからロンドンに向かうところから話は始まる。偶然にもヒースロー空港で働く熟年女性と出会い、お互い心が衝突しつつ孤独な二人が惹かれ合って・・・。
 人間、いくつになっても希望を捨てないで夢を追いかける勇気がもらえるほのぼのとした映画だった。ダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンの円熟した渋い演技がよかったなあ。
 

福山を歩く

2018-02-03 | 山歩き


 ハナちゃんを連れて倉敷北部の福山を歩いた。安養寺の駐車場に車を停めて、友人とハナちゃんと3人で登り始めた。ハナちゃんは実生の若木の匂いが気になるみたいで道草を食ってなかなな先に進めなかった。
 山頂で友人が準備してくれたハーブティとケーキでくつろぐ。山の会の知人も登ってこられたので、しばらく談笑してから下山を始めた。ハナちゃんはどういうわけか、下りは道草を食わずにまっしぐらに歩いた。
 駐車場に戻り、次の目的地、倉敷市玉島のパンゴーノに車を走らせた。30分ほどで「空と花の丘 菜園カフェ ぱんご~の」に到着。



 パンゴーノが倉敷アフタヌーンティーのイベントに協賛されているので、アフタヌーンティーのメニューをお願いした。いつものランチメニューの豪華版といった感じで、どれも美味しかった。野菜スープが味わい深くて美味しかった。お腹いっぱい。ホットサンドイッチも美味しかったなあ。
 


 今日はよく歩いたので、ハナちゃんはお疲れモード。でもまた明日の日曜日もいっぱい歩こう。


幸福感

2018-02-02 | 健康


 花金は4人で呑んだ。酔が回るとともに自然と口も回り出し、普段は抑えてきた本音を発露しだすので僕は聞き手に徹する。聞き上手ではないけど、とことん聞いてあげる。



 話したかったこと、聞いて欲しかったことをただじっと聞いてあげるだけで、ただそれだけで話し手は気分が晴れるのかスッキリした表情に変わるから不思議だ。僕だって誰かに聞いて欲しいことをブチまけたい気持ちになることもあるけど、まだ自制して抑えることができる年齢に達したので今のままでも問題ないかなあ・・・。 



 人の幸せ、幸福感って何だろう。人は何のために生きているんだろう。酔が回ったボンクラ頭で考えている。


24時間100キロ歩行のエントリー

2018-02-01 | 健康


 ハナちゃんをシャワーした。鼻や目の周りを洗うときだけ少し嫌がるけど、シャワーを浴びること自体はまんざら嫌でもなさそうに見える。シャワーの後、洗濯機を回して今日一日が終わった。
 ついこの前、新年を迎えたと思ったら早2月だ。時が経つのが早い。
 5月初旬に開催される『晴れの国おかやま24時間100キロ歩行』の募集が今日から始まったので、さっそくネットからエントリー手続きを済ませた。大会まで3ヶ月。今年の目標は20時間を切る!
 一番の難関は睡魔との闘いに勝つことだ。寝溜めはできないものらしいけど、今年は前夜に十分すぎるくらい睡眠をとってからスタートラインに立とう。