新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

丹沢大山

2011-01-09 | ハイキング・登山

今日はお正月元旦の竜ヶ岳からあまり経っていなかったので16日にハイキングに行きましょうと言っていたのだが、自分の都合も悪く、今日と思っていた方もいらっしゃったので、急遽大山に行くことにした。

天気予報によると、今日は寒気が緩み暖かいというし、運転なさる方のご都合が悪かったので、電車で出かけた。

昨年は始発のケーブルに合わせて出発したが、ケーブル待ちが寒かったので、出発時間を少し遅らせた。

伊勢原8時45分の神奈中バスに合わせて出発したが、臨時バスも出ていたので、並んで2台目で座って行った。

ケーブルもバスごとに乗る感じで、ほとんど並ぶ必要もなく、乗れたのだが、切符をもらったのに、お金をやり取りするのに、ふとどこかになくしてしまった。もしかしたら落としたのかもしれないのに下を見なくて、あちこちのポケットを探したが出てこない。友人たちが証言してくれたおかげで、余分に払わずに済んだけれど、まったくどうしようもない私だ。

階段を上って下社にでる。昨年と同じ輪をくぐるところがあって、真似してくぐったが、一回間違えてしまった。お参りをしてから登りだす。

昨年は間違えて裏参道から登ったので今年は表参道から登ろうと、破魔矢などを授与するところで聞いたら、お堂の横の階段を上ると言われる。この間間違った手前に階段があって、登山者が登って行っていた。私たちもお祓いの真似事をしてから、登り始める。

神社仏閣って、なんでこんなに階段が多いのかしら?踏み幅も狭くて、手すりは老朽化しているから気を付けるようにとある。それでも気をつけながらも手すりを触っていた。鉄製の手すりは冷たかった。

間もなく石段が続く山道となるが、かなりの登山者。野球チームの子供たちや学生に一団も登っていた。また家族連れも結構いて、小さな子供も頑張っていた。下の方から数えるのか既に4丁目の標識。淡々と登って行く。途中の杉林の中にウサギの耳の形のベンチがあった。

    

やっと景色が開けてきて、19丁目。もうすぐ山頂だったかしら、と子供連れにもう少しよと声をかけたのだが、山頂は28丁目だったので、うそをついたことになってしまった。20丁目あたりが富士見台で富士山の展望が見事。

      

展望が開けた尾根道をさらに登って、そろそろ青い鳥居かなと期待してもまだまだだったが、やっとそれが見えて、すぐ先に大きな鳥居があった。先に行った他のグループの女性が、鳥居をくぐったところから富士山が見えると、写真を撮っていたので、私も仲間を写したが、なかなか鳥居の先の富士山を入れて写すのが難しかった。

            

展望は相変わらず見事で、熱海方面の海が光り、伊豆半島が見える、江の島もくっきり見えて、さらにうっすら房総半島の方も見えた。

奥の院で手を合わせ、その横のテーブルを相席させていただく。いつものごとく、食料を並べ、ランチタイム。今年は日差しが温かく、日陰がちょっと寒かったが、すぐに日が差し始めて、暖かくなった。また焼き網をお持ちいただいたので、食料を温めながら頂くことができた。

珍しかったのは、山陰地方の赤貝(サルボウ貝)の煮つけ。山陰地方の冬の名物でお正月には欠かせないものらしい。これも網であぶって温めていただいたが美味しかった。貝殻付きでお持ちいただいたが、重かったことと思います。ごちそう様。

今日はこの間のお雑煮パックに入っていたフリーズドライのお餅を持ってきて、まったけのお吸い物とかみそ汁、カップラーメンに入れていただいた。私はそれにミニラーメンだけだったので、夕方にはすっかりお腹が空いてしまった。

1時間ほどゆっくり過ごし撤収。トイレが凍結で使えないとケーブルのホームページには出ていたが、今日は暖かくて、利用できた。手をあらう水道は凍結していて使えなかったけど。

トイレ側は雪も残っていたのは去年と同じだった。こちら側は関東平野が一望でき、スカイツリーは見えるかしらと探したが、よくわからなかった。千葉方面まで見えていたのだが。

      

それから日向薬師、見晴らし台方面に下山。これまた階段だらけの登山道。こんなに階段だらけだったかしらと、また思う。こちらに下りる人も結構いて、列を作って下りて行った。幸い凍結していて、ぬかるみになっていなかったので、スパッツをつけ忘れた私たちにはラッキーだった。靴は埃だらけで真っ白になった。

そうそう、のぼりで一緒になったカウベルとつけたワンちゃん、てっきり飼い主が前か後ろにいるものと思っていたのだが、頂上で食事中に飼い主らしい人は見当たらず、皆の食事のところに来ては食べ物をおねだり?していたようだった。私たちが下山していると、後ろからベルの音がするので、ずいぶん早歩きの人もいるものだと思っていたら、なんとそのワンちゃんが追い抜いて行ったのだ。何を合図に下山したのだろうか?どこに向かっているのかしら?

見晴らし台に来たが北側なので、日が当たらず寒い。小休止して、さて日向薬師に向かおうかと思ったが、去年も長い下りでうんざりしたことを思い出し、今年は二重の滝をみて下社への道をたどり、女坂をおりようということになった。

下社への道は緩やかで楽だったが、ところどころ荒れているところもあり、危険な場所もあった。2重の滝のあたりは工事が行われていたが、滝は細いがしっかり流れていた。

   

下社に下りついたが、飲み物が残り少なくなったので、朝見かけたご神水を頂きに行こうかなと思って話したら3人が行こうということになって、また階段を上って行った。疲れた身には結構応える。

お社の横にご神水入り口という狭いトンネル状の入り口があり入って行った奥に竜の口から出る湧水があって、皆が並んで汲んでいた。ボトルも売られていたが、私は空になった水筒に入れさせていただいた。家に帰り着いて考えたら一本親のために求めればよかったなと思った。それから回廊のようになったところを通り、最後はお燈明の台が置かれた通路をくぐると外に出られた。

   

それから、階段を下り、トイレのところで待っていた人と合流。私たちもトイレを使ったが、手入れの行き届いたきれいなトイレだったのに驚いた。一日に何回か清掃されている様子だった。

さて、ケーブル駅に寄らずに女坂と男坂と分かれるところに出たが、そばにいた人が男坂は大変ですよ、というので、素直に女坂をたどる。以前私は一人で下りたことがあって、踏み幅の狭い階段が続くのはわかっていたが、やっぱりなかなか大変だった。若い人たちも結構下りていて、中には駆け上ってくる人もいた。

大山寺にでて、今年は枯れた楓の葉がまだ落葉していないものも多くて、紅葉の時はさぞ見事だろうなと思う。それから、ミツマタもたくさん植えられていて、つぼみがついていた。ところどころ小学生の俳句か短歌だったかがたてられていて、道々のミツマタは子供たちが植えたものらしかった。花の時期に見事だろう。

大山寺からもまだ階段が多くて、少々膝に来てしまったが、やっとケーブル駅横に着いた。そのあたり、早咲きの桜らしいものが3本あって、小さなピンクの花をつけていた。

さて、バス乗り場までは土産物店の間の階段をさらに下りないとならない。行きがけはよい準備運動だったが、帰りはよい整理体操?

前の方に消防士さんたちの姿が見える。ボヤがあったような気配はない。お参りなさったのかしらと思ったりしていたら、今日は出初式だから、という声が聞こえた。ホースが延ばされていた。どうするのかしら?

しばらくして、土産物屋を覗いていたら、急にホースからの水が屋根にかかって、しぶきが店にもかかったりした。それからまた消防士さんたちがこちらの方に来て、放水の準備をしていたので、立ち止まって見ていたら、さらに先の方に向けて、出初の消火儀式をするらしい。打ち合わせが済んで、一人の方の火の用心につかう拍子木の音を合図に放水が行われた。またお店の一部にしぶきがかかったところがあったみたいだったけど。

さっきどこかのブログを見てみたら、朝神社でも放水の儀式が行われたらしいが、水が凍結していてあまり出なかったとか。私たちは珍しい儀式を見ことができた訳だ。

その後ミカンやレモンを買って、鶴巻温泉にでて、弘法の里湯に入り、そばなどを食べて帰宅した。明日は足が痛くなりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする