長い闘いに備えて心と体のケアを

　スタバが今日から、緊急事態宣言の対象になった7都府県の約850店を臨時休業にしたようだ。営業再開の予定日を決めずに臨時休業を先行させた形だ。外資系の会社の決断はドライでスピーディだなあ。

　今週末に参加を予定していた倉敷北部全山縦走も、来週末の山の会の例会山行も、５月初旬にエントリーしていた岡山100km歩行も開催中止となり、楽しみがすべて消えてしまった。

　過度に萎縮して極端に外出を控えるのもどうなんだろう。密閉・密集・密接の三密に気を付けながら適度に体を動かしたいなあ。

　新緑の野山に出かけて心と体のケアをしないと新型コロナウィルスとの長い長い闘いの前にへなへなと挫けてしまいそうだ。

新型コロナウィルスとスポーツジム

　仕事帰りにスポーツジムに行くとエントランスに大きな張り紙があった。安倍総理の緊急事態宣言を受けて、指定された７都府県を行き来した会員は２週間来館を控えるようにとのお達し文だった。該当する会員はその間は休会扱いにするとのこと。

　いやはや、ひたひたと新型コロナウィルスが僕の生活圏にまで迫ってきている。

　幸い、予定されていた僕の東京出張は中止になったのでよかったけど、スポーツジムに今まで以上に緊張感を持って通わないといけない状況だ。

　桜の美しい爽快な季節なのに、今年はさっぱり高揚感が湧いてこない。若葉は何事もないかのように勢いよく伸びているのに・・・人間社会はウィルスに怯えて萎縮している。

　人類が滅びるのは原子爆弾を使う世界戦争が起きたときを想像していたけど、むしろ目に見えない新型コロナウィルスを遥かに凌ぐ攻撃性の強いウィルスや細菌が世界中に蔓延したときに人類が終末を迎えるのかもしれないなあ。

重い空気のお花見

　日曜日の夕方、後楽園のお花見を終えてバイクを停めていた場所まで戻る途中にタイやマレーシアなどの東洋系の顔立ちの人を多く見かけた。ゲームをしたり踊ったりと賑やかにはしゃいでお花見を楽しんでいた。大きな笑い声や話し声はアジア系の言葉ばかりで、律儀に自粛気分で静かに控えめにお花見をしていた日本人とは対照的。　

　重い空気のお花見を外人さんが打ち破ってくれたみたいで、少し気持ちが晴れて足取りも軽くなった。

　家に戻ると娘もドライブから帰ってきていた。バイクに乗ったせいか身体が少し冷えたので、温かい鍋料理が食べたくなった。今晩は鍋に決定。ビールとワインで週末を締めくくった。　

後楽園へお花見に

　不要不急の外出は控えるようにしていたけど、娘が友達とドライブに出かけたので、家の用事を済ませてから午後３時過ぎにハナちゃんを連れて後楽園に向かった。ショルダーバッグにハナちゃんを入れてバイクを走らせた。

　旭川の河川敷はお花見客もほんのわずか。不要不急の自粛を求める県知事のアナウンスは効果絶大だ。桜が満開の頃に、こんなに人の少ない河川敷の景色を初めて見た。

　後楽園の外周を取り巻く散歩道をハナちゃんとのんびり歩く。風が吹くたびに桜の花びらが舞い散る。人が少ないので、ハナちゃんは右に左にと道草し放題。なかなか前に進まない。

　岡山城の周辺もあちこち寄り道しながら散策し、気が付くと６時になってしまっていた。

　陽も沈みかかっている。一段と人影もまばらになった。そろそろおうちに帰ろうか。

　今年のお花見はこれでおしまいになりそうだなあ。

 

安全運転のために

　ハナちゃんは２ヶ月ぶりのトリミング。やっとボサボサ髪がすっきりした。

　娘がハナちゃんを車に乗せて出かけることが増えたので、運転中、車内の座席に置いてハナちゃんに入ってもらうケースを買った。これに入れておけば道交法上も、何より安全上も問題ないだろう。お巡りさんに注意されたり、違反切符を切られる前の備えでもあるけど。

　夕方、娘と家の近くの居酒屋に。

　店の大将と多胡本家酒造場の自己破産が取り下げられて事業継続されることになった話題で喜びあった。多胡本家酒造場は津山市にある創業300年の老舗で、この居酒屋でも多胡本家酒造場の五葉という酒が定番銘柄となっている。この酒は純米でもなければ吟醸でもなく、昔の区分で言えば二級酒だけど、呑み飽きない美酒だ。

　僕は何十年もこの五葉の燗酒に馴染んできたので、これからこの美味しい燗酒を飲めなくなるのかと思うと、多胡本家酒造場自己破産のニュースを知ったときはガックリしたものだ。

　その後、地元の支援を得て自己破産を取り下げ、事業継続が実現したニュースが流れた。もちろん僕自身、すごく喜んだ。店の大将も五葉を入手できなくなることに困っておられたらしく、加茂五葉に代わる他の酒を探してみたけどどれもしっくりしなかったとか。よかった、よかった。

　多胡本家酒造場さんと加茂五葉に乾杯だ。この美味しくて飲み飽きない酒をこれからも呑めると思うとテンションが上がり、この日もついつい呑み過ぎた。

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スポーツジムと３密

　金曜日の朝。今一つ気持ちは晴れやかになれない。

　新型コロナウィルスの感染情報に振り回された１週間だった。これから当分の間、増加する感染者数と場所の情報に一喜一憂することになるんだろうなあ。

　昨晩も仕事帰りにスポーツジムでランニングをして帰った。今盛んに言われている３密、感染を招きやすい密閉、密集、密接の三つの「密」を避ける３密の考え方からするとスポーツジムは好ましくない場所の典型のように言われがちだけど、実際は窓は開け放たれているので密閉ではなく、来館する会員が激減しているので密集も密接もない。昨晩もトレッドミルを左右一つ空けた状態でのびのびとランニングできた。

　もし緊急事態宣言が発令されるとほぼ強制的にスポーツジムは休館に追い込まれるはずなので、発令されないことを願っているし、欧米で見られたような急激に爆発的に感染者が増える状況にはならないことを信じている。多くの良識ある日本人を信じている。

スクランブルエッグ

　新年度のスタートを切った朝。いつものようにラジオ深夜便「明日へのことば」を聴き終えてから朝食の味噌汁の準備をして、朝食を終えた。

　何かの雑誌で鶏卵は週に５個までという記事を読んだので、これまで毎朝４個の鶏卵で二人分のスクランブルエッグを作る習慣を改めた。スクランブルエッグも色んな具材を混ぜるバリエーションが面白くて、毎朝楽しんで作っていたんだけどなあ。残念。

　今日はスクランブルエッグは作らず、納豆だけにした。　

　毎日が平凡に過ぎて行く。娘との二人暮らしも２年目に入った。

　娘の病気も僕の目には少なくとも悪化しているようには見えない。ただひたすら、病気が悪化しないことだけを祈るしかない。

　この平凡だけど静かな生活がいつまでも続けばいいなあ。